公的医療保険制度っていつのどれ?○○保険を整理!

医療保険、社会保険、生命保険の違いがわからなかったものの記事です。

公的医療保険制度とは

公的医療保険とは、私たちやその家族が、病気やケガをしたときに医療費の一部を公的な機関が負担するものです。

生まれたときから強制的に加入しており、病院に行ったときの会計は公的機関負担分を差引かれます。

一般的な医療保険は、民間の保険をいいます。また、生命保険は民間保険にしかありません。

公的医療保険の財源は?お金はどこからくるの?

  • 被保険者負担の保険料
  • 事業主 負担の保険料
  • 政府  負担の国庫
  • 地方  負担
  • 患者  負担の医療費 

社会保障費用統計はこちら

公的医療保険の給付は?どんな時に給付されるの?

  • けが(支給期限あり)
    • 療養の給付(現物給付):年齢を基準に区分されています。高齢者は所得に応じた区分もあります。通院したときの治療がこれに当たります。
    • 傷病手当(現金給付)
  • 出産(現金給付)
    • 出産育児一時金:約42万円
    • 出産手当:給料2/3

傷病手当は、失業したときの傷病給付とは別物です。

公的医療保険の種類

  • 国民健康保険
  • 健康保険
  • 後期高齢者医療制度

国民健康保険制度

誰が加入するの?(被保険者)

自営業者,農林水産業,無職の者など。

誰が取り扱うの?(保険者)

市町村、都道府県、国民健康保険組合

事例

昨年、大学勤務を退職。

フリーランスになるため、市役所にて国民健康保険の加入手続きをしました。

今まで大学が払っていた保険料分が自己負担になるので、支払いは倍に増えました。

先日、風邪で受診しましたが、変わらず支払金額は3割負担でした。

健康保険制度

誰が加入するの?(被保険者)

適用事業所の被用者

誰が取り扱うの?(保険者)

  • 中小企業:全国健康保険協会
  • 大 企業:健康保険組合
  • 公務員 :共済    組合

事例

大学卒業後、アパレル会社に就職。

保険料は給料天引きです。

先日、風邪で受診しましたが、支払金額は3割負担でした。

国家公務員として就職。

保険料は給料天引きです。

支払い金額は3割負担です。

後期高齢者医療制度

高齢者に対するものが独立したものです。

公的医療保険制度

過去問

保育士試験 令和2年(2020年)後期 社会福祉 問66

次の文のうち、公的医療保険制度に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A 健康保険制度の保険者は、全国健康保険協会及び健康保険組合である。

× B 健康保険制度において、療養の給付を受けた際の負担金は、年齢区分による差はなく、一律3割である。

  • 「健康保険法」第七十四条によると、一部負担金の割合は年齢を基準に区分されています。高齢者は所得に応じた区分もあります。

× C 国民健康保険制度の保険者は、国及び健康保険組合である。

  • 国民健康保険の保険者は、「国民健康保険法」第三条によると、都道府県、市町村と、国民健康保険組合です。

× D 国民健康保険制度において、療養の給付を受けた際の負担金は、年齢区分による差はなく、一律3割である。

  • 国民健康保険法第四十二条によると、一部負担金の割合は、年齢を基準に区分されています。高齢者は所得に応じた区分もあります。

保育士試験 平成27年(2015年) 社会福祉 問69

次の文は、医療保険制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A 出産育児一時金は、国民健康保険においても支給される。

× B 公務員は、国民健康保険に加入する。

  • Bは、公務員は共済組合に入るため×です。

× C 健康保険の保険者は、市町村である。

  • 健康保険の保険者は市町村ではなく、全国健康保険協会と健康保険組合の2種類です。このため×です。

× D 傷病手当金は、療養が終了するまで支給期間の定めなく支給される。

  • 傷病手当の支給される期間は、支給開始した日から最長1年6ヵ月です。このため「支給期間に定めなく支給される」にはあてはまらないので×です。

保育士試験 平成25年(2013年) 社会福祉 問72

次の文は、社会保障制度の利用に関する【事例】である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【事例】
企業に勤めるサラリーマンのⅠさん(55歳)は、2年前に自宅で脳出血を発症し入院した。入院中の生活費については( A 健康保健)から傷病手当金を受給していた。その後、症状が固定して退院したものの右半身に麻痺が残ったため会社を退職した。そこで( B 国民健康保険 )に加入し、障害基礎年金と( C 障害厚生年金 )を受給して自宅で生活している。

1.A健康保健  B雇用保険    C休業補償給付

2.A介護保険  B国民健康保険  C障害厚生年金

3.A健康保健  B国民健康保険  C障害厚生年金

4.A介護保険  B雇用保険    C休業補償給付

5.A介護保険  B国民健康保険  C休業補償給付

正解は 3

児童の定義、年齢制限の覚え方!全科目に応用しよう!

年齢の問題を探したら、たくさんでてきましたので、科目にとらわれずマスターしましょう。

給付金がもらえるかという視点でみてもよいですね。

まずは覚えよう!

児童福祉法、母子保険法等における定義は以下のとおりです。

  • 新生児:出生後28日を経過しない乳児
  • 乳児:1歳未満の者 (新生児もここに含む)
  • 幼児:1歳から小学校就学の始期
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ここだけおさえれば問題は解ける!

18歳の場合で分ける

18歳になっても子供扱いされる法を覚えれば、年齢制限の問題は解けます!

参考:18歳が大人に区分にされてしまう法

過去問

保育士試験 令和5年(2023年)後期 社会福祉 問6

問8 次のうち、社会保険に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A 国民年金は、原則として日本国内に住所を有する18歳以上65歳未満の者が被保険者となる年金制度である。

  • 20歳以上

B 雇用保険は、雇用に関する総合的機能を有する保険制度であり、失業等給付、育児休業給付、雇用保険二事業(雇用安定事業及び能力開発事業)から成り立っている。

C 国民健康保険及び健康保険には、保険給付として、高額療養費制度がある。

D 介護保険の被保険者は、第一号被保険者と第二号被保険者と第三号被保険者の3つに大別されている。

(組み合わせ)A B C D1 ○ ○ ○ ×2 ○ × ○ ×3 ○ × × ○4 × ○ ○ ×5 × ○ × ○

保育士試験 令和3年(2021年)前期 社会的養護 問6

次のうち、「児童福祉法」に記載されている事項として、不適切なものを一つ選びなさい。

○ 4 「新生児」の定義

保育士試験 令和3年(2021年)前期 社会的養護 問34

次の文のうち、「民法」における特別養子縁組に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。 

○ 2.養子となる者の上限年齢は、特別養子縁組の成立の審判の申立て時に、原則として15歳未満であるとされている。 

保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問100

次のA~Dのうち、子どもということばに関する説明を示したものとして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A 「母子保健法」による新生児とは、出生後30日を経過しない乳児をいう。

  • 「母子保健法」第六条 五 によると、「新生児」とは、出生後二十八日を経過しない乳児をいいます。

○ B 「母子保健法」による乳児とは、1歳に満たない者をいう。

○ C 「母子保健法」による幼児とは、満1歳から小学校就学前までをいう。

○ D 「児童福祉法」による児童とは、満18歳に満たない者をいう。

保育士試験 平成30年(2018年)後期 子どもの保健 問102

次の文は、子どもの成長発達と母子保健についての記述である。不適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

× A  生後30日未満の子どもを新生児という。

  • 新生児は、「出生後28日を経過しない乳児」と母子保健法第6条で定義されています。

保育士試験 平成30年(2018年)前期 社会福祉 問66

次の文は、公的年金保険制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× B  国民年金制度の被保険者は、18歳以上65歳未満の者である。

  • 前問の解説のとおり、20歳以上60歳未満を被保険者としています。

保育士試験 平成30年(2018年)後期 社会的養護 問35

次の文のうち、「児童福祉法」で定める「児童自立生活援助事業(自立援助ホーム)」に関する記述として、下線部分が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× B  本事業の対象は、義務教育を終了した児童かつ満18歳に満たない児童であって、措置解除者等である。

  • 「児童自立生活援助事業(自立援助ホーム)」の対象者は、義務教育を終了した児童かつ満18歳に満たない児童ではなく義務教育終了後から20歳に満たない者となっています。

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 保育原理 問12

次の文は、「児童福祉法」に関する記述である。A ~ Cにあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

「児童福祉法」第4条では、児童とは満[ A 18歳 ]に満たない者をいい、そのうち、乳児は満[ B 1歳 ]に満たない者として分けられている。

平成27年に制度化された「子ども・子育て支援新制度」の実施に伴い、「児童福祉法」第7条において、[ C 幼保連携型認定こども園 ]が児童福祉施設の一つに加えられた。

1.A:18歳  B:1歳  C:幼保連携型認定こども園 

2.A:18歳  B:2歳  C:幼保連携型認定こども園 

3.A:20歳  B:1歳  C:児童発達支援センター 

4.A:20歳  B:2歳  C:児童発達支援センター 

5.A:20歳  B:1歳  C:幼保連携型認定こども園

正解は 1

保育士試験 平成28年(2016年)後期 子どもの保健 問104

次の文は、「児童福祉法」における児童に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  児童とは、満18歳に満たない者をいう。
× B  乳児とは、満18か月に満たない者をいう。
× C  乳幼児とはおおむね3歳までをいう。
○ D  幼児とは、満1歳から、小学校就学の始期に達するまでの者をいう。
× E  少年とは、小学校就学の始期から、中学校卒業までの者をいう。 

保育士試験 平成26年(2014年) 児童家庭福祉 問45

次の文は、「児童福祉法」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

第4条
この法律で、児童とは、満18歳に満たない者をいい、児童を左のように分ける。

一  乳 児  ( A 満1歳 )に満たない者
二  幼 児  ( A 満1歳 )から、( B 小学校就学の始期 )に達するまでの者
三 ( C 少年 )  ( B 小学校就学の始期 )から、満18歳に達するまでの者 

1.( A )満3歳  ( B )小学校就学の始期   ( C )少年 

2.( A )満1歳  ( B )   満7歳           ( C )学童 

3.( A )満1歳  ( B )小学校就学の始期   ( C )少年 

4.( A )満3歳  ( B )小学校就学の始期   ( C )学童 

5.( A )満1歳  ( B )   満7歳           ( C )生徒

正解は 3

保育士試験 平成25年(2013年) 児童家庭福祉 問45

次の文は、児童家庭福祉と保育の関係についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A 「児童福祉法」における「児童」の定義の年齢と、「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」における「子ども」の定義の年齢は同じである。

  • 「児童福祉法」における児童は「満18歳に満たない者」です。一方、「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」における子どもの定義は「小学校就学の始期に達するまでの者」です。

保育士試験 平成24年(2012年) 社会福祉 問5

次の文は、各法の年齢の定義に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。 

× 1.母子保健法では、「乳児」とは3歳未満の者としている。 

  • 母子保健法における乳児は、1歳に満たない者とされています。

× 2.児童福祉法では、「児童」とは17歳未満の者としている。 

  • 児童福祉法における児童は、18歳未満の者とされています。

× 3.少年法では、「少年」とは18歳未満の者としている。 

  • 少年法では、少年は20歳未満の者とされています。

○ 4.母子及び寡婦福祉法では、「児童」とは20歳未満の者としている。 

× 5.児童扶養手当法では、「児童」とは22歳未満で扶養されている者としている。

  • 児童扶養手当法では、児童は18歳になってから最初の3月31日を迎えるまでとされています。

保育士試験 平成24年(2012年) 小児保健 問63

次の文は、子どもの年月齢による区分についての記述である。誤ったものを一つ選びなさい。

○ 1.新生児とは、出生後28日未満をいう。

○ 2.乳児とは、出生後1年未満(新生児期を含む)をいう。

○ 3.幼児とは、出生後1年以上小学校就学前をいう。

○ 4.学童とは、主として小学生をいう。

× 5.思春期とは、12歳以上16歳未満をいう。

  • 年齢区分はありません。

児童手当は1つじゃないの?4手当は事例で覚える!自分がもらえるとしたら?

名前と対象年齢がややこしいですよね。そんなときは事例て覚えましょう!

今まで手当はなかったの?

  • 児童   扶養手当
  • 障害児福祉  手当
  • 特別児童 扶養手当
  • 児童     手当

手当の制度ができた順に、児童扶養→障害児福祉・特別児童扶養→児童です。

これは、ひとり親→障害児→児童と覚えましょう。

児童福祉の歴史の記事はこちら
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児童扶養手当とは

児童扶養手当法」に、より、ひとり親家庭の児童が満18歳に達する日以後の最初の年度末までの場合支給されます。

高校卒業までと覚えましょう。

児童の定義の覚え方の記事はこちら

ひとりっ子の場合、法定額(80,000円/2ヶ月程)もらえます。

所得制限があります。

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障害児福祉手当とは

『特別児童扶養手当等の支給に関する法律』

身体や精神に “重度の” 障害を持つ児童に対して支給されます。

毎月一律15,000円程が支給されます。

20歳未満に支給され、それ以降は成人の手当対象となります。

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特別児童扶養手当とは

「特別児童扶養手当等の支給に関する法律」

身体や精神に障害を持つ児童に対して支給されます。

1級で毎月51,000円、2級で毎月34,000円という高額で、障害児手当のメインになるものです。

20歳未満に支給され、それ以降は成人の手当対象となります。

所得制限があります。

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児童手当とは

児童手当法・子ども子育て支援法)

「子ども子育て支援法」の「子ども子育て支援給付」として15歳になってはじめの3月31日を迎える日までの児童に支給されます。

中学卒業までと覚えて下さい。

高校生はもらえません。

児童福祉法には都道府県の役割がありますが、子ども・子育て支援法はほとんど市町村が担当しており、児童手当の認定を行うのは市町村長です。

児童手当法ができた1970年当初は第三子以降に対して支給される子だくさん家族への貧困対策でした。

今では毎月以下のように第一子から支給されるようになっています。

イメージを沸かせるために記載したもので、覚える必要はありません。

  •  0~ 3歳 1.5万円
  •  3~12歳 1  万円
  • 12~15歳 1  万円

所得制限があります。

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事例

事例を元に、自分の子供時代などを想像してみて覚えていきましょう。

14歳・健常児・ひとり親・所得多

児童扶養手当は所得制限により手当はでません。

児童手当は所得制限により手当はでません。

15歳高校生・健常児・両親健在・所得少

児童手当は高校生なので手当はでません。

この家庭は昨年まではもらえてたでしょう。

18歳高校生・障害児・ひとり親・所得少

児童扶養手当は毎月約4万円支給されます。

特別障害児手当は毎月約3万円支給されます。

児童手当は18歳なので支給されません。

20歳・重度障害者・両親健在・所得少

障害児福祉手当は20歳なので支給されません。

特別障害児手当は20歳なので支給されません。

児童手当は20歳なので支給されません。

児童手当

過去問

保育士試験 令和5年(2023年)後期 子ども家庭福祉 問18

次のうち、児童扶養手当制度に関する記述として、不適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

⚪︎ A 児童扶養手当の目的は、父または母と生計を同じくしていない児童が育成される家庭の生活の安定と自立の促進に寄与するため、当該児童について児童扶養手当を支給し、児童の福祉の増進を図ることである。

⚪︎ B 各年度の福祉行政報告例(厚生労働省)を見ると、児童扶養手当受給者総数は2012(平成24)年度末を境に減少に転じている。

⚪︎ C 「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告(令和3年11月1日現在)」(2022(令和4)年 厚生労働省)によると、児童扶養手当の受給状況は、母子世帯の母では「受給している」が46.5%、父子世帯の父では69.3%となっている。

⚪︎ D 児童扶養手当は、2か月分ずつ年6回支払われる。

× E 児童手当を受給している場合、児童扶養手当を受給することはできない。

(組み合わせ)5 C E

保育士試験 令和5年(2023年)前期 社会福祉 問9

次のうち、「児童扶養手当法」に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とし た場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A 支給を受けた父または母は、自ら進んでその自立を図り、家庭の生活の安定と向上に努めなければならない。

× B 児童の住所が日本国外である場合も支給対象となる。

○ C 児童扶養手当の手当額は、法律で定められている。

× D 児童扶養手当は、その受給者の所得に関係なく支給される。

(組み合わせ)
A B C D
2 ○ × ○ ×

保育士試験 令和4年(2022年)前期 社会福祉 問5

次のうち、子ども家庭支援の目的に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×と した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× C 家庭支援、子育て支援とは、地域の子育て拠点や相談支援体制の整備のことであり、出産を含む
医療保険制度や、各種手当制度などは含まれない。

  • 児童手当などが含まれます。

保育士試験 令和4年(2022年)前期 社会福祉 問2

次の【I群】の児童福祉に関する法律名と、【II群】のその規定内容を結びつけた場合の正し い組み合わせを一つ選びなさい。

【I群】
A 児童手当法
C 児童扶養手当法

【II群】
イ ひとり親家庭の家庭生活の安定のために支給される手当について規定している。

  • 児童扶養手当法

エ 家庭生活の安定および子どもの健全育成のために支給される手当について規定している。

  • 児童手当法

保育士試験 令和元年(2019年)後期 社会福祉 問67

次の文は、社会手当に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  特別児童扶養手当の支給には、前年の所得が法定の額を超えないことが要件として含まれる。

○ B  障害児福祉手当は、重度障害児が対象である。

○ C  児童扶養手当の手当額は、法律で定められている。

× D  児童手当は、18歳以下の児童が対象である。

  • 児童手当は、中学校卒業までの児童を養育する家庭に支給されます。児童の年齢と子の人数によって支給額は変わります。

保育士試験 平成30年(2018年)後期 児童家庭福祉 問47

次のうち、「子ども・子育て支援法」に基づく、施設型給付費、及び地域型保育給付費の対象として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× B  児童手当

  • 児童手当は、家庭生活の安定と健全育成及び資質の向上を目的とし、養育者に現金給付されるものです。施設給付費や地域型保育給付費の対象ではありません。

保育士試験 平成29年(2017年)前期 児童家庭福祉 問46

次の制度のうち、「児童福祉法」に規定されているものを○、規定されていないものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× B  児童扶養手当

  • 児童扶養手当は「児童扶養手当法」に規定されているもののため、誤りです。

× D  児童手当

  • 児童手当は「児童手当法」に規定されているもののため、誤りです。

保育士試験 平成28年(2016年)前期 児童家庭福祉 問45

次の【Ⅰ群】の児童に関する手当と【Ⅱ群】の支給要件および【Ⅲ群】の法律を結びつけた場合の誤った組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
ア 児童扶養手当
イ 特別児童扶養手当
ウ 障害児福祉手当

【Ⅱ群】
エ 父母が婚姻を解消した児童を監護し、生計を同じくする父
オ 父が政令で定める程度の障害の状態にある児童を監護する母
カ 精神又は身体に重度の障害を有する児童
キ 精神又は身体に障害を有する児童

【Ⅲ群】
ク 児童扶養手当法
ケ 特別児童扶養手当等の支給に関する法律

○ 1.【Ⅰ群】ア 【Ⅱ群】エ 【Ⅲ群】ク

○ 2.【Ⅰ群】ア 【Ⅱ群】オ 【Ⅲ群】ク

○ 3.【Ⅰ群】イ 【Ⅱ群】キ 【Ⅲ群】ケ

○ 4.【Ⅰ群】ウ 【Ⅱ群】カ 【Ⅲ群】ケ

× 5.【Ⅰ群】ウ 【Ⅱ群】キ 【Ⅲ群】ク

正解は 5

保育士試験 平成28年(2016年)後期 児童家庭福祉 問58

次の文は、子どもや子育て支援のための計画に関する記述である。正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ E  「子ども・子育て支援法」に基づく子ども・子育て支援給付は、子どものための現金給付及び子どものための教育・保育給付から構成され、子どものための現金給付としては児童手当の支給、教育・保育給付としては施設型給付、地域型保育給付が位置づけられる。

保育士試験 平成25年(2013年) 児童家庭福祉 問46

次の文は、わが国の児童福祉の法体系についての記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

日本の児童福祉制度は、( A 日本国憲法 )に基づき、各種法律、政令、省令、通知などが整備されることによって総合的・体系的に推進されている。児童福祉に関する法律は、「児童福祉法」(昭和22年制定)、( B 児童扶養手当法 )(昭和36年制定)、「特別児童扶養手当等の支給に関する法律」(昭和39年制定)、「母子及び寡婦福祉法」(昭和39年制定)、( C 母子保健法 )(昭和40年制定)、「児童手当法」(昭和46年制定)、その他、社会福祉、教育、労働、社会保険、司法、医療・公衆衛生等の極めて多岐にわたる分野の関連法を挙げることができる。

1.A「児童の権利に関する条約」  B「母子保健法」    C「児童虐待の防止等に関する法律」

2.A「児童の権利に関する条約」  B「児童扶養手当法」  C「母子保健法」

3.A「日本国憲法」        B「母子保健法」    C「児童虐待の防止等に関する法律」

4.A「日本国憲法」        B「児童扶養手当法」  C「母子保健法」

5.A「児童憲章」         B「児童扶養手当法」  C「母子保健法」

児童手当など4手当は事例で覚える!自分がもらえるとしたら?

名前と対象年齢がややこしいですよね。そんなときは事例て覚えましょう!

  • 児童     手当
  • 児童   扶養手当
  • 特別児童 扶養手当
  • 障害児福祉  手当

手当の制度ができた順に、児童扶養→特別児童扶養・障害児福祉→児童です。

これは、ひとり親→障害児→児童と覚えましょう。

児童手当(児童手当法・子ども子育て支援法)

「子ども子育て支援法」の「子ども子育て支援給付」として15歳になってはじめの3月31日を迎える日までの児童に支給されます。

中学卒業までと覚えて下さい。高校生はもらえません。

児童福祉法には都道府県の役割がありますが、子ども・子育て支援法はほとんど市町村が担当しており、児童手当の認定を行うのは市町村長です。

児童手当法ができた1970年当初は第三子以降に対して支給される子だくさん家族への貧困対策でした。

今では毎月以下のように第一子から支給されるようになっています。

イメージを沸かせるために記載したもので、覚える必要はありません。

  •  0~ 3歳 1.5万円
  •  3~12歳 1  万円
  • 12~15歳 1  万円

所得制限があります。

児童扶養手当「児童扶養手当法

ひとり親家庭の児童が満18歳に達する日以後の最初の年度末までの場合支給されます。

高校卒業までと覚えましょう。

また、ひとり親とは、実質ひとりで家庭を切り盛りしている親のことをいい、以下も含まれます。

  • 父親がDV等、1年以上拘束されている場合
  • 母親が婚姻によらないで懐胎した場合
  • どちらかの親に障害がある場合

ひとりっ子の場合、法定額(毎月40,000円程)もらえます。

所得制限があります。

特別児童扶養手当「特別児童扶養手当等の支給に関する法律」

身体や精神に 障害を持つ児童に対して支給されます。

1級で毎月51,000円、2級で毎月34,000円という高額で、障害児手当のメインになるものです。

20歳未満に支給され、それ以降は成人の手当対象となります。

所得制限があります。

障害児福祉手当『特別児童扶養手当等の支給に関する法律』

身体や精神に “重度の” 障害を持つ児童に対して支給されます。

毎月一律15,000円程が支給されます。

20歳未満に支給され、それ以降は成人の手当対象となります。

事例(14歳・健常児・ひとり親・所得多)

児童手当は所得制限により手当はでません。

児童扶養手当は所得制限により手当はでません。

事例(15歳高校生・健常児・両親健在・所得少)

児童手当は高校生なので手当はでません。

この家庭は昨年まではもらえてたでしょう。

事例(18歳高校生・障害児・ひとり親・所得少)

児童手当は18歳なので支給されません。

児童扶養手当は毎月約4万円支給されます。

特別障害児手当は毎月約3万円支給されます。

事例(20歳・重度障害者・両親健在・所得少)

児童手当は20歳なので支給されません。

特別障害児手当は20歳なので支給されません。

障害児福祉手当は20歳なので支給されません。

児童手当

過去問

保育士試験 令和4年(2022年)前期 社会福祉 問2

次の【I群】の児童福祉に関する法律名と、【II群】のその規定内容を結びつけた場合の正し い組み合わせを一つ選びなさい。

【I群】
A 児童手当法
C 児童扶養手当法

【II群】
イ ひとり親家庭の家庭生活の安定のために支給される手当について規定している。

  • 児童扶養手当法

エ 家庭生活の安定および子どもの健全育成のために支給される手当について規定している。

  • 児童手当法

保育士試験 令和元年(2019年)後期 社会福祉 問67

次の文は、社会手当に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  特別児童扶養手当の支給には、前年の所得が法定の額を超えないことが要件として含まれる。

○ B  障害児福祉手当は、重度障害児が対象である。

○ C  児童扶養手当の手当額は、法律で定められている。

× D  児童手当は、18歳以下の児童が対象である。

  • 児童手当は、中学校卒業までの児童を養育する家庭に支給されます。児童の年齢と子の人数によって支給額は変わります。

保育士試験 平成30年(2018年)後期 児童家庭福祉 問47

次のうち、「子ども・子育て支援法」に基づく、施設型給付費、及び地域型保育給付費の対象として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× B  児童手当

  • 児童手当は、家庭生活の安定と健全育成及び資質の向上を目的とし、養育者に現金給付されるものです。施設給付費や地域型保育給付費の対象ではありません。

保育士試験 平成29年(2017年)前期 児童家庭福祉 問46

次の制度のうち、「児童福祉法」に規定されているものを○、規定されていないものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× B  児童扶養手当

  • 児童扶養手当は「児童扶養手当法」に規定されているもののため、誤りです。

× D  児童手当

  • 児童手当は「児童手当法」に規定されているもののため、誤りです。

保育士試験 平成28年(2016年)前期 児童家庭福祉 問45

次の【Ⅰ群】の児童に関する手当と【Ⅱ群】の支給要件および【Ⅲ群】の法律を結びつけた場合の誤った組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
ア 児童扶養手当
イ 特別児童扶養手当
ウ 障害児福祉手当

【Ⅱ群】
エ 父母が婚姻を解消した児童を監護し、生計を同じくする父
オ 父が政令で定める程度の障害の状態にある児童を監護する母
カ 精神又は身体に重度の障害を有する児童
キ 精神又は身体に障害を有する児童

【Ⅲ群】
ク 児童扶養手当法
ケ 特別児童扶養手当等の支給に関する法律

○ 1.【Ⅰ群】ア 【Ⅱ群】エ 【Ⅲ群】ク

○ 2.【Ⅰ群】ア 【Ⅱ群】オ 【Ⅲ群】ク

○ 3.【Ⅰ群】イ 【Ⅱ群】キ 【Ⅲ群】ケ

○ 4.【Ⅰ群】ウ 【Ⅱ群】カ 【Ⅲ群】ケ

× 5.【Ⅰ群】ウ 【Ⅱ群】キ 【Ⅲ群】ク

正解は 5

保育士試験 平成28年(2016年)後期 児童家庭福祉 問58

次の文は、子どもや子育て支援のための計画に関する記述である。正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ E  「子ども・子育て支援法」に基づく子ども・子育て支援給付は、子どものための現金給付及び子どものための教育・保育給付から構成され、子どものための現金給付としては児童手当の支給、教育・保育給付としては施設型給付、地域型保育給付が位置づけられる。

保育士試験 平成25年(2013年) 児童家庭福祉 問46

次の文は、わが国の児童福祉の法体系についての記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

日本の児童福祉制度は、( A 日本国憲法 )に基づき、各種法律、政令、省令、通知などが整備されることによって総合的・体系的に推進されている。児童福祉に関する法律は、「児童福祉法」(昭和22年制定)、( B 児童扶養手当法 )(昭和36年制定)、「特別児童扶養手当等の支給に関する法律」(昭和39年制定)、「母子及び寡婦福祉法」(昭和39年制定)、( C 母子保健法 )(昭和40年制定)、「児童手当法」(昭和46年制定)、その他、社会福祉、教育、労働、社会保険、司法、医療・公衆衛生等の極めて多岐にわたる分野の関連法を挙げることができる。

1.A「児童の権利に関する条約」  B「母子保健法」    C「児童虐待の防止等に関する法律」

2.A「児童の権利に関する条約」  B「児童扶養手当法」  C「母子保健法」

3.A「日本国憲法」        B「母子保健法」    C「児童虐待の防止等に関する法律」

4.A「日本国憲法」        B「児童扶養手当法」  C「母子保健法」

5.A「児童憲章」         B「児童扶養手当法」  C「母子保健法」

生活困窮者自立支援法?すぐ忘れちゃう!事例で脳に焼き付けよう!

生活保護とは違うし、ひとり親と似てるし、馴染めないし曖昧で苦手でしたので、得意になれるよう事例化しました。

生活困窮自立支援法

生活困窮者自立支援法は、とにかく困っている人が生活保護に陥ることなく、最終的には経済的自立ができるようにと考えられてできた制度です。

<事業内容>

  • 自立相談支援事業
  • 住居確保給付金
  • 就労準備支援事業
  • 就労訓練事業
  • 子どもの学習支援事業
  • 一時生活支援事業
  • 自立生活支援事業
  • 家計相談支援事業
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自立相談支援事業

自立相談支援事業とは、利用者がいつでも相談できる窓口となり、まずはどんな人でも支援の入口に立てるようにしたものです。

困窮の種類やレベルによって、働く能力が乏しい人は就労準備支援事業につないだり、無駄使いが多くて経済的に困窮している人には家計相談支援事業を勧めたり、事業の利用についてのコーディネートを行います。

注:自立生活支援事業、利用者支援事業と名前が似ています。

(事例)

80代母親はある事業を契約していた社会福祉協議会に約10年間来所し続けていました。

社会福祉協議会の担当者は、母親から娘のEさんが長期間ひきこもりであることを聞き、自立相談支援事業につなぎました。

支援は、まず、母親にアプローチし、生活歴の理解を深めていきました。

母親からの聞き取りによると、娘のEさんは学生時代に統合失調症を発病してからひきこもり状態で、母親は娘への支援を拒んでいるとのことです。

不登校ぎみであった学生時代に母親から登校を強要され、娘が家に帰って来ないよう鍵をかけていたそうです。

また、支援員が自宅訪問をしたところ、部屋の中がゴミで山積みになっているのが見えました。

地域住民に聞き込みすると、ゴミの異臭問題で困っているとのことでした。

さらに母親は以前から近所にお金を借りてまわっていたそうです。

支援は、今後の娘の生活を考えていかなければならない状況を母親に気付いてもらうことから始まりました。

また母親の身体機能・判断力低下に伴い生活が徐々に成り立たなくなくなっているため、配食サービスや福祉委員による見回り等、 地域の住民が親子を見守り支えていける仕組みを作って行きました。

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生活困窮世帯の子どもの学習・生活支援事業

子どもの学習支援をはじめ、日常的な生活習慣、仲間と出会い活動ができる居場所づくり、進学に関する支援、高校進学者の中退防止に関する支援等、子どもと保護者の双方に必要な支援を行います。

生活困窮世帯の子どもの学習・生活支援事業

(事例)

小学生Nは、経済的な事情で塾にもいけません。

学校の勉強でつまづいて、勉強についていけず、だんだんと学校から遠ざかってしまいました。

子どもの学習・生活支援グループは、月に2回、小学生と中学生に学習を支援する活動を行っており、Nは参加することになりました。

講師は、大学生、元教員など経験豊富な地域の方々で、ひとりひとりに合った講師が選ばれます。

生活で困ったときには、大学生ボランティアが相談にのり、家族や学校の先生とは異なる世代の大人との交流の場にもなっています。

Nは勉強ができるようになり、毎日が楽しくなって学校にも行けるようになりました。

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一時生活支援事業

厚生労働省 居住に課題を抱える人(住宅確保要配慮者) に対する居住支援について

一時生活支援事業とは、2週間宿所場所を提供することです。

また、この宿所場所は、生活保護法上の宿所と同じ場所で共用することもあります。

宿泊期間が違います。

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自立生活支援事業

自立生活支援事業は、支援員が相談を受け、どのような支援が必要かを相談者と一緒に考え、具体的な支援プランを作成し、寄り添いながら自立に向けた支援を行います。

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家計相談支援事業

家計状況の「見える化」と根本的な課題を把握し、相談者が自ら家計を管理できるように、状況に応じた支援計画の作成、相談支援、関係機関へのつなぎ、必要に応じて貸付のあっせん等を行い、早期の生活再生を支援します。

社会福祉の目次

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過去問

保育士試験 令和6年(2024年)前期 社会福祉 問5

︎ A 社会福祉法人は、社会福祉事業を行うことを目的とする法人として、長年、福祉サービスの供給確保の中心的な役割を果たしてきた。

⚪︎ B 生活困窮者自立支援制度は、福祉事務所を設置する地方自治体において、複雑かつ多様な課題を背景とする生活困窮者に対し、各種支援等を実施するほか、地域のネットワークを構築し、生活困窮者の早期発見や包括的な支援につなげている。

× C 介護保険制度が定着し、サービス利用者の増加に伴い、介護費用が増大し、介護保険制度開始当時2000(平成12)年度の介護費用が、2020(令和2)年度には約6倍となった。

⚪︎ D 成年後見制度は、認知症、知的障害その他の精神上の障害があることにより、財産の管理または日常生活等に支障がある者を支える重要な手段である。


(組み合わせ)
A B C D
2 ○ ○ × ○

保育士試験 平成29年(2017年)前期 社会福祉 問74

次の文は、「生活困窮者自立支援法」に基づく事業に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  一定の住居を持たない生活困窮者に対し宿所場所を供与する。

  • 生活困窮者自立支援制度における「一時生活支援事業」にあたるもので、正しい記述です。

○ B  生活困窮者に対する支援の種類、内容などを記載した計画を作成する。

  • 生活困窮者自立支援制度における「自立相談支援事業」にあたるもので、正しい記述です。

○ C  生活困窮者の家計に関する相談に応じ、情報提供、助言、指導などを行う。

  • 生活困窮者自立支援制度における「家計相談支援事業」にあたるもので、正しい記述です。

○ D  生活困窮者である子どもに対し学習の援助を行う。

  • 生活困窮者自立支援制度における「生活困窮世帯の子どもの学習支援」にあたるもので、正しい記述です。

保育士試験 平成30年(2018年)前期 社会福祉 問64

次の文は、子どもの貧困問題への対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  「生活困窮者自立支援法」は、生活困窮世帯の子どもやその保護者に対して包括的な支援を行う自立相談支援事業を規定している。

○ B  「生活困窮者自立支援法」は、生活困窮者である子どもに対する学習支援事業を都道府県等の任意事業としている。

× C  「生活困窮者自立支援法」は、経済的に厳しい状況におかれたひとり親家庭等に対して一時的に家事援助、保育等のサービスが必要になった際に、家庭生活支援員を派遣するなどの日常生活支援事業を規定している。

  • 生活困窮者自立支援法では問題文A・Bの内容については書かれていますが、Cのような日常生活支援事業については規定されていません。

生活困窮者自立支援法の事例!苦手を得意にしよう!

生活保護とは違うし、ひとり親と似てるし、馴染めないし曖昧で苦手でしたので、得意になれるよう事例化しました。

生活困窮自立支援法

生活困窮者自立支援法は、とにかく困っている人が生活保護に陥ることなく、最終的には経済的自立ができるようにと考えられてできた制度です。

<事業内容>

  • 自立相談支援事業
  • 住居確保給付金
  • 就労準備支援事業
  • 就労訓練事業
  • 子どもの学習支援事業
  • 一時生活支援事業
  • 自立生活支援事業
  • 家計相談支援事業

自立相談支援事業

自立相談支援事業とは、相談できる窓口となり、まずはどんな人でも支援の入口に立てるようにしたものです。

困窮の種類やレベルによって、働く能力が乏しい人は就労準備支援事業につないだり、無駄使いが多くて経済的に困窮している人には家計相談支援事業を勧めたり、事業の利用についてのコーディネートを行います。

注:自立生活支援事業と名前が似ています。

自立相談支援事業 事例

80代母親は日常生活自立支援事業を契約していた社会福祉協議会の貸付相談に約10年間来所し続けていました。

社会福祉協議会の担当者は、母親から娘のEさんが長期間ひきこもりであることを聞き、自立相談支援事業につなぎました。

母親からの聞き取りによると、Eさんは学生時代に統合失調症を発病してからひきこもり状態でした。

精神障害者保健福祉手帳1級を取得しているとのことでしたが、医療機関の受診状況は分かりません

また、以前から保健師が自宅訪問を続けていましたが、本人は他者との接触をさけているとのことで全く会えない状態が続いていました。

ある日、保健師が自宅訪問をしたところ、部屋の中がゴミで山積みになっているのが見えました。

さらに母親からの聞き取りによると、Eさんは不登校ぎみであった学生時代に母親から登校を強要され、娘が家に帰って来ないよう鍵をかけていました。

それから少しずつEさんの行動が変調し、統合失調症と診断された後はずっと自宅にひきこもっていました。

母親は、娘がこうなってしまったのは自分のせいだと言っています。

地域住民に聞き込みしたところ、金銭トラブルや異臭問題があり、つながりは希薄です。

さらに、母親は以前から近所にお金を借りてまわっているようで、親子に対するイメージはあまりよくありません。

支援員の見立てによると、母親の身体機能・判断力低下に伴い生活が徐々に成り立たなくなくなっているようです。

娘に対する支援を拒む背景に、 娘と母親の過去のわだかまりが影響していると考えられ、娘との過去の出来事に整理がつけられないままでいます。

ゴミ問題の背景にも、娘との過去のわだかまりや夫の死後の生活の苦しさが関係していると考えられます。

お金を借りてまわる行為の裏に、金銭の相談以外の相談を聞いて欲しいという気持ちもあったのかもしれません。

本事例では、なぜ娘に会わせることを拒否するのかという観点から母親にアプローチし、生活歴の理解を深めていきました。

今後の娘の生活を考えていかなければならない状況に母親が気づき、対処していく場面で支えていけるよう関わりを継続していくことにしました。

また、配食サービスの継続・福祉委員による見回り等、 地域の住民が親子を見守り支えていける仕組みを作って行きました。

住居確保給付金

離職等により住宅を失いそうになり、就職をしたいのに家賃を払えない人に対し3ヶ月間家賃を支給します。

ちなみに、一時生活支援事業とは別物で、一時生活支援事業とは、同じ生活困窮者支援法による宿所の提供です。

 住居確保給付金 事例

その間に仕事を探しましたがなかなか仕事がみつかりません。

50代Aさんは、コロナ禍で離職することになり、失業手当を受けることになりました。

そのうち失業手当がなくなり貯金もないため、職探しを継続することができなくなります。

そこで住居確保給付金で家賃をまかないながら、職探しを継続して無事3ヶ月で就職できました。

就労準備支援事業

「社会との関わりに不安がある」、「他の人とコミュニケーションがうまくとれない」など、直ちに就労が困難な人に6カ月から1年の間、プログラムにそって、一般就労に向けた基礎能力を養いながら就労に向けた支援や就労機会の提供を行います。

 就労準備支援事業 事例

40代Yさんは中学生の子どもがいるシングルマザーで、結婚前は家業を手伝っていて外で働いたことがありません

離婚をきっかけに就労準備支援を受けることになりました。

定期的に就労支援センターに通所してセミナー・イベント等に参加し、他の利用者と交流することでコミュニケーション能力の向上を図りました。

また、履歴書の添削や模擬面接を実施し、求人応募の準備も行いました。

すぐに仕事が決まりましたが、人間関係を理由に1か月で離職しましたが、自分は外に出て働けるという自信が持てました。

その後、ヘルパーの資格を生かして介護施設での職場見学・就労体験してもらい、介護職につく事を決め、ハローワークでヘルパーの仕事を探し応募しましたところ、パート勤務が決まりました。

就労訓練事業

就労訓練事業とは、直ちに一般就労することが難しい人のために、その人に合った作業機会を提供しながら、個別の就労支援プログラムに基づき、一般就労に向けた支援を中・長期的に実施する、いわゆる中間的就労です。

 就労訓練事業 事例

就労訓練事業

20代Tさんは、学校でのいじめや就職先でうまくいかなかったことなどからひきこもり状態となり、一人ではどうしたらいいか分からないでいました。

知り合いの勧めで就労支援センターに通うようになりました。

Tさんは、仲間が集い互いを認め合える居場所を得たことによって就労訓練事業の参加につながりました。

M市の就労訓練事業のひとつに古民家カフェの仕事があり、カフェのほか、イベントや展覧会、各種講座の会場として活用され、地域住民の交流の場となっています。

Tさんはそこで訓練することになりました。

カフェは週 3 日の営業となっており、各対象者の就労日・時間は、本人の希望と状態を踏まえ、就労支援担当者と相談しながら決定しています。

非雇用型で就労していますが、3,000円程の収入を得ことになり、結果として最低賃金を超えていることも多いです。

また、1 日の売上が一定額を超えるとボーナスが支払われる仕組みもあり、自分達の努力によって待遇が向上する機会を設けることにより、モチベーションの向上を図られています。

また、担当者からは決められた時間に出勤する、遅刻はよくないことを伝えるなどの指導を受けています。

生活困窮世帯の子どもの学習・生活支援事業

子どもの学習支援をはじめ、日常的な生活習慣、仲間と出会い活動ができる居場所づくり、進学に関する支援、高校進学者の中退防止に関する支援等、子どもと保護者の双方に必要な支援を行います。

生活困窮世帯の子どもの学習・生活支援事業 事例

生活困窮世帯の子どもの学習・生活支援事業

小学生Nは、経済的な事情で塾にもいけません。

学校の勉強でつまづいて、勉強についていけず、だんだんと学校から遠ざかってしまいました。

子どもの学習・生活支援グループは、月に2回、小学生と中学生に学習を支援する活動を行っており、Nは参加することになりました。

講師は、大学生、元教員など経験豊富な地域の方々で、ひとりひとりに合った講師が選ばれます。

大学生ボランティアが生活で困ったときには相談にのってもらえ、家族や学校の先生とは異なる世代の大人との交流の場にもなっています。

Nは勉強ができるようになり、毎日が楽しくなって学校にも行けるようになりました。

一時生活支援事業

厚生労働省 居住に課題を抱える人(住宅確保要配慮者)
に対する居住支援について

2週間宿泊場所を提供することです。

ちなみに住居確保給付金とは別物です。住居確保給付金は家賃補助です。

また、この宿所場所は、生活保護法上の宿所と同じ場所で共用することもあります。

宿泊期間が違うだけです。

自立生活支援事業

支援員が相談を受けて、どのような支援が必要かを相談者と一緒に考え、具体的な支援プランを作成し、寄り添いながら自立に向けた支援を行います。

家計相談支援事業

家計状況の「見える化」と根本的な課題を把握し、相談者が自ら家計を管理できるように、状況に応じた支援計画の作成、相談支援、関係機関へのつなぎ、必要に応じて貸付のあっせん等を行い、早期の生活再生を支援します。

過去問

保育士試験 平成29年(2017年)前期 社会福祉 問74

次の文は、「生活困窮者自立支援法」に基づく事業に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  一定の住居を持たない生活困窮者に対し宿所場所を供与する。

  • 生活困窮者自立支援制度における「一時生活支援事業」にあたるもので、正しい記述です。

○ B  生活困窮者に対する支援の種類、内容などを記載した計画を作成する。

  • 生活困窮者自立支援制度における「自立相談支援事業」にあたるもので、正しい記述です。

○ C  生活困窮者の家計に関する相談に応じ、情報提供、助言、指導などを行う。

  • 生活困窮者自立支援制度における「家計相談支援事業」にあたるもので、正しい記述です。

○ D  生活困窮者である子どもに対し学習の援助を行う。

  • 生活困窮者自立支援制度における「生活困窮世帯の子どもの学習支援」にあたるもので、正しい記述です。

保育士試験 平成30年(2018年)前期 社会福祉 問64

次の文は、子どもの貧困問題への対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  「生活困窮者自立支援法」は、生活困窮世帯の子どもやその保護者に対して包括的な支援を行う自立相談支援事業を規定している。

○ B  「生活困窮者自立支援法」は、生活困窮者である子どもに対する学習支援事業を都道府県等の任意事業としている。

× C  「生活困窮者自立支援法」は、経済的に厳しい状況におかれたひとり親家庭等に対して一時的に家事援助、保育等のサービスが必要になった際に、家庭生活支援員を派遣するなどの日常生活支援事業を規定している。

  • 生活困窮者自立支援法では問題文A・Bの内容については書かれていますが、Cのような日常生活支援事業については規定されていません。

児童福祉の歴史は総合的に流れで覚える!

大きな流れは、明治から少しずつ制度ができていき、戦争が終わってからは世界にプレッシャーをかけられながら、少子化対策をしながら今の形になっていきます。

これでもか!という感じて少子化対策にメスを入れるのですが、少子化がとまらない…という感じです。

目次としてもご利用ください。

目次

紀元前
ソクラテス

現代に影響を与えた古代の哲学者


1601年
エリザベス救貧法

世界初の生活保護法


1658年
コメニウス

近代教育の始まり


1730年
ルソー

やっと子どもが発見される


1800年
ペスタロッチ

貧しい子どもを守る人が現れる


1834年
新救貧法

世界の生活保護法2


1839年
フレーベル

世界初の幼稚園


1871年 明4
棄児養育米給与方

日本初の孤児政策(戦前)


1874年 明7
恤救規則

日本初の生活保護法


1883年 明1
感化院 設立

国の保護がほとんどないので民間が活躍1

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1887年 明20
岡山孤児院 設立

国の保護がほとんどないので民間が活躍2


1891年 明24
滝乃川学園 設立

国の保護がほとんどないので民間が活躍3


1893年 明26
新潟静修学校託児所 設立

国の保護がほとんどないので民間が活躍4


1899年 明32
東京家庭学校 設立

国の保護がほとんどないので民間が活躍5


1900年 明33
二葉幼稚園 設立

国の保護がほとんどないので民間が活躍6


1900年 明33
感化法

民間の活躍により法律ができる


1907年 明40
モンテッソーリ

児童福祉における世界の動きの始まり1


1916年 大5
光明学校、整肢療護園 設立

国の保護がほとんどないので民間が活躍7


1924年 大13
ジュネーブ宣言

児童福祉における世界の動きの始まり2


1929年 昭4
世界恐慌

世界が貧困に


1929年 昭4
救護法

世界恐慌の影響、生活保護法2、孤児院ができる。


1933年 昭8
少年教護法

世界恐慌の影響により制定、感化法の進化版


1945年 昭20
第二次世界大戦終戦

世界が平和へ向かう


1945年 昭20
戦災孤児等保護対策要綱

孤児対策(戦後)、児童福祉法整備前の緊急対策


1946年 昭21
日本国憲法

様々な法律の原点


1946年 昭21
近江学園 設立

日本初の公的な知的障害者施設


1947年 昭22
児童福祉法

戦争孤児を減らすため制定。


1948年 昭23
世界人権宣言(世界人権宣言・国際人権規約)

児童福祉における世界の動きの始まり3


1948年 昭23
少年法

戦争で増えた非行少年は児童福祉法だけでは不十分だったため制定。


1950年 昭25
保育所運営要領

保育所保育指針1


1951年 昭26
サンフランシスコ講和条約の批准

戦争が終わり、日本が独立したことを世界で約束。


1951年 昭26
児童憲章

児童に対する規範を明確にするため、世界人権宣言などを参考に制定。


1959年 昭34
児童の権利に関する宣言

児童福祉における世界の動きの始まり4


1961年 昭36
児童扶養手当法

児童手当1


1963年 昭38
びわこ学園 設立

日本初の公的な重症心身障害者施設


1965年 昭40
母子保健法

児童福祉法で不十分な母子保健や乳幼児保健を補足


1965年 昭40
保育所保育指針

保育所保育指針2


1971年 昭46
児童手当法

児童手当2


1979年 昭54
国際児童年

「児童の権利に関する宣言」の20周年


1989年 平元
児童の権利に関する条約

「児童の権利に関する宣言」の30周年、児童福祉における世界の動きの始まり5


1989年 平元
合計特殊出生率1.57

少子化対策の始まり


1994年 平6
児童の権利に関する条約批准

世界から日本へのプレッシャーが始まる


1994年 平6
エンゼルプラン

子どもの権利に関する条約批准の影響1


1997年 平9年
児童福祉法の一部改正

「教護院」から「児童自立支援施設」に改称。


1998年 平10
国連から指摘

世界から日本へのプレッシャー1「施設に依存しすぎている」


1999年 平11
新エンゼルプラン

エンゼルプラン2


2000年 平12
社会福祉構造改革

保育所の措置制度が廃止、民間の参入等


2000年 平12
認可外保育園事故

認可外保育施設事故


2001年 平13
児童福祉法一部改正

認可外保育施設に対する監督の強化、保育士資格の法定化


2002年 平14
児童福祉法一部改正

専門・親族里親の制度の創設


2003年 平15
次世代育成支援対策推進法

個人ではなく、国や地方公共団体、企業等で子育ての再生を図る


2003年 平15
少子化社会対策基本法

数々の政策を経ても少子化の歯止めが効かず、今一度国や社会の意識を変える


2003年 平15
児童福祉法改正

保育所委託先を,NPO 法人や株式会社にも広げる、里親の監護権が定義


2004年 平16
子ども・子育て応援プラン

エンゼルプラン3


2004年 平16
発達障害者支援法 

発達障害が定義される


2006年 平18
就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律

認定こども園制度の発足


2006年 平18
新しい少子化対策について

40項目の少子化対策の施策を打ち出したもの


2008年 平20
新待機児童ゼロ作戦

10年後の目標として、受け入れ児童数を100万人増やす


2008年 平20
児童福祉法一部改正

養子縁組里親が制度上区分


2008年 平20
保育所保育指針改正

保育所保育指針3


2009年 平21
国連「児童の代替的養護に関する指針」

世界から日本へのプレッシャー2「里親支援等をすべき」


2010年 平22
国連から日本へ勧告

世界から日本へのプレッシャー3「子どもの貧困率が高いのは、里親を推進する取組にかかわらず基準が不十分。一時保護や施設の小規模化も急務」


2010年 平22
子ども・子育てビジョン

エンゼルプラン4


2011年 平23
児童福祉法一部改正

親権、親族里親の範囲拡大


2015年 平27
子ども・子育て支援新制度

「子ども・子育て支援法」を含む子ども・子育て関連3法13事業が始まる


2015年 平27
児童福祉法 改正

幼保連携型認定こども園が児童福祉施設の一つに加えられた。


2016年 平28
児童福祉法 改正

事案送致、一時保護、里親は施設より優先、施設の小規模化


2017年 平29
新しい社会的養育ビジョン


2018年 平30
保育所保育指針 改正

保育所保育指針4

日本の児童福祉の歴史

過去問

保育士試験 令和5年(2023年)前期 社会福祉 問1

次の法律を、制定された順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 救護法
B 介護保険法
C 子ども・子育て支援法
D 社会事業法

(組み合わせ)
2 A→D→B→C

保育士試験 令和4年(2022年)後期 子ども家庭福祉 問2

次のA~Eは、日本の子ども家庭福祉に関する事項である。これらを年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 「児童福祉法」の制定
B 「新しい社会的養育ビジョン」の公表
C 「児童の権利に関する条約」の批准
D 「児童憲章」の制定
E 「日本国憲法」の制定

○ 4 E→A→D→C→B

保育士試験 令和4年(2022年)後期 社会福祉 問6

次のA~Dは、児童福祉に関連する法令である。これらを制定順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」
B 「子ども・子育て支援法」
C 「児童虐待の防止等に関する法律」
D 「次世代育成支援対策推進法」

○ 2 C→D→A→B

保育士試験 令和4年(2022年)前期 社会福祉 問1

次のうち、第二次世界大戦後につくられた日本の社会福祉の法律として、正しいものを一つ選びなさい。 

× 1. 救護法
× 2. 健康保険法
× 3. 母子保護法
⚪︎ 4. 児童福祉法
× 5. 少年教護法

保育士試験 平成31年(2019年)前期 保育原理 問19

次のA∼Dの条約や宣言を年代順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。ただし、いずれも国際連盟または国際連合による総会での採択の年代順とする。

A  児童の権利に関するジュネーブ宣言

  • 1924年

B  児童の権利に関する条約

  • 1989年

D  世界人権宣言

  • 1948年

C  児童権利宣言

  • 1959年

2.A → D → C → B

保育士試験 平成30年(2018年)前期 社会福祉 問61

次の社会福祉制度に関する法律を制定の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  「介護保険法」

  • 平成9年

B  「発達障害者支援法」

  • B:発達障害者支援法は平成16年

C  「児童虐待の防止等に関する法律( 児童虐待防止法 )」

  • 平成12年

D  「生活困窮者自立支援法」

  • 平成25年

1.A → C → B → D

保育士試験 平成29年(2017年)前期 保育原理 問4

次の出来事を年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  保育所保育指針の告示

  • 2008(平成20)年に厚生労働省により告示されました。1950(昭和25)年「保育所運営要領」という参考書として始まり、「保育所保育指針」となったのは1965(昭和40)年です。ガイドラインとして保育を支えていました。

B  認定こども園制度の発足

  • 2006(平成18)年に制度化されました。「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」に定められています。幼稚園、保育園両方の機能を併せ持ち、総合的な教育・保育と、子育て支援のために発足されました。待機児童解消や、多様な保育サービスの充実を目指しています。


C  児童福祉法の改正による保育士資格の法定化

  • 2001(平成13)年に名称独占の国家資格となりました。施行されたのは、2003(平成15)年です。保育士資格の詐称により社会的信用の回復を図るためと、より専門的な職種としての需要、並びに守秘義務、登録に関する規定を整備しました。

5.C → B → A

保育士試験 平成29年(2017年)前期 児童家庭福祉 問42

次の文は、第二次世界大戦後の児童家庭福祉に関する条約、法令等についての記述である。年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  「戦災孤児等保護対策要綱」の決定

  • 1945(昭和20)年9月

B 「サンフランシスコ講和条約」の批准

  • 1951(昭和26)年9月

C  「児童福祉法」の制定

  • 1947年

D  「日本国憲法」の公布

  • 1946年

E  「少年法」の制定

  • 1948(昭和23)年7月

3.A → D → C → E → B

日本の児童福祉の歴史は総合的に流れで覚える!

大きな流れは、明治から少しずつ制度ができていき、戦争が終わってからは世界にプレッシャーをかけられながら、少子化対策をしながら今の形になっていきます。

目次としてもご利用ください。

1868年 明1 明治維新

1871年 明4 棄児養育米給与方

孤児政策(戦前)

1874年 明7 恤救規則

生活保護法の原形

1883年 明16 池上雪枝感化院

国の保護がほとんどないので民間が活躍1

児童自立支援施設の原型1

1887年 明20 岡山孤児院 設立

国の保護がほとんどないので民間が活躍2

1891年 明24 滝乃川学園 設立

国の保護がほとんどないので民間が活躍3

1893年 明26 新潟静修学校託児所 設立

国の保護がほとんどないので民間が活躍4

1899年 明32 東京家庭学校 設立

国の保護がほとんどないので民間が活躍5

1900年 明33 二葉幼稚園 設立

国の保護がほとんどないので民間が活躍6

1900年 明33 感化法

民間の活躍により法律ができる

児童福祉法の非行少年版1

1916年 大5 肢体不自由児巡回訪問 高木憲次

国の保護がほとんどないので民間が活躍7

1924年 大13 ジュネーブ宣言

児童福祉における世界の動きの始まり1

1929年 昭4 世界恐慌

1929年 昭4 救護法

世界恐慌の影響

生活保護法の原形2。児童の保護が少し手厚くなった。孤児院ができる。

1933年 昭8 少年教護法

世界恐慌の影響により制定。

児童福祉法の飛行少年版2

感化法の進化版、感化院から少年教護院に改称

1945年 昭20 第二次世界大戦終戦

1945年 昭20 戦災孤児等保護対策要綱

孤児対策(戦後)。児童福祉法整備前の緊急対策

1946年 昭21 日本国憲法

1946年 昭21 近江学園 設立

日本初の公的な知的障害者施設

1947年 昭22 児童福祉法

戦争孤児を減らすため制定。

1948年 昭23 世界人権宣言(世界人権宣言・国際人権規約)

児童福祉における世界の動きの始まり2

1948年 昭23 少年法

戦争で増えた非行少年は児童福祉法だけでは不十分だったため制定。

1950年 昭25 保育所運営要領

保育所保育指針の原型1

1951年 昭26 サンフランシスコ講和条約の批准

戦争が終わり、日本が独立したことを世界で約束。

1951年 昭26 児童憲章

児童に対する規範を明確にするため、世界人権宣言などを参考に制定。

1959年 昭34 児童の権利に関する宣言

児童福祉における世界の動きの始まり3

1961年 昭36 児童扶養手当法

児童手当1

1963年 昭38 びわこ学園 設立

日本初の公的な重症心身障害者施設

1965年 昭40 母子保健法

児童福祉法で不十分な母子保健や乳幼児保健を補足

1965年 昭40 保育所保育指針

1971年 昭46 児童手当法

児童手当2

1979年 昭54 国際児童年

「児童の権利に関する宣言」の20周年

1989年 平元 児童の権利に関する条約

「児童の権利に関する宣言」の30周年

児童福祉における世界の動きの始まり4

1989年 平元 合計特殊出生率1.57

1994年 平6 児童の権利に関する条約批准

世界から日本へのプレッシャーが始まる

1994年 平6 エンゼルプラン

子どもの権利に関する条約批准の影響1

1997年 平9 年児童福祉法の一部改正

「教護院」から「児童自立支援施設」に改称。

1998年 平10 国連から指摘

世界から日本へのプレッシャー1「施設に依存しすぎている」

1999年 平11 新エンゼルプラン

エンゼルプラン2

2000年 平12 社会福祉構造改革

保育所の措置制度が廃止、民間の参入等

2000年 平12 認可外保育園事故

認可外保育施設事故

2001年 平13 児童福祉法一部改正

認可外保育施設に対する監督の強化

保育士資格の法定化。認可外保育園事故の影響あり。

2002年 平14 児童福祉法一部改正

専門・親族里親の制度の創設

2003年 平15 次世代育成支援対策推進法

2003年 平15 少子化社会対策基本法

2003年 平15 児童福祉法改正

保育所委託先を,NPO 法人や株式会社にも広げる

里親の監護権が定義

2004年 平16 子ども・子育て応援プラン

エンゼルプラン3

2004年 平16 発達障害者支援法

2006年 平18 就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律

認定こども園制度の発足

2006年 平18 新しい少子化対策について

40項目の少子化対策の施策を打ち出したもの

2008年 平20 新待機児童ゼロ作戦

10年後の目標として、受け入れ児童数を100万人増やす

2008年 平20 児童福祉法一部改正

養子縁組里親が制度上区分

2008年 平20 保育所保育指針改正

保育所保育指針3

2009年 平21 国連「児童の代替的養護に関する指針」

世界から日本へのプレッシャー2「里親支援等をすべき」

2010年 平22 国連から日本へ勧告

世界から日本へのプレッシャー3「子どもの貧困率が高いのは、里親を推進する取組にかかわらず基準が不十分。一時保護や施設の小規模化も急務」

2010年 平22 子ども・子育てビジョン

エンゼルプラン4

2011年 平23 児童福祉法一部改正

親権

親族里親の範囲拡大

2012年 平24 子ども子育て関連三法

2014年 平26 児童福祉法一部改正

2015年 平27 子ども・子育て支援新制度

「子ども・子育て支援法」を含む子ども・子育て関連3法 13事業が始まる

2015年 平27 児童福祉法 改正

幼保連携型認定こども園が児童福祉施設の一つに加えられた。

2016年 平28 児童福祉法 改正

事案送致

一時保護

里親は施設より優先

施設の小規模化

2018年 平30 保育所保育指針

保育所保育指針4

日本の児童福祉の歴史

過去問

保育士試験 平成31年(2019年)前期 保育原理 問19

次のA∼Dの条約や宣言を年代順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。ただし、いずれも国際連盟または国際連合による総会での採択の年代順とする。

A  児童の権利に関するジュネーブ宣言

  • 1924年

B  児童の権利に関する条約

  • 1989年

D  世界人権宣言

  • 1948年

C  児童権利宣言

  • 1959年

2.A → D → C → B

保育士試験 平成30年(2018年)前期 社会福祉 問61

次の社会福祉制度に関する法律を制定の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  「介護保険法」

  • 平成9年


B  「発達障害者支援法」

  • B:発達障害者支援法は平成16年

C  「児童虐待の防止等に関する法律( 児童虐待防止法 )」

  • 平成12年

D  「生活困窮者自立支援法」

  • 平成25年

1.A → C → B → D

保育士試験 平成29年(2017年)前期 保育原理 問4

次の出来事を年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  保育所保育指針の告示

  • 2008(平成20)年に厚生労働省により告示されました。1950(昭和25)年「保育所運営要領」という参考書として始まり、「保育所保育指針」となったのは1965(昭和40)年です。ガイドラインとして保育を支えていました。

B  認定こども園制度の発足

  • 2006(平成18)年に制度化されました。「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」に定められています。幼稚園、保育園両方の機能を併せ持ち、総合的な教育・保育と、子育て支援のために発足されました。待機児童解消や、多様な保育サービスの充実を目指しています。



C  児童福祉法の改正による保育士資格の法定化

  • 2001(平成13)年に名称独占の国家資格となりました。施行されたのは、2003(平成15)年です。保育士資格の詐称により社会的信用の回復を図るためと、より専門的な職種としての需要、並びに守秘義務、登録に関する規定を整備しました。

5.C → B → A

保育士試験 平成29年(2017年)前期 児童家庭福祉 問42

次の文は、第二次世界大戦後の児童家庭福祉に関する条約、法令等についての記述である。年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  「戦災孤児等保護対策要綱」の決定

  • 1945(昭和20)年9月

B 「サンフランシスコ講和条約」の批准

  • 1951(昭和26)年9月

C  「児童福祉法」の制定

  • 1947年

D  「日本国憲法」の公布

  • 1946年

E  「少年法」の制定

  • 1948(昭和23)年7月

3.A → D → C → E → B

母子生活支援施設運営指針「第Ⅱ部 各論②」通勤時にマスター!

母子生活支援施設運営指針「第Ⅱ部 各論①」からの続き

ここでは、母子生活支援施設運営指針そのものを掲載しました。児童福祉法等に共通していることは当たり前として、母子生活支援施設の特有のことや、過去問題で出題された部分を太字にして、短時間で運営指針をマスターすることを目的としています。

また児童養護施設運営指針と違うなものは色表示をしています。

ボリュームはありますが、難しい内容ではないので、太字を中心に1度読んみるだけでマスターできることを目指しています。

運営指針MAP

[toc heading_levels=”2,3″]

4 事故防止と安全対策

①事故、感染症の発生時などの緊急時の母親と子どもの安全確保のために、組織として体制を整備し、機能させる。

・事故発生対応マニュアル衛生管理マニュアル等を作成し、職員に周知するとともに、定期的に見直しを行う。

②災害時に対する母親と子どもの安全確保のための取組を行う。

・立地条件等から災害の影響を把握し、建物・設備類の必要な対策を講じる。

・災害時等の対応体制を整える。
・母親と子ども及び職員の安否確認の方法を決め、全職員に周知する。
・食糧や備品などの備蓄リストを作成し、備蓄を進める。

③母親と子どもの安全を脅かす事例を組織として収集し、要因分析と対応策の検討を行うなど、安全確保のためのリスクを把握し対策を実施する。

・安全確保・事故防止に関する研修を行う。
・災害や事故発生に備え、危険箇所の点検や避難訓練を実施する。
外部からの不審者等の侵入防止のための対策や訓練など不測の事態に備えて対応を図るとともに、機械警備の設置や地域警察との連携を強化し、地域の関係機関との連携を図る。

④十分な夜間管理の体制を整備する。

・年間を通して24時間体制で、また職員は2名体制で夜間管理を行うことが望ましい。
・緊急時に備えて夜間でも即応できる体制を構築する。
・夜間警備強化のため機械警備(防犯カメラ、センサー式照明)を設置する。
・不審者対策マニュアルを整備し、職員が共通理解を深める。

5 関係機関連携・地域支援

(1)関係機関等との連携

①施設の役割や機能を達成するために必要となる社会資源を明確にし、児童相談所等の関係機関や団体の機能や連絡方法を体系的に明示し、その情報を職員間で共有する。

・地域の社会資源に関するリストや資料を作成し、職員間で情報の共有化を図る。

②児童相談所等の関係機関等との連携を適切に行い、定期的な連携の機会を確保し、具体的な取組や事例検討を行う。

・母親と子どもの支援について、福祉事務所、児童相談所、配偶者暴力相談センター、保健所等の関係機関や団体とのネットワークを図り、協働して取り組む体制を確立する。
・地域の関係機関・団体のネットワーク内での共通の課題にケース会議や情報の共有等を行い、解決に向けて協働して具体的な取組を行う。
・要保護児童対策地域協議会、配偶者暴力対策地域協議会に参画し、地域の社会的資源としての役割を果たし、相互の機能の共有化を図る。

(2)地域社会への参加・交流の促進

母親や子どもと地域との交流を大切にし、交流を広げるための地域への働きかけを行う。

・母親と子どもが地域の行事や活動に参加する際、必要に応じて職員やボランティアが支援を行う体制を整える。

・町内会、子ども会、老人クラブなどの地域の諸団体と連絡を取り、施設の行事に地域住民を招待する。

②施設が有する機能を、地域に開放・提供する取組を積極的に行う。

・地域に向けて、施設の理念や基本方針、施設で行っている活動等を説明した印刷物や広報誌を配布し、地域の人々の理解を得ることやコミュニケーションを活発にする取組を行う。

施設の集会室や学習室等のスペースを開放するための規程を設け、施設として入手できる情報等を提供し、地域社会に役立てる。

③ボランティアの受入れに対する基本姿勢を明確にし、受入れについての体制を整備する。

・ボランティアの受入れについて、登録手続き、事前説明等に関する項目などのマニュアルを整備する。
・ボランティアに対して必要な研修を行う。

(3)地域支援

①地域の具体的な福祉ニーズを把握するための取組を積極的に行う。

・地域住民に対する相談援助を実施すること等を通して、具体的な福祉ニーズの把握を行う。
・社会的養護の施設の責務を果たすべく、地域に対して開かれた施設運営を行う。

②地域の福祉ニーズに基づき、施設の機能を活かして地域の子育てを支援する事業や活動を行う。

・相談援助を通じて情報の提供や関係機関の紹介を行い、内容によっては施設の相談機能を活用する。
・地域の保護者が一時的に児童の保育・養育が困難となった場合、ショートスティやトワイライトスティ、夜間保育などを自治体と連携して実施する。
・配偶者等からの暴力やその他の事由から、一時的に避難することが必要な母子や単身女性に対して緊急一時保護を行う。
・24時間の受け入れや広域利用など、保護を必要とする母子等の緊急利用を広く受け入れる。
・緊急時に対応するためのマニュアルに基づいて、役割分担や責任者を明確にする。
・DV被害等の逃避理由で保護した場合、警察等との連絡調整体制に関して文書化し、施設内で周知する。

母子生活支援施設運営指針

6 職員の資質向上

①組織として職員の教育・研修に関する基本姿勢を明示する。

・施設が目指す(養育・)支援を実現するため、基本方針や中・長期計画の中に、施設が職員に求める基本的姿勢や意識、専門性や専門資格を明示する。

②職員一人一人について、基本姿勢に沿った教育・研修計画を策定し、計画に基づいた具体的な取組を行う。

・職員一人一人について、援助技術の水準、知識の質や量、専門資格の必要性などを把握する。
・施設内外の研修を体系的、計画的に実施するなど、職員の自己研鑽に必要な環境を確保する。
・職員一人一人が課題を持って主体的に学ぶとともに、他の職員や関係機関など、様々な人とのかかわりの中で共に学び合う環境を醸成する。

③定期的に個別の教育・研修計画の評価・見直しを行い、次の研修計画に反映させる。

・研修を修了した職員は、報告レポートの作成や研修内容の報告会などで発表し、共有化する。
・研究成果を評価し、次の研修計画に反映させる。

④スーパービジョンの体制をつくり、施設全体の支援の質を管理し、職員の援助技術の向上を図る。

・施設長、基幹的職員などのスーパーバイザーに、いつでも相談できる体制を整える。

・職員がひとりで問題を抱え込まないように、組織として対応する。
・職員相互が評価し、助言し合うことを通じて、職員一人一人が援助技術を向上させ、施設全体の養育・支援の質を向上させる。

母子生活支援施設運営指針

7 施設運営

(1)運営理念、基本方針の確立と周知

①法人や施設の運営理念を明文化し、法人と施設の使命や役割を反映させる。

・理念には母親と子どもの権利擁護の視点を盛り込み、施設の使命や方向、考え方を反映させる。

②法人や施設の運営理念に基づき、適切な内容の基本方針を明文化する。

・基本方針は、「母子生活支援施設運営指針」を踏まえ、理念との整合性があり、母親と子ども権利擁護の視点を盛り込み、職員の行動規範となる具体的な内容とする。

③運営理念や基本方針を職員に配布するとともに、十分な理解を促すための取組を行う。

④運営理念や基本方針を母親と子どもに配布するとともに、十分な理解を促すための取組を行う。

(2)中・長期的なビジョンと計画の策定

①施設の経営理念や基本方針の実現に向けた施設の中・長期計画を策定する。

・理念や基本方針の実現に向けた目標(ビジョン)を明確にし、支援の内容や組織体制等の現状分析を行う。

・入所者支援を充実させ、地域の特性に応じた母子生活支援施設の役割・機能を明確にする。
・専門的支援や地域支援の拠点機能を強化し、地域のひとり親家庭支援を行う体制を充実させる。

②各年度の事業計画を、中・長期計画の内容を反映して策定する。

③事業計画を、職員等の参画のもとで策定するとともに、実施状況の把握や評価・見直しを組織的に行う。

・事業計画の実施状況については、母親や子どもの意見を聞いて、評価を行う。

④事業計画を職員に配布するとともに、十分な理解を促すための取組を行う。

・事業計画はすべての職員に配布し、会議や研修において説明する。

⑤事業計画を母親と子どもに配布するとともに、十分な理解を促すための取り組みを行う。

・事業計画は、わかりやすく説明した資料を作成し、母親や子どもへの周知の方法に工夫や配慮をする。

(3)施設長の責任とリーダーシップ

①施設長は、自らの役割と責任を職員に対して明らかにし、専門性に裏打ちされた信念と組織内での信頼をもとにリーダーシップを発揮する。

・施設長は社会的養護の使命を自覚し、自らの役割と責任について文書化するとともに、会議や研修において表明する。
・施設長は、職員の模範となるよう自己研鑽に励み、専門性の向上に努める。

②施設長自ら、遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行い、組織全体をリードする。

・施設長は、法令遵守の観点での施設運営に関する研修や勉強会等に参加する。
・施設長は、職員に対して遵守すべき法令等を周知し、また遵守するための具体的な取り組みを行う。

③施設長は、支援の質の向上に意欲を持ち、組織としての取組に十分な指導力を発揮する。

・施設長は、支援の質の現状について定期的、継続的に評価・分析を行う。
・施設長は、支援の質の向上について、職員の意見を取り入れるとともに、施設内に具体的な体制を構築し、自らもその活動に積極的に参画する。

④施設長は、経営や業務の効率化と改善に向けた取組に十分な指導力を発揮する。

・施設長は、施設の理念や基本方針の実現に向けて、人員配置、職員の働きやすい環境整備等を行う。
・施設長は、経営や業務の効率化や改善のために施設内に具体的な体制を構築し、自らもその活動に積極的に参画する。

(4)経営状況の把握

①施設運営を取りまく環境を的確に把握するための取組を行う。

・施設運営を長期的視野に立って進めていくために、社会や社会福祉全体の動向、施設が位置する地域での福祉ニーズの動向、母親と子どもの状況の変化、ニーズ等を把握する。

②運営状況を分析して課題を発見するとともに、改善に向けた取組を行う。

・運営状況や改善すべき課題について、職員に周知し、職員の意見を聞いたり、職員同士の検討の場を設定する等、施設全体での取組を行う。

③外部監査(外部の専門家による監査)を実施し、その結果に基づいた運営改善を実施する。

・事業規模に応じ、2年あるいは5年に1回程度、外部監査を受けることが望ましい。

(5)人事管理の体制整備

①施設が目標とする支援の質を確保するため、必要な人材や人員体制に関する具体的なプランを確立させ、それに基づいた人事管理を実施する。

・各種加算職員の配置に積極的に取り組み、人員配置の充実に努める。
・職員が、各職種の専門性や役割を理解し合い、互いに連携して組織として支援に取り組む体制を確立する。
・基幹的職員、心理療法担当職員(家庭支援専門相談員)等の機能を活かす。

②客観的な基準に基づき、定期的な人事考課を行う。

③職員の就業状況や意向を定期的に把握し、必要があれば改善に取り組む仕組みを構築する。

・勤務時間、勤務状況を把握し、職員が常に仕事に対して意欲的にのぞめる環境を整える。
・困難ケースの抱え込みの防止や休息の確保などに取り組む。

④職員処遇の充実を図るため、福利厚生や健康を維持するための取組を積極的に行う。

・職員の心身の健康に留意し、定期的に健康診断を行う。
・臨床心理士や精神科医などに職員が相談できる窓口を施設内外に確保するなど、職員のメンタルヘルスに留意する。

母子生活支援施設運営指針

(6)実習生の受入れ

①実習生の受入れと育成について、基本的な姿勢を明確にした体制を整備し、効果的なプログラムを用意する等積極的に取り組む。

・受入れの担当者やマニュアルを整えるとともに、受入れの意義や方針を全職員が理解する。
・学校等と連携しながら、実習内容全般を学べるプログラムを準備する。

(7)標準的な実施方法の確立

①支援についての標準的な実施方法を文書化し、職員が共通の認識を持って支援を行う。

・標準的な実施方法を職員に周知し、共通の認識を持って一定の水準の支援を行う。
・マニュアルは、母親や子どもの状態に応じて職員が個別に柔軟に対応できるものにする。

②標準的な実施方法について、定期的に検証し、必要な見直しを組織的に実施できるよう仕組みを定め、検証・見直しを行う。

・標準的な実施方法の見直しは、職員や母親、子ども等からの意見や提案、生活の条等に基づいて支援の質の向上という観点から行う。
・見直しの時期は、少なくとも1年に1回は検証し、必要な見直しを行う。

(8)評価と改善の取組

①施設運営や支援の内容について、自己評価、第三者評価等、定期的に評価を行う体制を整備し、機能させる。

・3年に1回以上第三者評価を受けるとともに、定められた評価基準に基づいて、毎年自己評価を実施する。
・職員の参画による評価結果の分析・検討する場を設け、実行する。

②評価の結果を分析し、施設として取り組むべき課題を明確にし、改善策や改善実施計画を立て実施する。

・分析・検討した結果やそれに基づく課題を文書化し、職員間で共有し、改善に取り組む。

保育士だって最低限の障害は理解しよう!

ややこしいのは療育手帳ですね。深入りせずに太字を確認していきましょう。

身体障害者

身体障害とは?

身体障害とは、視覚障害などをいい、根拠は身体障害者福祉法です。

児童も含まれるの?

障害者に児童も含まれます。

これも根拠は身体障害者福祉法です。

児童の年齢の定義の覚え方の記事

どこに相談すればいいの?

身体障害者更生相談所で相談することができます。

都道府県が身体障害者福祉司を配置しています。

身体障害者福祉司は、身体障害者相談員、身体障害者支援員とは別物です。

身体障害者手帳とは?

身体障害者手帳とは、身体障害者がそれを対象とする各種制度を利用する際に提示する手帳です。

必要な援助(ヘルパー等)を受けるための証明書にあたります。

交付は都道府県知事により行われます。

身体障害者手帳

参考:身体障害者福祉法

第一条
身体障害者の自立と社会経済活動への参加を促進するため、身体障害者を援助し、及び必要に応じて保護し、もつて身体障害者の福祉の増進を図ることを目的としています。

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精神障害者

精神障害とは?知的障害とは違うの?

精神障害とは、統合失調症やてんかん、知的障害などをいい、根拠は精神保健及び精神障害者福祉に関する法律です。

児童も含まれるの?

精神障害者は年齢制限もなく児童も含まれます。

参考:精神保健及び精神障害者福祉に関する法律

第一条 この法律は、精神障害者の医療及び保護を行い、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(平成十七年法律第百二十三号)と相まつてその社会復帰の促進及びその自立と社会経済活動への参加の促進のために必要な援助を行い、並びにその発生の予防その他国民の精神的健康の保持及び増進に努めることによつて、精神障害者の福祉の増進及び国民の精神保健の向上を図ることを目的とする。

どこに相談すればいいの?

精神保健福祉センターで相談することができます。

精神障害者更生相談所というものはありませんし、精神障害福祉司もありません。

精神障害者保健福祉手帳とは?

精神障害者保健福祉手帳

手帳は知的障害者は対象外?

知的障害者は「精神障害者」に含まれますが、精神障害者保健福祉手帳を申請することができません。

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知的障害者

知的障害とは?

知的障害とは生活に適応できない障害をいい、DSMなどによる医者の診断を参考にして、都道府県が判定します。

また、知的障害に発達障害が含まれるかは自治体によって判断が別れます。

大人・児童は含まれるの?

年齢制限はなく大人も児童も含まれます。

どこに相談すればいいのの?

知的障害者更生相談所で相談することができます。

都道府県が知的障害者福祉司を配置しています。

手帳はあるの?

知的障害者手帳ではなく療育手帳があり、援助を受けやすくしています。

根拠となる法律はなく、通知によります。

また、知的障害は症例数も多いので、都道府県ではなく市町村・福祉事務所が管轄してところが多いです。

参考:都道府県知事・指定都市市長宛厚生事務次官通知療育手帳制度要綱

第5 手帳の交付手続
1 申請
手帳の交付の申請は、知的障害者又はその保護者が、知的障害者の居住地を管轄する福祉事務所の長(福祉事務所を設置しない町村にあっては、当該町村の長及び管轄の福祉事務所の長とする。第7において同じ。)を経由して都道府県知事に対して行うものとする。
2 交付の決定及び交付
都道府県知事等は、児童相談所又は知的障害者更生相談所における判定結果に基づき手帳の交付を決定し、交付の申請の際の経由機関を経由して申請者にこれを交付する。

療育手帳
療育手帳

発達障害者

発達障害とは?

発達障害とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害などをいいます。

DSMでは、自閉症、アスペルガー症候群などの広汎性発達障害と学習障害は自閉スペクトラム症とされています。

根拠は発達障害支援法で、大人も含まれ、子どものときの発達に障害が発生したことと区別します。

発達障害者支援センターで相談することができます。

発達障害者手帳などありません。

文化省が行った調査によると、特別な支援を必要とする児童は、約6.5%います。

過去問

保育士試験 令和4年(2020年)前期 社会福祉 問 19 

次のセンター名と、このことが定められている法律名の組み合わせとして、適切なものを○、 不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A 児童発達支援センター ―― 「児童福祉法」

× B 基幹相談支援センター ―― 「介護保険法」

× C 障害者就業・生活支援センター ――― 「身体障害者福祉法」

○ D 精神保健福祉センター ――――――― 「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」

保育士試験 平成31年(2019年)前期 社会福祉 問60

次の文は、社会福祉の概念等に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ C  「身体障害者福祉法」の第1条には、「身体障害者の自立と社会経済活動への参加を促進するため、身体障害者を援助し、及び必要に応じて保護し、もつて身体障害者の福祉の増進を図ること」が、定められている。

○ D  「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」の第1条には、「その社会復帰の促進及びその自立と社会経済活動への参加の促進のために必要な援助を行い、並びにその発生の予防その他国民の精神的健康の保持及び増進に努めること」が、定められている。

保育士試験 平成30年(2018年)後期 社会福祉 問65 

次の文は、児童福祉分野の他機関連携に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× D  「発達障害者支援センター」の設置により、障害児に対する虐待の早期発見・早期対応を図るための関係機関等のネットワークづくりが進められた。

・発達障害者支援センターは、発達障害児(者)へ総合的な支援を目的とした専門機関です。

保育士試験 平成30年(2018年)後期 社会福祉 問70

次のうち、社会福祉機関とそこに配置される社会福祉専門職の組み合わせとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× C  身体障害者更生相談所 ――― 身体障害者支援員

  • 身体障害者更生相談所に配置されるのは「身体障害者支援員」ではなく「身体障害者福祉司」です。

保育士試験 平成29年(2017年)前期 社会福祉 問66

次の文は、各種手帳に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  視覚障害のある児童は、身体障害者手帳の対象となる。

× B  学習障害のある人は、発達障害者手帳の対象となる。

  • 発達障害者手帳というものは存在しないため、記述は誤りです。

× C  療育手帳を取得できるのは、18歳未満の者のみである。

  • 療育手帳の取得に年齢制限はないため、記述は誤りです。ちなみに、療育手帳とは知的障害者(児)に発行される手帳です。

× D  身体障害者手帳を交付するのは、一般的な都市においては、市町村長である。

  • 身体障害者手帳の交付は都道府県知事により行われるため、記述は誤りです。

保育士試験 平成26年(2014年) 社会福祉 問71

次の文は、社会福祉従事者に関する記述である。適切な記述を選びなさい。 

× 4. 身体障害者相談員は、身体障害者更生相談所に必置される。障害のある本人が委嘱されることはできない。

  • 身体障害者相談員は民間人です。身体障害者福祉司は身体障害者更生相談所の職員です

保育士試験 平成25年(2013年) 児童家庭福祉 問58

次の文は、発達障害児の支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A 発達障害児に療育手帳を交付することが「児童福祉法」により規定されている。

  • 療育手帳の交付を規定しているのは、児童福祉法ではありません。1973年に厚生省が出した「療育手帳制度について」という通知で規定されています。

× B 発達障害者支援センターは、18歳以上の発達障害者に関する相談等が行われる機関であり、発達障害児に関する相談は受け付けていない。

  • 発達障害者支援センターでは、障害児の早期発見、早期の発達支援も目的としています。