この記事は2023年令和5年前期試験に対応しています。
目次
社会保障費用の財源は?どこからお金がくるの?
あんな膨大な社会保障費用はどこから沸いているかというと、社会保険料の割合が一番多く、全体の5割以上を占めます。

社会保障費用に給料の1/3を払ってる?
社会保障費用の対国民所得比は、約3割です。

言い換えると、給料手取りの半額が社会保障費用に回っているということです。
社会保障費用が20年前の倍に?
社会保障給付費の総額は年々増加し、20年前の2倍ています。

社会保障費用って何に使われてるの?

全体に占める割合が一番多いのは「年金」です。
ちなみに「医療」のうち、65 歳以上の者の医療費は全体の「医療」の6割以上を占めます。

過去問
保育士試験 令和3年(2021年)後期 社会福祉 問63
次の文のうち、「平成30(2018)年度社会保障費用統計(概要)」(国立社会保障・人口問題研究所)に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
○ A 社会保障給付費の総額は10年前と比較して増加している。
× B 社会保障給付費を「医療」「年金」「福祉その他」の3つの部門に分けた場合、全体に占める割合が一番多いのは「医療」である。
- 一番多いのは年金てす。
× C 社会保障財源を「社会保険料」「公費負担」「他の収入」の3つの項目に分けた場合、「社会保険料」が全体の8割以上を占める。
- 社会保険料は全体の5割以上です。
× D 社会保障給付費のうち、給付された年金の総額は10年前と比較して減少している。
- 増加しています。
保育士試験 平成30年(2018年)後期 社会福祉 問69
次の文は、社会福祉行財政に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
○ A 厚生労働省予算において、障害福祉サービス関係予算額は、2007(平成19)年度と2017(平成29)年度を比較して、2倍以上増加している。
○→× B 厚生労働省の2017(平成29)年度一般会計予算における社会保障関係費の内訳は、多い順に並べると、医療、年金、福祉等、介護、雇用となっている。
- 年金が1番多いです。
保育士試験 平成27年(2015年) 社会福祉 問65
次の文は、平成24 年度の社会保障給付費に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
× A 社会保障給付費のうち、年金の給付費は依然減少傾向を示している。
- 社会保障給付費は対前年度伸び率は「年金」が 伸びているので、減少傾向を示しているとはいえないため×です。
× B 社会保障給付費を医療、年金、福祉その他の3つの部門に分けると、医療の占める割合が最も大きい。
- 年金が占める割合が一番大きくなっているため×です。
× C 社会保障財源の内訳は、社会保険料よりも公費負担の占める割合の方が大きい。
- 小さいです。
○ D 国民医療費を年齢階層別に比べると、65 歳以上の者の医療費は全体の半分以上を占める。
- 国民医療費の65歳以上の構成は56.3%のため○です。→60.6%
○ E 社会保障給付費の対国民所得比は、約3割を示している。
- 社会保障給付費の対国民所得比は32.1%のため○です。→31.03%
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