ケースワークの事例でソーシャルワークを簡単理解!

ソーシャルとかワークとか、漢字と横文字があって、説明を見てもモヤッとしてしまうことがよくありました。そんなときは事例で覚えることをおすすめします。

ソーシャルワーク体系

ソーシャルワーク体系

ケースワークとは

ケースワークとは

ケースワークとは、精神的・肉体的・社会的な生活上の問題をかかえる個人や家族に個別的に接し、問題を解決できるように援助することを言います。

ケースワークが専門化?

ケースワークが専門化?

イギリスの歴史についてはこちら

この時代のイギリスは世界で最も早い時期に産業革命を成し遂げ,世界の富がイギリスに集まってきました。

資本家は,慈善活動を自分たちの義務だととらえ,積極的に活動を行います。

しかし活動は統一されておらず,そのため不正受給などが起こり,調整する機関が必要でした。

チャルマーズ

チャルマーズ隣友運動を参考に慈善組織協会(COS)が設立されました。

隣友運動とは慈善活動のことで、家庭訪問を意味する友愛訪問などが含まれます。

この慈善組織協会の友愛訪問員にケースワーカーとしてリッチモンドが働いていました。

リッチモンド 女性!

彼女は徐々に著書『社会診断論』『ソーシャル・ケースワークとは何か』を発表したりと、ケースワークの専門化に取り組みました。

また、後にパールマンはケースワークの構成要素として「4つのP(人、問題、場所、過程)」をあげ、問題解決アプローチを提案しました。

ケースワーク具体例

(展開過程・プロセス含む)

インテーク

ある知的障害者の親戚から、本人の親が急死したとの電話が入りました。

これまで、あまり親戚づきあいもなかったようで、相談者はとても慌てた様子でした。

相談者は、「私と本人はいとこ同士なんです。本人には知的障害があるんだけれど、叔母(本人の母)が急に亡くなってしまって・・・ひとりで家に残っているんです。

叔母も介護に精神的にまいっていたとか。

でも、ほとんど付き合いはなかったし、よく分からないんです。

近くに親族も住んでいないですしね。

本人はずっと家で過ごしていたようなんだけれど。

本当に急なことで、これからのこと、どうしたらいいんでしょう・・・」

アセスメント

アセスメントの記事はこちら

ケースワーカーは、下記の情報に注目しました。

  • ひとりで家に残っている
  • 叔母も精神的にまいっていた
  • 親戚とはほとんど付き合いはなかった
  • 本人はずっと家で過ごしている

経験年数の長い高齢者支援担当のケースワーカー、近隣の市町村のケースワーカーに相談してみました。

また生活課題に優先順位を決めて、関係機関に情報収集することにしました。

  1. 緊急保護の必要性
  2. 生活保護受給の可能性

  3. 日常生活自立支援事業の利用

  4. 医療ニーズの可能性

  5. 精神面のケア

  6. 家事等生活支援ニーズの可能性

  7. 金銭管理等経済ニーズの可能性

  8. 就労ニーズの可能性

さらにケースワーカーは、本人と親族、それぞれと面接をする場をもち、援助が必要であると評価しました。

プランニング

関係機関とケース会議を開催して支援の役割分担を決めました。

インターベーション

役割分担に基づき支援を開始します。

モニタリング

定期的にケース会議を開催して支援課題や役割分担を見直しています。

エバリュエーション

類似のサービス提供がより最適なものになるように改善点を検討し、サイクルを回していきます。

過去問

過去問

保育士試験 令和4年(2022年)後期 社会福祉 問12

次のうち、相談援助の展開過程の説明として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場 合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A インテークとは、支援者が利用者と信頼関係を構築する過程であり、主訴の提示、支援者の所属する機関や施設の説明、契約等を行う。

○ B アセスメントでは、利用者の状況や利用者の抱える困難の原因や背景を明らかにし、問題解決に向けての状況を理解するために、必要な情報を収集し、それを整理し、分析を行う。

○ C プランニングでは、アセスメントに基づき、問題解決に向けての目標を設定し、実際の支援をどのように行うかなど、具体的な支援内容を計画する。

× D モニタリングとは、支援計画やそれに基づく支援の最終的な評価を行う段階である。

  • モニタニングは、クライエントに対する援助が円滑に行われているのかを確認することです。設問は、エバリュエーションの説明です。

保育士試験 令和3年(2021年)後期 社会福祉 問67

次の図は、ソーシャルワークの展開過程を示したものである。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

正解は(Aウ Bイ Cエ Dア)です。

保育士試験 令和元年(2019年)後期 社会福祉 問70

次の文は、ソーシャルワークの成り立ちに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  ケースワークの源流は、イギリスにおけるチャルマーズ(Chalmers, T.)の隣友運動とロンドンの慈善組織協会の活動である。

× C  バートレット(Bartlett, H.)は、ケースワークを理論的に体系化し、『社会診断論』、『ソーシャル・ケースワークとは何か』など多くの著書を出版した。

  • 『社会診断論』、『ソーシャル・ケースワークとは何か』を著したのはリッチモンドです。

○ D  パールマン(Perlman, H. H.)は、ケースワークの構成要素として「4つのP(人、問題、場所、過程)」をあげている。

保育士試験 平成31年(2019年)前期 社会的養護 問35

次の文は、施設職員に求められるソーシャルワークの援助技術に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

✕ 1.ケースワークとは、地域にあるニーズや生活問題の解決のために、サービスの開発や組織化を図り、住民が主体的に問題解決に取り組めるようにする技法である。

  • ケースワークとは、社会事業の一方法で、精神的・肉体的・社会的な生活上の問題をかかえる個人や家族に個別的に接し、問題を解決できるように援助することを言います。

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