目次
- 1 援助技術体系
- 2 ネットワーキングとは?
- 3 事例
- 4 過去問
- 4.1 保育士試験 令和5年(2023年)後期 社会福祉 問11
- 4.2 保育士試験 令和5年(2023年)後期 社会福祉 問12
- 4.3 保育士試験 令和4年(2022年)前期 社会福祉 問13
- 4.4 保育士試験 令和3年(2021年)前期 社会福祉 問72
- 4.5 保育士試験 令和元年(2019年)後期 社会福祉 問73
- 4.6 保育士試験 平成31年(2019年)前期 社会福祉 問71
- 4.7 保育士試験 平成31年(2019年)前期 社会的養護 問35
- 4.8 保育士試験 平成28年(2016年)前期 社会福祉 問71
- 4.9 保育士試験 平成25年(2013年) 社会福祉 問73
- 4.10 共有:
- 4.11 いいね:
援助技術体系
- 直接援助技術
- 間接援助技術
- コミュニティワーク(地域援助技術)
- ソーシャルアドミニストレーション(社会福祉運営法)
- ソーシャルプランニング(社会福祉計画法)
- ソーシャルワークリサーチ(社会福祉調査法)
- ソーシャルアクション(社会活動法)
- 関連援助技術
ネットワーキングとは?
関係者同士が相互に連携することです。
それだけ?という感じですが、過去問は目的(援助すること)が混在しているのでわかりにくくなっています。
関係者とは、以下の通りです。
- (ソーシャル・サポート・)ネットワーク
- インフォーマル
- 家族
- 友人
- 近隣
- ボランティア
- フォーマル
- 公的機関
- 専門職によるに基づく援助機関
- インフォーマル
事例
要保護児童を早期発見するため、要保護児童協議会という組織をつくり、専門職同士が定期的に連絡会を開いて情報共有を行います。
過去問
保育士試験 令和5年(2023年)後期 社会福祉 問11
次のうち、相談援助の方法・技術等に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A ケアマネジメントとは、利用者に対して、効果的・効率的なサービスや社会資源を組み合わせて計画を策定し、それらを利用者に紹介や仲介するとともに、サービスを提供する機関などと調整を行い、さらにそれらのサービスが有効に機能しているかを継続的に評価する等の一連のプロセス及びシステムである。
× B ソーシャルアクションとは、関係機関、専門職、住民と問題の解決に向けて、情報交換、学習、地域活動を通して相互の役割や違いを認め、既存の制度や組織の制約を超えて、多様的かつ多元的な価値観や関係性をつくりあげていくことをいう。
C ネットワーキングとは、行政や議会などに個人や集団、地域住民の福祉ニーズに適合するような社会福祉制度やサービスの改善、整備、創造を促す方法である。
(組み合わせ)A B C1 ○ ○ ○2 ○ × ×3 × ○ ×4 × × ○5 × × ×
保育士試験 令和5年(2023年)後期 社会福祉 問12
次のうち、ソーシャルワークの社会資源についての説明として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 社会資源とは、利用者等の問題解決やニーズを満たすために用いる、人的資源・物的資源・制度等の総称をいう。
× B フォーマルな社会資源には、家族、親戚、知人、近隣住民、ボランティアがある。
× C インフォーマルな社会資源には、行政や社会福祉法人によって提供されるサービスがある。
(組み合わせ)A B C3 ○ × ×
保育士試験 令和4年(2022年)前期 社会福祉 問13
次のうち、相談援助の方法・技術等に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A アドボカシーとは、行政や議会などに個人や集団、地域住民の福祉ニーズに適合するような社会福祉制度やサービスの改善、整備、創設等を促す方法である。
× B アウトリーチとは、地域の関係機関・施設や関係者等が相互に連携するネットワークづくりを行う方法である。
- ネットワーキングの説明です。
- C ケアマネジメントとは、社会福祉サービスが効果的に機能するために、社会福祉施設や機関の合理的・効果的な管理運営方法やサービス提供方法の開発を行うことをいう。
5. A:× B:× C:×
保育士試験 令和3年(2021年)前期 社会福祉 問72
次の文のうち、相談援助の方法・技術に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A アウトリーチとは、支援の必要な状況であるにもかかわらず、それを認識していない、あるいは支援につながっていない利用者に対して、支援者から援助につなげるための働きかけを行うことである。
B ケアカンファレンスとは、支援に関する情報を共有し、組織的な支援計画を作成するための会議への参画及び会議を運営することである。
× C ソーシャルアクションとは、利用者の支援に必要となる公的・私的な社会資源の分野・業種等の横断的な協働関係を形成することである。
D ケアマネジメントとは、支援の開始にあたり、支援計画に基づいて、利用者が公的な社会資源やボランティア等の民間サービスを統合的に利用できるように仲介していくことである。
- ネットワーキングの説明です。
2. A:○ B:○ C:× D:○
保育士試験 令和元年(2019年)後期 社会福祉 問73
次の文は、社会福祉の援助技術に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A ケアマネジメントとは、生活問題を抱えている人に対し、効果的・継続的に必要なサービスを組み合わせて援助していくことである。
○ B ネットワーク(ネットワーキング)とは、サービスを必要とする人が、地域の社会資源を活用するために、有効な組織化を推進していく方法である。
C スーパービジョンの主な機能には、「教育的機能」と「支持的機能」と「管理的機能」がある。
D ソーシャルアクションとは、関係機関の専門職でチームを形成し、目標に向かってチームの強みを意識し、チームの強みを意図的に活用して支援することである。
1. A:○ B:○ C:○ D:×
保育士試験 平成31年(2019年)前期 社会福祉 問71
次の文は、ケースの発見に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 個々の民生委員・児童委員の役割は、ケースの発見に関して、市町村全域を対象に戸別訪問を行うことである。
B 潜在的なニーズが多くある場合、相談援助者はケースの発見に積極的にならなければならない。
○ C 専門職同士が連携し、地域の中でネットワークを構築することは、ケースの発見に結びつく。
D ボランティア団体が運営する居場所づくりの拠点において、そこに参加する地域住民の見守りをすることは、ケースの発見に結びつく。
4. ( A )× ( B )○ ( C )○ ( D )○
保育士試験 平成31年(2019年)前期 社会的養護 問35
次の文は、施設職員に求められるソーシャルワークの援助技術に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
1. ケースワークとは、地域にあるニーズや生活問題の解決のために、サービスの開発や組織化を図り、住民が主体的に問題解決に取り組めるようにする技法である。
2. アウトリーチとは、支援において他領域の専門的知識や技術を要するときに、他の専門職から助言を受けることである。
3. ソーシャルアクションとは、福祉ニーズの充足のために、社会環境の改善や制度等の創設・改善等を目指して、市民・組織・行政等に働きかける技法である。
× 4. ネットワーキングとは、複合的な問題を抱える利用者の生活上のニーズを充足させるため、適切な社会資源と利用者を結びつけ調整する技法である。
- 環境問題・消費者問題・社会福祉などの市民運動団体が、運動を進めるために相互に結びつくことを言います。
5. ソーシャル・アドミニストレーションとは、意図的なグループ体験やメンバー相互の関係を活用して、個々の力を高め問題解決するための対人援助技術である。
保育士試験 平成28年(2016年)前期 社会福祉 問71
次の文は、関連援助技術についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A スーパービジョンは、保育士の経験不足を補う教育的機能、支持的機能、管理的機能がある。
B カウンセリングは、聞き上手な保育士なら誰でも行うことができる容易な援助技術である。
C ケアマネジメントは、ケースの発見から終結に至る過程をもち、計画した支援をモニタリングすることが求められる。
× D ネットワーキングは、異なる専門職が連携して支援することを意味しており、ボランティアがネットワークに入り込むことはない。
- 関連援助技術におけるネットワークは、医療、保健、福祉の連携、あるいは福祉機関や施設、団体との協力連携により効果的な援助の展開を目指すことを指します。専門機関だけでなく、ボランティア団体等との連携も重要です。
1. (A)○ (B)× (C)○ (D)×
保育士試験 平成25年(2013年) 社会福祉 問73
次の用語と解説は、相談援助に関する専門用語とその解説に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1. ストレングスモデル ――――――――― 利用者を主体的にとらえ、利用者の有する能力、性質、関心、願望などの強み、及び、外部環境の強みに着目するアプローチである。
2. アウトリーチ ―――――――――――― ソーシャルワーカーが所属する機関等から、積極的に利用者の住居や地域へ出向くことである。
3. コンサルテーション ――――――――― 専門的な助言や知識を必要とするときに、専門家から助言を受けることである。
4. エコマップ ――――――――――――― 世代関係図、家族関係図とも呼ばれ、家族関係の相互関係や全体像を描き出していく図式法をいい、視覚化によって文章による説明を補う機能をもっている。
○ 5. ソーシャル・サポート・ネットワーク ― 利用者を取り巻く家族、友人、近隣、ボランティアなどによるインフォーマルな援助と、公的機関、専門職によるフォーマルな援助に基づく援助機関の総体をいう。
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