グループワーク事例!苦手でも意図を知れば活躍できる!

グループワークって、ただの話し合い?グループディスカッションとは違うの?モヤモヤを解決しよう!

ソーシャルワーク体系

グループワークとは!簡単解説!

以下はグループワークとは?に対する模範回答ですが、要するに、グループを疑似社会として、そこで解決してしまったり、社会に出る練習をしたりするものです。

  • グループワークとは、集団の力を用いてメンバーの問題解決や成長を図る直接援助技術です。
  • グループワークとは,意図的なグループ経験を通じて個人が社会の中で機能する力を高め,また,個人,集団,地域社会の諸問題により効果的に対処できるよう,人々を支援するものである 。

源流セツルメント運動です。

グループワークの具体例

ある児童養護施設は、不定期に行なっていたフットサルをやりたいという意見が子ども達からあがったため、グループワークとして活動することにしました。

準備期

準備期は、チームの目的を明確にし、具体的な援助計画を立て、その支援ができる環境を整える時期です。

職員は子ども達が抱える問題を下記にあげました。

  • 夕食後の余暇が充実してるとはいえない。
  • 子ども同士の喧嘩の対処ができない。

職員はグループワークによりフットサルを行うことにし、予めルールづくりを行いました。

  • フットサルより日々の生活を優先させ、できてない場合は参加できない。
  • 暴力をふるった場合は参加できない。
  • テレビを見たいからという理由で不参加はできない。
  • 小舎の担当職員に参加を認めてもらうことを条件とし、申込書を提出

活動は月4回開催行うことになりました。

開始期

開始期は、子どもがチームに溶け込むために子ども同士の接触、交流をうながす働きかけをし、相互作用を活性化していく時期です。

職員は準備期に決めたルール等を説明し、子ども達の中から子ども達によりキャプテンを決めてもらいました。

作業期

作業期は、子ども達の主体的な展開を重視し、利用者と少し距離を保ちながら側面的に援助していく時期です。

最初に基礎練習を行い、それからシュート練習や試合を行いました。

その後にミューティングも行い、職員が誘導して自分の反省点を順番に言ってもらうようにしました。

そのうち、テーマが自然に「〇〇君のすごいところを言おう」、「次回頑張りたいことを言おう」と変わっていきました。

終結・移行期

終結期とは、子ども自身、自らが自己の目標を評価し、同時に職員は自身の行う援助を振り返って評価する時期です。

職員は、子ども達にアンケート調査を行い、次の援助につなげるよう振り返りを行いました。

「コノプカによる14原則」に基づいて

コノプカによる14原則とは、ソーシャルワーカー自身が行動するときの原則です。

本になる位、細かく決められていて、原則というより理想に近いと言えます。

読むテキストによって内容が微妙に意味合いが違うと感じるのはそのためです。

原則はひとつひとつ覚える必要はありません。

コノプカ
グループワーク

過去問

保育士試験 令和4年(2022年)前期 社会福祉 問12

次の文は、コノプカ(Konopka, G.)のグループワークの定義である。( A )~( C ) にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

グループワークは、( A 意図的 )なグループ経験を通じて、( B 個人 )の社会的に機能する力を高め、 また個人、集団、地域社会の諸問題に、より効率的に、より( C 効果的 )に対処しうるよう、人々を援助するものである。

【語群】
ア 自発的 イ 意図的 ウ 個人 エ 集団 オ 弾力的 カ 効果的

保育士試験 令和3年(2021年)前期 社会福祉 問13

次の文のうち、グループワークの過程に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A  準備期とは、利用者がグループに溶け込むために利用者同士の接触、交流をうながす働きかけをし、相互作用を活性化していく時期である。

  • 準備期では、支援者がグループワークを行う準備を行います。この段階には、支援者が、利用者の抱える問題、環境、行動特性を事前に把握する段階が含まれます。問題文に書かれているような、利用者同士の関わりを促し、相互作用が活性化させる関わりは、開始期に行われるものであると考えられます。

× B  開始期とは、グループの目的を明確にし、具体的な援助計画を立て、その支援ができる環境を整える時期である。

  • 開始期は、グループワークを始める段階です。この段階では支援者の役割などを利用者に説明、確認する段階が含まれます。グループワークでの約束事なども確認し、援助関係をつくります。問題文にあるように、利用者の問題等を事前に把握し、計画を立て、支援を行う環境を整える、という作業は、準備期に行われるものであると考えられます。

○ C  作業期とは、グループの主体的な展開を重視し、利用者と少し距離を保ちながら側面的に援助していく時期である。

○ D  終結期とは、利用者自身、自らが自己の目標を評価し、同時に支援者の行う援助を振り返って評価する時期である。

保育士試験 平成30年(2018年)前期 社会福祉 問14

次の文は、グループワーク( 集団援助技術 )に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  グループワーク( 集団援助技術 )は、集団の力を用いてメンバーの問題解決や成長を図る援助である。


× B  入所型の児童福祉施設では、小舎制の養護が推進され規模は小さくなったため、大規模集団のマイナス面がなくなり、グループワーク( 集団援助技術 )の必要はなくなった。

  • より個々の状況に寄り添ったケアをするために小舎制の養護が推進されていますが、それに伴いグループワークの機会を持つことも求められます。

○ C  グループワーク( 集団援助技術 )では、メンバー間の相互作用が生まれるようにワーカーは意図的に支援する。


× D  グループワーク( 集団援助技術 )では、何かを共同でつくりだすプログラムが重要な意味をもち、その作業の達成がグループワークの成否を決めることになるため、ワーカーは、作業を成功に導く技術的指導に重点を置かなければならない。

  • あくまでも中心となるのはメンバー同士の相互作用です。ワーカーは目標を達成するためのサポート役でいなければなりません。

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