目次
アウトリーチとは
積極的に対象者の居る場所に出向いて働きかけること、さまざまな形で、必要な人に必要なサービスと情報を届けることです。
アウトリーチをした結果、連携ができたというパターンが多いです。
ちなみに、アウトリーチとは直訳すれば「手を伸ばす」ことです。
アウトリーチ事例1
対象者の早期把握のため、税・保険料や公共料金の担当と積極的に出向いて連携し、気になる生活困窮者が自立相談支援事業につながるようルールを設定した。
アウトリーチ事例2
学校に専門家や地域住民が赴き、カフェという形態で、自然に話が始まるようにしました。
相談する意識のない生徒たちと、自然に日常を過ごしながら、ニーズ発見と関係作りを行い、潜在的に支援が必要な生徒が相談をするようになりました。
アウトリーチ事例3
相談者Aは、子どもの暴言や無理な要求などにより疲弊しており、家族の困り感が強く見えます。
Aからの話しだけでは子どもの本当の姿が見えない、相談者Aが語る子どもの姿は、家族の目から見た姿です。
積極的に自宅へ出向いて直接対面することで、子どもと家族の本当の関係性が掴めました。
また、本人を取り巻く環境を知ることで、支援の幅が広がりました。
アウトリーチ事例4
出産前から母子の継続支援をしていましたが、現在支援が途切れている相談者がいました。
相談がキャンセルになったまま来ていなく、音信不通になってしまいました。
積極的に自宅へ訪問することにより、相談に来ない理由を知ることができました。
アウトリーチ事例5
地域の関係機関など、ひきこもり当事者による体験談の発表を混じえながら、ひきこもりについての正しい理解を深めるため、講座を実施しました。

過去問
保育士試験 令和4年(2022年)前期 社会福祉 問14
次のうち、相談援助の方法・技術とその説明として、適切な記述を○、不適切な記述を×と した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
× C ソーシャルアクションとは、支援の必要な状況であるにもかかわらず、それを認識していない、 あるいは支援につながっていない利用者に対して、ソーシャルワーカーから援助につなげるための はたらきかけを行うことである。
- アウトリーチの説明です。
保育士試験 令和4年(2022年)前期 社会福祉 問13
次のうち、相談援助の方法・技術等に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
× B アウトリーチとは、地域の関係機関・施設や関係者等が相互に連携するネットワークづくりを行う方法である。
保育士試験 平成31年(2019年)前期 社会的養護 問35
次の文は、施設職員に求められるソーシャルワークの援助技術に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
× 2.アウトリーチとは、支援において他領域の専門的知識や技術を要するときに、他の専門職から助言を受けることである。
- アウトリーチとは、福祉などの分野における地域社会への奉仕活動、公共機関の現場出張サービスなどの意味で多用されます。
保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 社会福祉 問72
次の文は、相談援助( ソーシャルワーク )の過程についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
○ A 相談援助の開始期において、地域社会に潜在している多くのニーズを発見するようにアウトリーチを行うことは重要である。
保育士試験 平成25年(2013年) 社会福祉 問73
次の用語と解説は、相談援助に関する専門用語とその解説に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
○ 2.アウトリーチ ―――――――――――― ソーシャルワーカーが所属する機関等から、積極的に利用者の住居や地域へ出向くことである。
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