利用者支援事業ってモヤッとしてない?3型の事例!

利用者支援事業とは

子ども・子育て支援法
第四章 地域子ども・子育て支援事業
第五十九条 市町村は、内閣府令で定めるところにより、第六十一条第一項に規定する市町村子ども・子育て支援事業計画に従って、地域子ども・子育て支援事業として、次に掲げる事業を行うものとする。
一 子ども及びその保護者が、確実に子ども・子育て支援給付を受け、及び地域子ども・子育て支援事業その他の子ども・子育て支援を円滑に利用できるよう、子ども及びその保護者の身近な場所において、地域の子ども・子育て支援に関する各般の問題につき、子ども又は子どもの保護者からの相談に応じ、必要な情報の提供及び助言を行うとともに、関係機関との連絡調整その他の内閣府令で定める便宜の提供を総合的に行う事業
二〜十 (略)

  1. 利用者支援事業
    1. 基本型
    2. 特定形
    3. 母子保健型
  2. 地域子育て支援拠点事業
  3. 妊婦健康診査
  4. 乳児家庭全戸訪問事業
  5. 養育支援訪問事業
  6. 子育て短期支援事業
  7. 子育て援助活動支援事業(ファミリ-・サポート・センター事業)
  8. 一時預かり事業
    1. 一般型
    2. 余裕活用型
    3. 幼稚園型
    4. 訪問型
  9. 延長保育事業
  10. 病児保育事業
  11. 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)
  12. 実費徴収に係る補足給付を行う事業
  13. 多様な主体が本制度に参入することを促進するための事業

これだけだとモヤッとしてしまいますが、わかりやすくいうと育児相談所です。

3つの型の見分けはどこで誰が相談にのるかで見分けるとよいです。

利用者支援事業(基本型)は?

利用者支援事業の基本型とは、子ども及びその保護者等が、教育・保育施設や地域の子育て支援事業等を円滑に利用できるよう、身近な場所において、当事者目線の寄り添い型の支援を実施することを目的としています。

利用者支援事業(基本型)事例

世田谷区利用者支援事業(基本型)

地域子育て支援コーディネーターは利用者支援事業の専任職員のことであり、子育て支援員研修事業の対象者です。

利用者支援事業(特定型)とは?

利用者支援事業(特定型)は、主として市区町村の窓口で、子育て家庭等から保育サービスに関する相談に応じたり、情報提供やサービス利用に向けて支援などを行うものです。

利用者支援事業(特定型)事例

A市では、昨年の待機児童が増えたため、緊急的に利用者支援事業(特定型)として窓口を開設し、利用者支援事業の専任職員を配置しました。

地域の保育所の情報提供を行い、利用に向けて支援するのが主業務ですが、相談にのったりもします。

また、A市窓口では、ハローワークと連携して働きたい利用者の就労支援も行っています。

利用者支援事業(母子保健型)

主として市町村保健センター等で、保健師等の専門職が、妊娠
期から子育て期にわたるまでの母子保健や育児に関する妊産婦等からの様々な相談に応じ、その状況を継続的に把握し、支援を必要とする者が利用できる母子保健サービス等の情報提供を行うとともに、関係機関と協力して支援プランの策定などを行います。

利用者支援事業(母子保健型)事例

A市の利用者支援事業(母子保健型)において、最初のきっかけとなるのが母子健康手帳交付時の面接です。

子育て応援ギフトを活用し、高い面接実施率となるように工夫しています。

その後は妊婦健診や歯科健診などにより母子との接点を保つほか、アウトリーチ型の取組などにより、子育て期まで切れ目な
く関われるようにしています。

利用者支援事業

過去問

保育士試験 令和3年(2021年)前期 子ども家庭福祉 問56

次の文のうち、利用者支援事業に関する記述として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A  利用者支援事業は「児童福祉法」に規定する地域子ども・子育て支援事業の1類型であり、子どもまたはその保護者の身近な場所で、教育・保育・保健その他の子育て支援の情報提供及び必要に応じ相談・助言等を行うとともに、関係機関との連絡調整等を実施する事業である。

  • 利用者支援事業は「子ども・子育て支援法」に規定されています。「児童福祉法」ではありません。

× B  「利用者支援事業実施要綱」(令和2年3月27日 内閣府・文部科学省・厚生労働省)によると、利用者支援事業の特定型とは、子ども及びその保護者等が、教育・保育施設や地域の子育て支援事業等を円滑に利用できるよう、身近な場所において、当事者目線の寄り添い型の支援を実施することを目的としている。

  • 記述は「基本型」のものです。「特定型」は、主として市区町村の窓口で、子育て家庭等から保育サービスに関する相談に応じたり、情報提供やサービス利用に向けて支援などを行うもので、「保育コンシェルジュ」と呼ばれます。

○ C  「利用者支援事業実施要綱」(令和2年3月27日 内閣府・文部科学省・厚生労働省)によると、利用者支援事業に従事する者は、子どもの最善の利益を実現させる観点から、子ども及びその保護者等、または妊娠している方への対応に十分配慮するとともに、正当な理由なく、その業務上知り得た利用者又はその家族の秘密を漏らしてはならないとされている。

保育士試験 令和元年(2019年)後期 児童家庭福祉 問48

次の文のうち、利用者支援事業に関する記述として不適切な記述を一つ選びなさい。

○ 1.利用者支援事業は、基本型、特定型、母子保健型の3つの類型がある。

× 2.利用者支援事業特定型の業務内容は、保育所待機児のための相談援助に特化されている。

  • 特定型の利用者支援事業は、「利用者支援」に特化した事業形態であり、対象を保育所待機児に限定しているわけではありません。

○ 4.利用者支援事業の事業内容は、子育て支援の情報提供及び必要に応じ相談・助言等を行うとともに、関係機関との連絡調整等を実施することとなっている。

保育士試験 平成30年(2018年)後期 児童家庭福祉 問46

次のうち、「子ども・子育て支援法」における地域子ども・子育て支援事業を構成する事業として、誤ったものを一つ選びなさい。

○ 5.利用者支援事業

保育士試験 平成30年(2018年)後期 児童家庭福祉 問50

次のうち、子育て支援員研修事業の対象者として、誤ったものを一つ選びなさい。

○ 5.利用者支援事業の専任職員

保育士試験 平成29年(2017年)前期 児童家庭福祉 問59

次の文は、「子ども・子育て支援新制度」における利用者支援事業に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  利用者支援事業の目的は、一人一人の子どもが健やかに成長することができる地域社会の実現に寄与するため、子ども及びその保護者等、または妊娠している方がその選択に基づき、教育・保育・保健その他の子育て支援を円滑に利用できるよう、必要な支援を行うこととされている。

保育士試験 平成29年(2017年)前期 社会福祉 問65

次の文は、「子ども・子育て支援法」の利用者支援事業に関する平成27年版「厚生労働白書」の記述の一部である。( A )~( C )にあてはまる正しい組み合わせを一つ選びなさい。

利用者支援事業とは、( A 子どもや保護者)の身近な場所で、教育・保育施設や地域の子育て支援事業等の利用について( B 情報収集)を行うとともに、それらの利用に当たっての相談に応じ、必要な助言を行い、関係機関等との( C 連絡調整等)を実施する事業である。

保育士試験 平成28年(2016年)後期 子ども児童福祉 問51

次の文は、「子ども・子育て支援新制度」における「地域子ども・子育て支援事業」に関する記述である。【I群】の事業と【II群】の事業の概要を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【I群】
D  利用者支援事業

【II群】
ア  子ども及びその保護者等の身近な場所で、教育・保育・保健その他の子育て支援の情報提供及び必要に応じ相談・助言等を行うとともに、関係機関との連絡調整等を実施する事業

保育士試験 平成28年(2016年)後期 社会福祉 問68

次の組み合わせは、社会福祉に関係する概念と、その根拠法に関する組み合わせである。不適切な組み合わせを一つ選びなさい。

○ 3.利用者支援事業 ―― 「子ども・子育て支援法」

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