実技試験の合格率は80%以上ありますが、逆に20%は不合格になります。
目次
採点項目はこうだ!

採点項目はこうだ!
採点基準としてはっきりとしたものは公開されていませんので、令和3年の問題を例に予想してみました。
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問題例
【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。
【事例】
H保育所の4歳児クラスの子どもたちは、園庭で色水遊びをしています。水の感触を楽しみながら、空き容器に色水を入れて並べてみたり、ジュースに見立てたり、色を混ぜるなどして、保育士と一緒に遊んでいます。
[条件]
- 容器を使って色水遊びを楽しんでいる様子を描くこと。
- 園庭の色水遊びの様子が分かるように描くこと。
- 子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
- 枠内全体を色鉛筆で着彩すること。
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手引
- 実技試験は、指定保育士養成施設におけるカリキュラムとの均衡に配慮し実施します。
- また保育所保育指針「保育の内容」の5領域における「ねらい」および「内容」を達成するために、保育士として実践上必要な知識、技能、資質の観点から評価します。
- 保育の一場面を絵画で表現する。
- 求められる力:保育の状況をイメージした造形表現(情景・人物の描写や色使いなど)ができる
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採点項目
採点官に回答見本とが配られ、それが満点回答になると思われます。
また、5点/項目の採点項目があり、それぞれ点数をつけると思われます。
- 保育士は子供に適切な援助をしているか(一緒に遊ぶなど)
- すべての子供は楽しんでいるか
- すべての子供に子供らしさがわかるか(色や形は適切か)
- 園庭らしさは伝わるか(色や形は適切か)
- 子ども3名以上、保育士1名以上を描かれているか
- 水に触れて感覚を味わっている子供はいるか
- 色水を何かに表現しようとしてる子供はいるか(空き容器に色水を入れて並べてみたり、ジュースに見立てたり、色を混ぜるなど)
- 他の子供に関わろうとしている子供はいるか
- 塗り残しはないか
- 不自然なものはないか(人・物の大きさ、人の動き)
人を大きく書くとよいとか、動きをつけるとよいとか、体の膨らみ、へこみ等写実的にするとよいとかありますが、採点項目にはないと思われますが、採点官の印象はよくなると思います。
そこで合否が決まるようなことはないので、うまく書く方法は後で練習していけばよいです。
顔が笑っていればなんとかなります。

4つの合格のコツ

4つの合格のコツ
- 色塗りより構成図、輪郭が大事
- 問題文の条件は何度も確認
- 消さない
- 持ち替えない
色塗りより構成図、輪郭が大事
色塗りは塗りきればよいので、最初の15分で描く構成図や輪郭で決まると思って下さい。
問題文の条件は何度も確認
問題文は重要な条件が盛れてないか何度も確認します。
最初に条件を読み取っても、描いてるうちに条件を満たさなくなってしまっては合否に影響を与えます。
最初に何度も確認する必要がある部分にアンダーラインを引いてしまえば手間が省けます。
消さない
線を消さないことは、最大の時間の節約になります。
人物や背景のテンプレートを決めてしまえば、それ程間違えることはありません。
持ち替えない
試験時間の大半を費やす色塗りを時短すれば大きく時間を稼ぐことができます。
カチャカタャ持ち替えていては、よくありませんし、色鉛筆が机から落ちてしまいます。

合格作品、不合格作品を見よう!

合格作品、不合格作品を見よう!
合格作品はたくさん見ましょう。
不合格作品も見た方がよいのですが、残念ながらほとんどありません。
合格作品でも真似する必要がなければ印刷する必要はありません。
- 令和5年度前期・実技試験「造形」
- 令和4年度後期・実技試験「造形」
- 令和4年度前期・実技試験「造形」
- 令和3年度後期・実技試験「造形」
- 合格作品
- 令和3年度前期・実技試験「造形」
- 令和2年度後期・実技試験「造形」
- 令和2年度前期・実技試験「造形」
- 平成31年度前期・実技試験「造形」
- 平成30年度後期・実技試験「造形」
- 平成30年度前期・実技試験「造形」
- 平成29年度後期・実技試験「造形」
- 平成29年度前期・実技試験「造形」
- 平成28年度後期・実技試験「造形」
- 平成28年度前期・実技試験「造形」

解答手順はこうだ!

解答手順はこうだ!
私は以下の方法を実行して、保育士実技試験当日には10分余りました。
■ アンダーライン
問題文を読み、採点基準となるところにアンダーラインを引きます。

節目に何回も確認できるようにするためです。
目標は3分です。
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■ 構成図
人の位置等の構成を決めます。
肌色の色鉛筆でぐるぐるすれば、後で線が目立たなくなります。
頭、体、手足の比率、動きがわかるようにぐるぐるします。
要はここまでが下書きなので、一発で輪郭を書けるようになるまで書きます。
また、消す作業がでないように練習してください。
頭、体、手足の大きさは構成図用鉛筆に印をつけてぐるぐるの位置の目安にしてました。本番では消します。
最後にアンダーラインが盛り込まれているか確認します。
目標は10分です。
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■ 輪郭
黒か茶色で輪郭を書きます。
この時に背景の輪郭も書いてしまいます。
髪の毛もここで塗ってしまいます。
輪郭用鉛筆で書けるところまですべて書きます。
また、消す作業がでないように練習してください。
ここまでの作業が得点の多くのを左右します。
最後にアンダーラインが盛り込まれているか確認します。
目標は10分です。
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■ 色塗り
とにかく早く塗りつぶす方法を考えます。
鉛筆を選んで持ち替える時間を省くようにしてください。
空や床、地面はクーピーを筆状に削ってて一気に塗っていきます。
色が濃いとよいとか、濃淡があるとよいとかありますが、採点基準かどうかはわかりませんので、後で練習していきます。
時間管理の方が優先されます。
最後にアンダーラインを確認し、塗り残しがないかチェックします。
目標は22分です。
最後に採点をしてくれる人がいない方はSNSに載せると誰かが採点してくれるでしょう。
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