食生活指針って必要なの?食育part1

子供の頃よく1日30品目と大人に言われていましが、結果食べ過ぎてしまったという結末は初めて知りました。

食生活指針とは?

食生活指針とは、専門知識のない人がどのように食生活を組み立てればいいのかを示した指針です。

食料の安定供給の確保などを図ることも目的として策定されたものですので、割と利権問題が絡みます。

戦中の食生活指針は野草?

日本で最初に食生活指針が示されたのは、1945年(昭和20)で、このときは野草や雑穀を食料として取り入れるなど、戦時中の厳しい食糧難を物語る内容でした。

1日30品目で過食?

食生活指針の始まりは、1970年代にアメリカがアメリカ国民のための食事目標を提唱しました。

1980年ごろから、生活習慣病やがんなどの主要な死因に関係する病気と食生活とのつながりが科学的にはっきりしてきました。

そのような病気を予防するため、1985(昭和60)年の食生活指針では、1日30品目という具体的な目標を掲げました。

しかし摂取品目を増やすことを重視するあまり、過食傾向が現れるといった問題が生じました。

忙しい国民のための食生活指針改正

平成2(1990) 年、ライフスタイルの多様化などにより、ライフスタイルごとに指針がつくられました。

食に関する全ての責任を家庭に担わせるのはもはや現実的とはいえません。

そのため、家庭・地域・学校が連携して、 次代を担う子どもたちの食環境の改善に努めることが必要だということになりました。

3省共同の食生活指針改正!

家庭・地域・学校が連携するため、2000平12当時の厚生省と農林水産省、文部省が共同で食生活指針を改正しました。

(食生活指針)

  1. 食事を楽しみましょう。
  2. 1日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを。夜食や間食はとりすぎないようにしましょう”
  3. 主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
  4. ごはんなどの穀類をしっかりと。
  5. 野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて。
  6. 食塩や脂肪は控えめに。
  7. 適正体重を知り、日々の活動に見合った食事量を。
  8. 食文化や地域の産物を活かし、ときには新しい料理も。
  9. 調理や保存を上手にして無駄や廃棄を少なく。
  10. 自分の食生活を見直してみましょう。

青字は後の改訂で変更されていきます。

この食生活指針は流して良いでしょう。

楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~

厚生労働省が担うのは、子どもや妊産婦の食についてのガイド策定です。

こちらの記事で解説

楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~

上記の記事で解説

妊産婦のための食生活指針(健やか親子21)

妊娠期や授乳期の食事の内容や量を詳しく解説するとともに、母子の健康のために重要な食習慣をまとめました。

初の法律「食育基本法」!

3省庁が連携し、それなりの予算が必要だとなり、食料自給率にも関わることですので、法律をつくることになりました。

太字は出題部分です。

  1. 前文
    • 子どもたちに対する食育は、心身の成長及び人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となるものである。
  2. 基本理念
    • 第二条(国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成)
    • 第三条(食に関する感謝の念と理解)
    • 第四条(食育推進運動の展開)
    • 第五条(子どもの食育における保護者、教育関係者等の役割
    • 第六条(食に関する体験活動と食育推進活動の実践)
    • 第七条(伝統的な食文化、環境と調和した生産等への配意及び農山漁村の活性化と食料自給率の向上への貢献
    • 第八条(食品の安全性の確保等における食育の役割
  3. 国等の責務
    • 国(第9条)
    • 地方公共団体(第 10 条)
    • 教育関係者等及び農 林漁業者等の責務(第11条)食品関連事業者等(第12条)
    • 及び国民(第13条)の責務
    • 年次報告を提出する(第 15 条)。
  4. 食育推進基本計画等
    • 第十六条(食育推進基本計画)
    • 第十七条(都道府県食育推進計画)都道府県は、食育推進基本計画を基本として、当該都道府県の区域内における食育の推進に関する施策についての計画を作成するよう努めなければならない
    • 第十八条(市町村食育推進計画)
    • 第二十五条(食品の安全性、栄養その他の食生活に関する調査、研究、情報の提供及び国際交 流の推進)
  5. 食育推進会議等
    • 第二十六条(食育推進会議の設置及び所掌事務)農林水産省に、食育推進会議を置く。

第1次食育推進基本計画

食育基本法では、食育推進基本計画を推進することとなっており、その第一弾です。

目標となる指標を設定しましたが,その結果は芳しくありませんでした。

コンセプトは、食育の「周知」へ です。

食事バランスガイド

2005年には具体的な行動に結びつける手引きとして、摂取基準や献立が食事バランスガイドとして公表されました。

食生活指針を実践に移すための食事の目安をイラストで示したものです。

農林水産省HP

保育所保育指針の改定

食育基本法と整合させるべく、保育所保育指針は改訂され、食育の推進に関する記載が見直されて以前よりも食育についての記載が増えています。

第3章 健康及び安全
2 食育の推進
(1) 保育所の特性を生かした食育
ア 保育所における食育は、健康な生活の基本としての「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培うことを目標とすること。
イ 子どもが生活と遊びの中で、意欲をもって食に関わる体験を積み重ね、食べることを楽しみ、食事を楽しみ合う子どもに成長していくことを期待するものであること。
ウ 乳幼児期にふさわしい食生活が展開され、適切な援助が行われるよう、食事の提供を含む食育計画を全体的な計画に基づいて作成し、その評価及び改善に努めること栄養士が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図ること。
(2) 食育の環境の整備等
ア 子どもが自らの感覚や体験を通して、自然の恵みとしての食材や食の循環・環境への意識、調理する人への感謝の気持ちが育つように、子どもと調理員等との関わりや、調理室など食に関わる保育環境に配慮すること。
イ 保護者や地域の多様な関係者との連携及び協働の下で、食に関する取組が進められること。
また、市町村の支援の下に、地域の関係機関等との日常的な連携を図り、必要な協力が得られるよう努めること。
ウ 体調不良、食物アレルギー、障害のある子どもなど、一人一人の子どもの心身の状態等に応じ、嘱託医、かかりつけ医等の指示や協力の下に適切に対応すること。栄養士が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図ること。

保育所における食事の提供ガイドライン

楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~が元になっている、提供についてのガイドラインであり、試験に出題されたのは下記のチェックリストです。

  1. 保育所の理念、目指す子どもの姿に基づいた「食育の計画」を作成しているか
  2. 調理員や栄養士の役割が明確になっているか
  3. 乳幼児期の発育・発達に応じた食事の提供になっているか
  4. 子どもの生活や心身の状況に合わせて食事が提供されているか
  5. 子どもの食事環境や食事の提供の方法が適切か
  6. 保育所の日常生活において、「食」を感じる環境が整っているか
  7. 食育の活動や行事について、配慮がされているか
  8. 食を通した保護者への支援がされているか
  9. 地域の保護者に対して、食育に関する支援ができているか
  10. 保育所と関係機関との連携がとれているか

第2次食育推進基本計画

1次→2次 新旧対照表 重点課題追加イメージ

一次の目標数値が達成されなかったため、その反省が盛り込まれています。

コンセプトは、「周知」から「実践」へ です。

覚えるのは、3つの重点課題が追加されたことです。

内容まで覚えなくてもよいでしょう。

1 生涯にわたるライフステージに応じた間断ない食育の推進
2 生活習慣病の予防及び改善につながる食育の推進
3 家庭における共食を通じた子どもへの食育の推進

第3次食育推進基本計画

コンセプトは、実践の環を広げよう です。

5つの重点課題に変更されました。

これは丸暗記しましょう。

1.若い世代を中心とした食育の推進
2.多様な暮らしに対応した食育の推進
3.健康寿命の延伸につながる食育の推進
4.食の循環や環境を意識した食育の推進
5.食文化の継承に向けた食育の推進

基本的な取組方針

食に関する感謝の念と理解が定められています。

食育の推進の目標

ゆっくりよく噛んで食べる国民の割合の増加

食育の総合的な促進に関する事項

生産者と消費者との交流の促進、環境と調和のとれた農林漁業の活性化等

地方公共団体による推進計画の作成等とこれに基づく施策の促進するために必要な事項

国による推進計画の作成等とこれに基づく施策の促進」がある。

これは覚えよう!最新「食生活指針」改正!

生活習慣病予防対策としています。

当たり前のことを言ってるだろうから、わざわざ覚えなくてもいいと思っていましたが、割と丸暗記しないと過去問が解けません。

  1. 食事を楽しみましょう。
    • 毎日の食事で、健康寿命をのばしましょう。
    • おいしい食事を、味わいながらゆっくりよく噛んで食べましょう。
    • 家族の団らんや人との交流を大切に、また、食事づくりに参加しましょう。
  2. 1日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを。
    • 朝食で、いきいきした1日を始めましょう。
    • 夜食や間食はとりすぎないようにしましょう。
    • 飲酒はほどほどにしましょう。
  3. 適度な運動とバランスのよい食事で、適正体重の維持を。
    • 普段から体重を量り、食事量に気をつけましょう。
    • 普段から意識して身体を動かすようにしましょう。
    • 無理な減量はやめましょう。
    • 特に若年女性のやせ、高齢者の低栄養にも気をつけましょう。
  4. 主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
    • 多様な食品を組み合わせましょう。
    • 調理方法が偏らないようにしましょう。
    • 手作りと外食や加工食品・調理食品を上手に組み合わせましょう。
  5. ごはんなどの穀類をしっかりと。
    • 穀類を毎食とって、糖質からのエネルギー摂取を適正に保ちましょう。
    • 日本の気候・風土に適している米などの穀類を利用しましょう。
  6. 野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて。
    • たっぷり野菜と毎日の果物で、ビタミン、ミネラル、食物繊維をとりましょう。
    • 牛乳・乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などで、カルシウムを十分にとりましょう。
  7. 食塩は控えめに、脂肪は質と量を考えて
    • 食塩の多い食品や料理を控えめにしましょう。食塩摂取量の目標値は、男性で1日8g未満、女性で7g未満とされています。
    • 動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとりましょう。
    • 栄養成分表示を見て、食品や外食を選ぶ習慣を身につけましょう。
  8. 日本の食文化や地域の産物を活かし、郷土の味の継承を
    • 「和食」をはじめとした日本の食文化を大切にして、日々の食生活に活かしましょう。
    • 地域の産物や旬の素材を使うとともに、行事食を取り入れながら、自然の恵みや四季の変化を楽しみましょう。
    • 食材に関する知識や調理技術を身につけましょう。
    • 地域や家庭で受け継がれてきた料理や作法を伝えていきましょう。
  9. 食料資源を大切に、無駄や廃棄の少ない食生活を。
    • まだ食べられるのに廃棄されている食品ロスを減らしましょう。
    • 調理や保存を上手にして、食べ残しのない適量を心がけましょう。
    • 賞味期限や消費期限を考えて利用しましょう。
  10. 「食」に関する理解を深め、食生活を見直してみましょう。
    • 子供のころから、食生活を大切にしましょう。
    • 家庭や学校、地域で、食品の安全性を含めた「食」に関する知識や理解を深め、望ましい習慣を身につけましょう。
    • 家族や仲間と、食生活を考えたり、話し合ったりしてみましょう。
    • 自分たちの健康目標をつくり、よりよい食生活を目指しましょう。

赤字は改正された部分で、太字が出題部分です。

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