楽しく食べる子どもを猿でもわかるように解説!食育part2

難解すぎて時間がかかってしまいました。

楽しく食べる子どもに
~食からはじまる健やかガイド~

本記事は、こちらの記事からの抜粋です。

流れとポイント

成人病が増えていくなかで、学校や保育所の給食の具体的なガイドを作成します。
内容は、いつの子供の特徴は…だから、…の方向に目標を持って、具体的には…のようなことをしましょうということです。

食においての子供の特徴とは?

流れとポイント

子どもにはいろんな側面がありますが、食について言うならば、4つの側面を見ていきましょうということを言っています。
出題されてるところは太字部分だけです。
厚生労働省HP
  1. 心と体の健康について
    • 乳児期では身体、感覚機能の発達がいちじるしく、食欲などの生理的欲求を満たすことが重要です。睡眠、食事、遊びなど活動にメリハリが出てきます。
    • 乳児期から幼児期にかけては、咀嚼機能が発達し、事物に対する好奇心が強くなっていきます。
    • 思春期には、身長成長速度が最大となり、生殖機能の発達もみられ、精神的な不安や動揺が起こりやすい時期です。
  2. 人との関わりについて
    • 乳児期では、人との関わりによって、安心感や信頼感が育まれ、それによって関係性が拡大し、深化していきます。親子、兄弟姉妹といった家族関係から、信頼できる大人を仲立ちとして少しずつ仲間関係が広がっていきます。
    • 学童期以降は、仲間意識がだんだん強くなり、親しい友人が重要な存在になっていきます。
  3. 食のスキルについて
    • 離乳期には、離乳食を通して舌や歯茎で食べるなど咀嚼機能が発達します。
    • 離乳期や幼児期において、 用意された食事の中から、自分で食べる量を確認し調節していくことで、空腹感を満たす量やその心地よさを体感していきます。また、手づかみで食べることによって、手指と口の動きの協調運動を獲得して、スプーンやフォーク、箸など食具を使って食べることへと進んでいきます。周りの大人の食べ方も見て、模倣していきます。
    • 学童期以降は、さまざまな学習を通して、栄養バランスや食材から調理、食卓までのプ ロセスなど食に関する幅広い知識を習得し、理解を深めていきます。 自分の周りに数多く存在する食べ物や食に関する情報から、 自分にふさわしいものを自分で選んで生活していくことが必要にな ってきます。
  4. 食の文化と環境について
    • 一人で食べられるようになると、食事にあった食べ方や食具の使い方を身につけながら、人と気 持ちよく食事をするためのマナーを獲得していきます。
    • また、食べ物が自然の中で生育してきたものであることを知り、食べ物がどこで作られ、どのように加工され、店頭に並び、食卓にのぼるのかということにも関心をもち、理解していきます。そうして、生産物や食文化への関心も、 自分が生活している身近な地域から、他の地域や外国へと広がっていきます。
    • 生活や行動の範囲が拡大し、そこで出会う食べ物や食に関する情報も広がっ ていくとともに、関心のある食べ物や情報を自ら収集し、利用したり、それを誰かに伝えたりと、その関わりも積極化していきます。

楽しく食べる子どもって?目標!

流れとポイント

後ででてくる保育所指針の期待する子供像と似ています。

流してよみましょう。
  1. 食事のリズムがもてる
  2. 食事を味わって食べる
  3. 一緒に食べたい人がいる
  4. 食事づくり、準備にかかわる
  5. 食生活や健康に主体的に関わる

具体的にどうすればいいの?

流れとポイント

ここは発達段階ごとの子どもをイメージすることを目標とし、丸暗記せずにいきましょう。

思春期では、日本、世界、地球規模での考察ができるようになります。
楽しく食べる子どもになるためにすること
  • 授乳期 ・離乳期
    • 安心と安らぎの中で母乳(ミルク)を飲む心地よさを味わう
    • いろいろな食べ物を見て、触って、味わって、自分で進んで食べようとする
  • 幼児期
    • おなかがすくリズムがもてる
    • 食べたいもの、好きなものが増える
    • 家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう
    • 食べ物や身体のことを話題にする
  • 学童期
    • 家族や仲間と一緒に食事づくりや準備を楽しむ
    • 自分の食生活を振り返り、評価し、改善できる
  • 思春期
    • 自然と食べ物との関わり、地域と食べ物の関わりに関心をもつ
    • 食料の生産・流通から食卓までのプロセスがわかる

楽しく食べる子どもに
~保育所における食育に関する指針~

流れとポイント

この指針は、保育所を対象としたものです。

民間人によってつくられた健やかガイドを保育所保育指針と整合させるために作られたので、構成が違い、一見読みづらいですが、切り替えていきましょう。

目標

現在を最もよく生き、かつ、生涯にわたって健康で質の高い生活を送る基本としての「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培うことが保育所における食育の目標である。

期待する子供像

流れとポイント

準備を手伝い、終わる頃にはお腹が減り、家族と今日のおかずについて話しながら、完食するという、完璧な子どもを目指します。
  1. お腹がすくリズムのもてる
  2. 食べたいもの、好きなものが増える
  3. 一緒に食べたい人がいる
  4. 食事づくり、準備にかかわる
  5. 食べものを話題にする

ねらい・内容(3歳以上)

流れとポイント

保育所保育指針の3歳以上児の保育に関するねらい及び内容と対比できます。

保育所では保育の他に教育も行わなければいけないので、食をとおして話したり文化を学んでいくようなつくりになっています。

暗記するというより、
健康、人間関係、文化、いのち、料理(表現力のこと)とは何のことを言っていて、保育所保育指針と繋がっているイメージが持てればよいでしょう。

ここからの出題は結構多いので、3歳児が頑張っている様子を想像しながら覚えていきましょう。
  • 食と健康
    1. 好きな食べものをおいしく食べる。
    2. 様々な食べものを進んで食べる。
    3. 慣れない食べものや嫌いな食べものにも挑戦する。
    4. 自分の健康に関心を持ち、必要な食品を進んでとろうとする。
    5. 健康と食べものの関係について関心を持つ。
    6. 健康な生活リズムを身につける。
    7. うがい、手洗いなど、身の回りを清潔にし、食生活に必要な活動を自分でする。
    8. 保育所生活における食事の仕方を知り、自分たちで場を整える。
    9. 食事の際には、安全に気をつけて行動する。
  • 食と人間関係
    1. 身近な大人や友達とともに、食事をする喜びを味わう。
    2. 同じ料理を食べたり、分け合って食事することを喜ぶ。
    3. 食生活に必要なことを、友達とともに協力して進める。
    4. 食の場を共有する中で、友達との関わりを深め、思いやりを持つ。
    5. 調理をしている人に関心を持ち、感謝の気持ちを持つ。
    6. 地域のお年寄りや外国の人など 様々な人々と食事を共にする中で、 親しみを持つ。
    7. 楽しく食事をするために、必要なきまりに気づき、守ろうとする。
  • 食と文化
    1. 食材にも旬があることを知り、季節感を感じる。
    2. 地域の産物を生かした料理を味わ い、郷土への親しみを持つ。
    3. 様々な伝統的な日本特有の食事を体験する。
    4. 外国の人々など、自分と異なる食文化に興味や関心を持つ。
    5. 伝統的な食品加工に出会い、味わう。
    6. 食事にあった食具(スプーンや箸など)の使い方を身につける。
    7. 挨拶や姿勢など、気持ちよく食事をするためのマナーを身につける。
  • いのちの育ちと食
    1. 身近な動植物に関心を持つ。
    2. 動植物に触れ合うことで、いのちの美しさ、不思議さなどに気づく。
    3. 自分たちで野菜を育てる。
    4. 収穫の時期に気づく。
    5. 自分たちで育てた野菜を食べる。
    6. 小動物を飼い、世話をする。
    7. 卵や乳など、身近な動物からの恵みに、感謝の気持ちを持つ。
    8. 食べ物を皆で分け、食べる喜びを味わう。
  • 料理と食
    1. 身近な大人の調理を見る。
    2. 食事づくりの過程の中で、大人の 援助を受けながら、自分でできることを増やす。
    3. 食べたいものを考える。
    4. 食材の色、形、香りなどに興味を持つ。
    5. 調理器具の使い方を学び、安全で衛生的な使用法を身につける。
    6. 身近な大人や友達と協力し合って、調理することを楽しむ。
    7. おいしそうな盛り付けを考える。
    8. 食事が楽しくなるような雰囲気を考え、おいしく食べる。

保育所保育指針(抜粋)

第2章 保育の内容

3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容

(2) ねらい及び内容

健康
健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う。
(ア) ねらい
1 明るく伸び伸びと行動し、充実感を味わう。
2 自分の体を十分に動かし、進んで運動しようとする。
3 健康、安全な生活に必要な習慣や態度を身に付け、見通しをもって行動する。
(イ) 内容
1 保育士等や友達と触れ合い、安定感をもって行動する。
2 いろいろな遊びの中で十分に体を動かす。
3 進んで戸外で遊ぶ。
4 様々な活動に親しみ、楽しんで取り組む。
5 保育士等や友達と食べることを楽しみ、食べ物への興味や関心をもつ。
6 健康な生活のリズムを身に付ける。
7 身の回りを清潔にし、衣服の着脱、食事、排泄などの生活に必要な活動を自分でする。
8 保育所における生活の仕方を知り、自分たちで生活の場を整えながら見通しをもって行動する。
9 自分の健康に関心をもち、病気の予防などに必要な活動を進んで行う。
10 危険な場所、危険な遊び方、災害時などの行動の仕方が分かり、安全に気を付けて行動する。

人間関係
他の人々と親しみ、支え合って生活するために、自立心を育て、人と関わる力を養う。
(ア) ねらい
1 保育所の生活を楽しみ、自分の力で行動することの充実感を味わう。
2 身近な人と親しみ、関わりを深め、工夫したり、協力したりして一緒に活動する楽しさを味わい、愛情や信頼感をもつ。
3 社会生活における望ましい習慣や態度を身に付ける。
(イ) 内容
1 保育士等や友達と共に過ごすことの喜びを味わう。
2 自分で考え、自分で行動する。
3 自分でできることは自分でする。
4 いろいろな遊びを楽しみながら物事をやり遂げようとする気持ちをもつ。
5 友達と積極的に関わりながら喜びや悲しみを共感し合う。
6 自分の思ったことを相手に伝え、相手の思っていることに気付く。
7 友達のよさに気付き、一緒に活動する楽しさを味わう。
8 友達と楽しく活動する中で、共通の目的を見いだし、工夫したり、協力したりなどする。
9 よいことや悪いことがあることに気付き、考えながら行動する。
10 友達との関わりを深め、思いやりをもつ。
11 友達と楽しく生活する中できまりの大切さに気付き、守ろうとする。
12 共同の遊具や用具を大切にし、皆で使う。
13 高齢者をはじめ地域の人々などの自分の生活に関係の深いいろいろな人に親しみをもつ。

ウ 環境
周囲の様々な環境に好奇心や探究心をもって関わり、それらを生活に取り入れていこうとす
る力を養う。
(ア) ねらい
1 身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で様々な事象に興味や関心をもつ。
2 身近な環境に自分から関わり、発見を楽しんだり、考えたりし、それを生活に取り入れようとする。
3 身近な事象を見たり、考えたり、扱ったりする中で、物の性質や数量、文字などに対する感覚を豊かにする。
(イ) 内容
1 自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。
2 生活の中で、様々な物に触れ、その性質や仕組みに興味や関心をもつ。
3 季節により自然や人間の生活に変化のあることに気付く。
4 自然などの身近な事象に関心をもち、取り入れて遊ぶ。
5 身近な動植物に親しみをもって接し、生命の尊さに気付き、いたわったり、大切にしたりする。
6 日常生活の中で、我が国や地域社会における様々な文化や伝統に親しむ。
7 身近な物を大切にする。
8 身近な物や遊具に興味をもって関わり、自分なりに比べたり、関連付けたりしながら考えたり、試したりして工夫して遊ぶ。
9 日常生活の中で数量や図形などに関心をもつ。
10 日常生活の中で簡単な標識や文字などに関心をもつ。
11 生活に関係の深い情報や施設などに興味や関心をもつ。
12 保育所内外の行事において国旗に親しむ。

エ 言葉
経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う。
(ア) ねらい
1 自分の気持ちを言葉で表現する楽しさを味わう。
2 人の言葉や話などをよく聞き、自分の経験したことや考えたことを話し、伝え合う喜びを味わう。
3 日常生活に必要な言葉が分かるようになるとともに、絵本や物語などに親しみ、言葉に対する感覚を豊かにし、保育士等や友達と心を通わせる。
(イ) 内容
1 保育士等や友達の言葉や話に興味や関心をもち、親しみをもって聞いたり、話したりする。
2 したり、見たり、聞いたり、感じたり、考えたりなどしたことを自分なりに言葉で表現する。
3 したいこと、してほしいことを言葉で表現したり、分からないことを尋ねたりする。
4 人の話を注意して聞き、相手に分かるように話す。
5 生活の中で必要な言葉が分かり、使う。

6 親しみをもって日常の挨拶をする。
7 生活の中で言葉の楽しさや美しさに気付く。
8 いろいろな体験を通じてイメージや言葉を豊かにする。
9 絵本や物語などに親しみ、興味をもって聞き、想像をする楽しさを味わう。
10 日常生活の中で、文字などで伝える楽しさを味わう。

オ 表現
感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする。
(ア) ねらい
1 いろいろなものの美しさなどに対する豊かな感性をもつ。
2 感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ。
3 生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ。
(イ) 内容
1 生活の中で様々な音、形、色、手触り、動きなどに気付いたり、感じたりするなどして楽しむ。
2 生活の中で美しいものや心を動かす出来事に触れ、イメージを豊かにする。
3 様々な出来事の中で、感動したことを伝え合う楽しさを味わう。
4 感じたこと、考えたことなどを音や動きなどで表現したり、自由にかいたり、つくったりなどする。
5 いろいろな素材に親しみ、工夫して遊ぶ。
6 音楽に親しみ、歌を歌ったり、簡単なリズム楽器を使ったりなどする楽しさを味わう。
7 かいたり、つくったりすることを楽しみ、遊びに使ったり、飾ったりなどする。
8 自分のイメージを動きや言葉などで表現したり、演じて遊んだりするなどの楽しさを味わう。

過去問 で必ずポイントを押さえられたか確認しましょう!!

コメントを残す

Powered by WordPress.com. テーマ: Baskerville 2 by Anders Noren

ページ先頭へ ↑

保育士試験に一発合格するブログをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む