子どもの栄養素カルシウムを覚えよう!

ミネラルを舐めていましたが、子どもの栄養素カルシウムがすごいことになってます。

覚えることが多すぎると嘆くより、過去問で範囲を絞って暗記していきましょう!

目次

栄養素体系

栄養素体系

  • タンパク質
  • 脂質
  • 炭水化物
  • ビタミン
    • 脂溶性ビタミン
      • ビタミンD
      • ビタミンA
      • ビタミンK
      • ビタミンE
    • 水溶性ビタミン
      • ビタミンB1
      • ビタミンB2
      • ビタミンC
      • 葉酸
  • ミネラル
    • 亜鉛
    • カリウム
    • カルシウム
    • ナトリウム
    • リン

ミネラルはどこまで覚えればいいの?

ミネラルは多くの種類がありますが、栄養士ではないのでこの5種類を覚えればよいでしょう。

カリウム

神経や筋肉が刺激されると体内の蓄積量が増えます。

筋トレするとカリウムの数値が一時的に上がります。

普通牛乳にはリンやカリウム、カルシウムが多く含まれています。

カルシウム

骨、歯の成分であり、筋肉の収縮にも関与します。

身体の成長が著しい思春期(12~ 14歳)におけるカルシウムは、必要量が最も多く、その時期の過度な食事制限が、将来骨粗しょう症の原因となります。

身体の成長は男女で違うため、カルシウムの推奨量は男女で差があります。

ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進させます。

給食がない日は、カルシウムの摂取量が少なくなる子どもが多いです。

妊娠付加量は設定されているようでされていません。(ひっかけ)

母乳に含まれるカルシウムの量は比較的少ないため、牛乳やフォローアップミルクにより補充します。

普通牛乳にはリンやカリウム、カルシウムが多く含まれています。

木綿豆腐、葉菜類(主に葉を食す野菜)は、カルシウムを多く含みます。

ナトリウム

体内の浸透圧や体液の調節をします。

欠乏すると疲労しやすくなります。

過剰症は、高血圧や胃がんです。

妊娠付加量は設定されていません。

リン

糖質、脂質、たんぱく質の代謝に関与し、骨の構成成分となります。

過剰摂取になると骨は弱くなり(不足でも同様です)、カルシウムや亜鉛の吸収を妨げる原因にもなります。

普通牛乳にはリンやカリウム、カルシウムが多く含まれています。

リンは、たんぱく質を多く含む食品や、加工食品に多く含まれます。

過去問

保育士試験 令和4年(2022年)前期 子どもの食と栄養 問20

次のうち、学童期・思春期の心身の発達と食生活に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ B  思春期の過度な食事制限により、カルシウムの摂取不足が起こると、将来の骨粗しょう症の原因となる場合がある。

保育士試験 令和3年(2021年)前期 子どもの食と栄養 問126

次の文のうち、学校給食に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。 

○ 3. 学校給食のない日は、ある日に比べて、児童生徒のカルシウム摂取量が少ない。

保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの食と栄養 問121

次の文は、「日本人の食事摂取基準( 2020年版)」(厚生労働省)の小児( 1~17歳)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× B 3~5歳におけるカルシウムの推奨量は、骨塩量増加に伴うカルシウム蓄積量が生涯で最も増加する時期であるため、他の年代に比べて高い。

  • カルシウムの推奨量が12~14歳で一番高くなっています。

保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの食と栄養 問123

次の文は、母乳に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。 

× 4. 母乳中のカルシウム量は、普通牛乳より多い。

  • 母乳に含まれるカルシウムの量は27mgです。それに対し、牛乳に含まれるカルシウムの量は110mgとなっています。

保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの食と栄養 問127

次の文のうち、「学校給食実施基準の一部改正について(通知)」(平成30年:文部科学省)に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。 

○ 3. 「食事状況調査」の結果によれば、学校給食のない日はカルシウム不足が顕著である。

保育士試験 令和元年(2019年)後期 子どもの食と栄養 問124

次の表は、6つの基礎食品群に関するものである。表中の( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

1. A:牛乳・乳製品、海藻、小魚  B:ビタミンE  C:カロテン   D:脂肪性エネルギー

2. A:牛乳・乳製品、海藻、小魚  B:ビタミンC  C:カロテン   D:ビタミンB1

○ 3. A:牛乳・乳製品、海藻、小魚B:カロテン    C:ビタミンC  D:脂肪性エネルギー

4. A:いも類           B:カロテン    C:ビタミンC  D:脂肪性エネルギー

5. A:いも類           B:ビタミンC  C:ビタミンE   D:ビタミンB1

保育士試験 平成31年(2019年)前期 子どもの食と栄養 問129

次の文は、学童期の心身の特徴と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ C  学童期は、成長に不可欠なカルシウムや鉄の摂取に留意する。

保育士試験 平成30年(2018年)前期 子どもの食と栄養 問123

次の文は、ミネラルに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× C  マグネシウムは、骨や歯の構成成分であり、乳製品に多く含まれる。

  • 「マグネシウム」は、骨や歯の構成物質ではありますが、主に、「藻類や魚介類」などに含まれます。乳製品に多く含まれるミネラルは、「カルシウム」や「カリウム」です。ちなみに、「カルシウム」も骨や歯の構成物質です。

保育士試験 平成30年(2018年)前期 子どもの食と栄養 問133

次の文は、妊娠期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A  妊娠中は非妊娠時に比べ、母体の組織増加、胎児や胎盤を維持するためのカルシウムの必要量が増加するため、「日本人の食事摂取基準( 2015年版 )」では、カルシウムの付加量が設定されている。

  • 妊娠中のカルシウムの付加量は設定されていません。

× C  妊娠中は非妊娠時に比べ、母体の組織増加、胎児や胎盤を維持するためのナトリウムの必要量が増加するため、「日本人の食事摂取基準( 2015年版 )」では、食塩相当量に付加量が設定されている。

  • 妊娠中のナトリウムの付加量は設定されていません。

保育士試験 平成29年(2017年)前期 子どもの食と栄養 問129

次の文は、「日本人の食事摂取基準(201020年版)」における幼児期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○  D  カルシウムの推奨量は男女で差がある。

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 子どもの食と栄養 問122

次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の元素名を結び付けた場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

A  糖質、脂質、たんぱく質の代謝に関与する。

  • リン

B  骨や歯の構成成分である。

  • カルシウム

C  神経の興奮、伝達に関与する。

  • カリウム

D  体液の浸透圧調整に関与する。

  • ナトリウム

【Ⅱ群】
ア  カリウム( K )
イ  カルシウム( Ca )
ウ  リン( P )
エ  鉄( Fe )
オ  ナトリウム( Na )

保育士試験 平成28年(2016年)後期 子どもの食と栄養 問124

次の【I群】のビタミンと【II群】の内容を結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【I群】
A  ビタミンA
B  ビタミンB1

C  ビタミンD
D  葉酸

【II群】

ウ  カルシウムの吸収を促進させ、骨形成を促進する。

  • <ビタミンD>主にカルシウムと深い関係があり、骨や歯を丈夫にする働きや、血液中のカルシウム濃度を調整する作用があります。ビタミンDの欠乏症は、乳幼児のときに全身の骨が曲がってしまう『くる病』、骨そしょう症や骨軟化症などの障害が知られています。

保育士試験 平成28年(2016年)後期 子どもの食と栄養 問123

次の文は、ミネラルに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ B  ナトリウムの過剰摂取は、高血圧や胃がんのリスクを高める。

○ C  カリウムには、細胞内液に多く分布し浸透圧を維持する。野菜、イモ類に多く含まれる。

× D  リンは、骨の構成成分で、筋肉や神経細胞の興奮の調整をし、穀類、葉菜類に多く含まれる。

  • リンの説明文として合っているのは「骨の構成成分」のみです。
    「骨の構成成分」は、リン・カルシウム・マグネシウムの多量ミネラルを指します。
    「筋肉や神経細胞の興奮の調整をする」のは、カルシウムです。
    「穀類に多く含まれる」のはマグネシウムです。
    「葉菜類(主に葉を食す野菜)に多く含まれる」のは、カルシウムとなります。
    リンは、たんぱく質を多く含む食品や、加工食品に多く含まれます。
    リンの役割は、骨や歯を強くする・栄養素の代謝をする事です。しかし、過剰摂取になると骨は弱くなり(不足でも同様です)、カルシウムや亜鉛の吸収を妨げる原因にもなります。

保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの食と栄養 問131

次の文は、妊娠期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、カルシウムの妊婦付加量は示されていない。

保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの食と栄養 問135

次の文は、乳幼児の食生活におけるミネラル摂取に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ C 「日本食品標準成分表2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、木綿豆腐は、100g 中に100mg 以上のカルシウムを含むので、日々の食事に上手に取り入れるようにする。

× D 「日本人の食事摂取基準(201020年版)」において、1~2(歳)のカルシウムの推奨量(mg/ 日)は、男性女性とも同じである。

  • 男性で450㎎、女性で400㎎で、50㎎の差があります。

保育士試験 平成27年(2015年) 子どもの食と栄養 問124

次の文は、ミネラル(無機質)の生理作用に関する記述である。【Ⅰ群】の物質と【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A ナトリウム(Na)
B カリウム(K)
C カルシウム(Ca)
D 鉄(Fe)
E 亜鉛(Zn)

【Ⅱ群】

イ 神経や筋肉の興奮伝導に関与する。野菜や豆類などに多く含まれる。

  • カリウム

エ 骨の成分であり、筋肉の収縮にも関与する。

  • カルシウム

オ 体液の浸透圧、酸・塩基平衡の調節に関与する。通常の食事をしていれば不足することはない。

  • ナトリウム

保育士試験 平成27年(2015年) 子どもの食と栄養 問139

次の文は、カルシウム摂取とその影響に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A カルシウムは、歯の構成成分の一つである。

○ B 脂溶性ビタミンであるビタミンDは、カルシウム吸収を促進する。

○ C 思春期の子どもでは、ダイエットの影響などにより、カルシウムが不足しやすいので、注意が必要である。

× D 「日本人の食事摂取基準(201020 年版)」によると、15 ~ 17(歳)の女性のカルシウムの食事摂取基準(推奨量)は 800mg/日とされており、女性のすべての年齢区分のなかで最も多い。

  • 15 ~ 17歳の女性のカルシウムの食事摂取基準(推奨量)は 800mg/日ではなく650mg/日です。食事摂取基準(推奨量)が 800mg/日なのは、12~14歳です。

保育士試験 平成26年(2014年) 子どもの食と栄養 問132

次の文は、妊娠期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を選びなさい。 

× 3. 「日本人の食事摂取基準(201020年版)」において、ナトリウム(食塩相当量:g/ 日)目標量の妊婦(付加量)は、+5.0である。

  • 3→ナトリウムに関する付加量は+0です。

保育士試験 平成24年(2012年) 小児栄養 問93

次の文は、各栄養素とそれらが欠乏した場合にあらわれる症状や影響等に関する記述である。不適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

× C ナトリウムの欠乏は、壊血病の主な原因となる。

  • 疲労しやすくなります。

保育士試験 平成24年(2012年) 小児栄養 問89

次の文は、幼児期の発育とカルシウム摂取に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× B カルシウムは、骨格や骨の形成のために不可欠な栄養素である。「日本人の食事摂取基準(2010年版)」では、3~5歳のカルシウムの食事摂取基準(推奨量:mg/日)は、男性女性とも700である。

  • B 「日本人の食事摂取基準(201020年版)」では、3~5歳のカルシウムの食事摂取基準(推奨量:mg/日)は、男性で“600”、女性で“550”と記されています。

× C 「日本食品標準成分表2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、「普通牛乳」は、カルシウムと、カルシウムの吸収を促進するビタミンDが豊富であり、カルシウムの吸収を妨げるリンは含まれていない。

  • C 「日本食品標準成分表2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、「普通牛乳」にビタミンDはほぼ含まれておらず、リンやカリウム、カルシウムが多く含まれています。

保育士試験 平成23年(2011年) 小児栄養 問93

次の文は、骨格及び骨の疾病に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× B リンは、骨組織には存在しない。

  • リン酸カルシウムは骨組織の重要な構成要素です。

⚪︎ D 成長期には骨量が増加し、ほぼ20歳までにもっとも多い骨量を獲得する。その後、加齢とともに骨量は徐々に減少するので、将来の骨粗鬆症予防のためにも、学童・思春期ではやせの予防とともに、過不足のないカルシウム摂取を心がける。

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