AEDに音声の誘導がある?事故対策!

AEDとは?

AED(自動体外式除細動器)とは、心肺が停止したときに心臓に電気ショックを与えてる蘇生させる小型の医療機器です。

AEDとは「Automated External Defibrillator」の略で、日本語では「自動体外式除細動器」と言います。

AED

AEDは音声メッセージやランプによって手順を誘導してくれるため、保育所においても必要なときには躊躇せず使用します。

なお、保育所での設置は義務付けられていません。

AEDの使い方

  1. 周囲の安全確認を行う。
  2. 意識を確認する。
  3. 119番に電話し、AEDを準備する。
  4. 呼吸を確認する
  5. 心臓マッサージ
  6. AEDを使用する

呼吸を確認する

深く安定した普段通りの呼吸が無ければAEDによる徐細動を試みます。

反応(意識)がある場合又は反応は無いものの深く安定した普段通りの呼吸がある場合は使用しません。

心臓マッサージ

心臓マッサージの速さは、大人も子どもも同じで、1分間に100回〜120回のテンポで行います。

AEDを使用する

AEDの電極パッドを貼るときは、皮膚に汚れや水分が付着していたら拭き取り、素肌に直接貼る必要があります。

基本的には、「電極パッドを胸部の肌に貼る→電気ショックのボタンを押す」だけです。

電気ショックが必要かどうかは、AEDが心電図を解析し、電気ショックが必要なときだけ電流が流れますので心配ありません。

その他の事故に関すること

誤飲

飲食物以外のものを誤って飲み込んでしまうことは、誤飲といいます。

誤嚥

誤嚥とは、食べたり飲んだりしようとしたときに、飲食物が誤って食道ではなく気管に入ってしまうことです。

チアノーゼ

チアノーゼとは、血液中の酸素が不足して、皮膚や粘膜が紫色になることを言います。

プールから上がった時に唇が紫色になっているのも、チアノーゼの症状です。

脱水症状

脱水症状が重くなると、手足はひんやりします。

顔色が悪くなる、呼吸が早くなる、唇が乾燥するなどの症状も起きます。

事故が起きてしまったら

事故が起こってしまった場合、事故に遭った子ども以外の子どもを事故が発生した場所と別の保育室等に移し事故にあった子ども以外の子どもの安全確保をします。

事故発生場所については、事故のあった場所は後程検証するため、現状のまま保存する必要があります。

過去問

保育士試験 令和4年(2022年)前期 子どもの保健 問109

次のうち、保育所での事故防止対策として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  十分な監視体制の確保ができない場合は、プール活動の中止も選択肢とする。

× B  普段食べている食材は、窒息の心配はないので、安心して与えて良い。

○ C  食物アレルギーの子ども用の代替食は、子どもの心情を配慮して、他児のものと見た目が変わらないように工夫する。

○ D  食事介助をする際には、汁物などの水分を適切に与える。

保育士試験 令和3年(2021年)前期 子どもの保健 問108 )

次の文は、「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故発生時の対応】~施設・事業者、地方自治体共通~」(平成28年3月 厚生労働省)の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

教育・保育中の事故の場合、事故に遭った子ども以外の子どもを事故が発生した場所と別の(A:保育室)等に移す。事故発生場所については、二次的な(B:事故)が発生する可能性がある場合を除き、片付け、物の移動等を(C:行わない)。

○ 1. A:保育室  B:事故  C:行わない

× 2. A:保育室  B:怪我  C:行う

× 3. A:職員室  B:事故  C:行う

× 4. A:職員室  B:怪我  C:行わない

× 5. A:職員室  B:事故  C:行わない

  • 事故にあった子ども以外の子どもの安全確保をします。
  • 事故のあった場所は後程検証するため、現状のまま保存する必要があります。

保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問101

保育所の重大事故における対応として、子どもが意識を失って倒れていた場合、次のうちから適切なものを一つ選びなさい。 

× 1. 心臓マッサージを大人の場合の倍の速さで行った。

  • 心臓マッサージの速さは、大人も子どもも同じで、1分間に100回〜120回のテンポで行います。

× 2. 胸部に吐物が付着していたが、蘇生を急ぐべきと考え、AEDの電極をそのまま貼った。

  • AEDの電極は素肌に何も挟まないように直接貼る必要があります。その際に皮膚に汚れや水分が付着していたら十分な効果を得ることができないため、きれいに拭き取ってから貼ることが望ましいです。

○ 3. 意識を失って倒れている子どもに駆け寄りながら、大声で人を呼んだ。

× 4. 近くに人がいなかったので、AEDをとりに、その場を離れた。

  • その場を離れて取りに行っているうちに手遅れになってしまうこともあります。周囲に大声で援助を呼びかけ、救急車を呼んだ後は、その場でできる限りの救命措置を行うことが最優先となります。

× 5. 保護者への連絡は状況が落ち着くまで控えた。

  • 保護者への連絡も優先事項です。心肺蘇生などの救命措置を進めながら、速やかに保護者に連絡を取るようにします。

保育士試験 令和元年(2019年)後期 子どもの保健 問103

次のA ~ Eは、「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~」(平成28年3月 厚生労働省)を基にした事故防止の取り組みである。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  乳幼児の食事は、子どもの口の大きさに合った量を、飲み込んだことを確認しながら与えた。

○ B  園児がすべって転倒する恐れがあるような床面の水濡れや汚れがないかを確認した。

× C  プールの監視中に同僚と行事の内容について話し合った。

  • 「プール活動・水遊びの際に注意すべきポイント」には、監視者は監視に専念することと記されています。

× D  乳児の昼寝には、やわらかい布団を用意し、ぬいぐるみを抱かせた。

  • 「窒息リスクの除去の方法」に、やわらかい布団やぬいぐるみ等を使用しない、と記されています。

⚪︎ E  不審者の侵入や、子どもの飛び出しがないよう、園庭の出入り口を施錠した。

保育士試験 令和元年(2019年)後期 子どもの保健 問102

次のA ~ Dは、「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~」(平成28年3月 厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  このガイドラインを参考に事故防止、事故発生時の対応を行うのは、「施設・事業者」のみでなく、「地方自治体」も含まれる。

× B  事業所内保育事業については、ガイドラインの対象としていない。

  • ガイドラインの対象は、「施設・事業者」「地方自治体」になります。

× C  病児保育事業については、ガイドラインの対象としていない。

  • 病児保育事業も保育事業となるのでガイドラインの対象となります。

○ D  ガイドラインにおける「死亡事故」には、乳幼児突然死症候群(SIDS)や死因不明とされた事例も含まれる。

保育士試験 平成31年(2019年)前期 子どもの保健 問109

次の文は、「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】∼施設・事業者向け∼」(平成28年3月 内閣府)における「食事中の誤嚥を防ぐためのポイント」に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。 

○ 1. ゆっくり落ち着いて食べることができるよう子どもの意志にあったタイミングで与える。

○ 2. 子どもの口に合った量で与える。(1回で多くの量を詰めすぎない)

○ 3. 食べ物を飲み込んだことを確認する。(口の中に残っていないか注意する)

○ 4. 汁物などの水分を適切に与える。

× 5. 食べ方に注意が必要な食材は、食べさせないようにする。

  • よく噛んで食べる等の重要性を教育するのも大切です。

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 子どもの食と栄養 問130

次の文は、「食品による子供の窒息事故に御注意ください!-6歳以下の子供の窒息死事故が多数発生しています-」( 平成29年3月:消費者庁 )における食品の窒息事故についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  窒息死事故の原因となった食品の中で判明している食品として多いものには、菓子類、果実類、パン類などがある。

○ B  食品による子供の窒息事故を予防するポイントの一つとして、「食品を小さく切り、食べやすい大きさにして与える」があげられている。

○ C  食事の介助をする際の注意の一つとして、「ゆっくり落ち着いて食べることができるよう子供の意思に合ったタイミングで与える」があげられている。

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 子どもの保健 問116

次の文は、「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故発生時の対応】」( 平成28年3月内閣府 )における事故発生直後の対応( 応急処置及び状況把握 )についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  子どもの生命と健康を優先し、応急処置は迅速に行う。

○ B  職員は事故の状況や子どもの様子に動揺せず、また子どもの不安を軽減するように対応する。

○ C  施設・事業所の長、他の職員と連絡をとる。

○ D  緊急時の役割分担表等に基づき各職員について事故対応に係る役割を分担する。

保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの保健 問100

次の文は、保育所の安全管理に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。 

○ 1. 保育所で事故が起きたら、その様子や行った処置を記録し、必要に応じて事故報告書を作成する。

○ 2. 事故がなぜ起きたか、また、起きそうになったか、保育者間で情報や経験を共有し、話し合う機会をもつ。

○ 3. 保育者は、AED(自動体外式除細動器)について日頃から研修の機会を設けて訓練しておく。

× 4. 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)の平成26年改正においてAED(自動体外式除細動器)は、保育所に設置することが義務付けられている。

  • AEDの設置は、義務付けられてはいません。

○ 5. AED(自動体外式除細動器)は音声メッセージやランプによって手順を誘導してくれるため、保育所においても必要なときには躊躇せず使用する。

保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの保健 問115

次の文は、保育における子どもの体調不良や事故、およびその対応についての記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。 

× 1. 散歩等保育中の外出時には、かぜ薬、消毒薬、抗ヒスタミン軟膏、タオル、ポリ袋を入れたバッグが必携である。

  • 保育士の判断で勝手に薬をのましてはいけないため、風邪薬は必要ありません。また、一般的な消毒薬や抗ヒスタミン軟膏も使用せず、傷口を流水であらうなどの対応をとる場合もあります。これは食物アレルギーと同じように、薬アレルギーも100%起こらないとは言えないためです。

× 2. 飲食物以外のものを誤って飲み込んでしまうことを誤嚥という。

  • 飲食物以外のものを誤って飲み込んでしまうことは、誤飲といいます。誤嚥とは、食べたり飲んだりしようとしたときに、飲食物が誤って食道ではなく気管に入ってしまうことです。

○ 3. 嘱託医は、定期健康診断を行うほか、保育所全体の健康管理の指導を行う。

× 4. 脱水症状が重くなると、顔色は蒼白になり、手足は熱くなり、機嫌は悪く、ぐったりする。

  • 脱水症状が重くなると、手足はひんやりします。顔色が悪くなる、呼吸が早くなる、唇が乾燥するなどの症状も起きます。

× 5. チアノーゼでは顔が紫色になるが、これは一時的に頭部に行く血流が減少したためである。

  • チアノーゼとは、血液中の酸素が不足して、皮膚や粘膜が紫色になることを言います。プールから上がった時に唇が紫色になっているのも、チアノーゼの症状です。

保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの保健 問103

次の文は、保育所等における衛生・安全管理の具体的な対策に関する記述である。誤ったものを一つ選びなさい。 

○ 1. 日頃から清掃、消毒等に関するマニュアルを活用し、常に清潔な保育環境を保つようにする。

○ 2. 動物を飼育している場合、世話の後、手洗いを徹底する。

○ 3. 子どもの環境における安全点検表を作成し、施設、設備、遊具、玩具、用具、園庭等を定期的に点検する。

○ 4. 火災や地震等の災害発生に備え、避難訓練計画、職員の役割分担の確認、緊急時の対応等についてマニュアルを作成する。

× 5. あと一歩で事故になるところであったというヒヤリ・ハット(出来事)を記録し分析する必要はない。

  • ヒヤリ・ハットを分析することで、事故の未然防止につながるので、おろそかにしてはいけません。

保育士試験 平成26年(2014年) 子どもの保健 問119

次の文は、室内およびその周辺での乳幼児の事故とその予防に関する記述である。適切な記述を選びなさい。 

  • やわらかい布団では口をふさいでしまい窒息などを引き起こします。

× 1. 生後3か月までの乳児では、からだの保護のためやわらかい布団に寝かせるようにする。

× 2. 1歳以降の幼児は、周囲を見ずに屋外に飛び出し、車や自転車との事故をおこすことがあるので、事故に会わないように大人が気をつけることが唯一の予防方法である。

  • 1歳以降では、飛び出さないように毎回注意する、道を渡るときは手を挙げるなどの子供たちへの指導が不可欠です。

× 3. まだ寝返りのできない乳児では、世話しやすいようにベッド柵は上げないでおく。

  • 安全面を考慮し、ベッド柵はあげて使用します。

○ 5. 家庭での事故を防ぐために、保育所での乳幼児の日常の様子を保護者に伝えることは役に立つ。

保育士試験 平成23年(2011年) 小児保健 問70

次の文は、乳幼児の事故への対応に関する記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。

× 1. 子どもが重症の場合では、他の職員に助けをもとめる前に、まず一人で処置をする。

  • 子どもが重症の場合は、一人で対応するのではなく、他の職員に助けを求めなければなりません。

○ 2. 5か月位から2歳位までの子どもでは手に触れたものは何でも口に入れようとするので、子どもの手の届く範囲から危険なものは取り除いておく。

○ 3. 風呂にふたをすることや子どもが屋外に勝手に出られないようにすることも事故の防止に効果がある。

○ 4. 安全な保育環境の整備をはかると同時に安全教育も大切である。

○ 5. 事故や災害で怖い体験をした後に、長期にわたって日常生活に障害を及ぼすことがあり、これをPTSD(心的 外傷後ストレス障害)という。

保育士試験 平成23年(2011年) 社会福祉 問12

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
I児童養護施設において保育士の不注意から入所児童に大きなけがを負わせてしまった。この事故に関して外部のスーパーバイザーによるスーパービジョ
ンが行われた。

【設問】
次の文は、スーパーバイザーが行ったスーパービジョンに関する記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。

○ 1. スーパーバイザーが職員研修の場を利用して、今回のような事故を起こさないために、事故防止マニュアルについて講義を行った。

○ 2. スーパーバイザーが職員研修の場を利用して、今回のような事故を起こさないために、類似事故が生じた場合の保育士の責任について集団討議をさせた。

○ 3. スーパーバイザーは、事故を起こした保育士に対して個別面接を行い、自分の責任について考えさせた。

○ 4. スーパーバイザーは、事故を起こした保育士に対して個別面接を行い、自分の失敗により落ち込んでいる気持ちを受容した。

× 5. スーパーバイザーは、事故に関しての職員会議を招集し、その席で、全職員に対して当該事件に関して一切施設外および入所児童に対して漏らしてはならないと命令した。

  • 福祉施設内で起こった事故は、利用者に積極的に情報を開示しなければなりません。

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