保育所保育指針を小ネタで覚えよう!

どういう流れで改正されてきたの?

保育所保育指針の前身

昭和40年、最初の保育所保育指針では

昭和40年の保育所保育指針では「1歳3か月未満・1歳3か月から2歳・2歳児・3歳児・4歳児・5歳児・6歳児」に区分されていました。

条約に批准してしまったので齟齬は許されない?

1994(平成6)年に日本が「児童の権利に関する条約」を批准したことを受け,子どもの人権の尊重が強調されました。

告示に格上げ

2008(平成20 )年、「保育所保育指針」は大臣告示として改定されました。

幼稚園教育要領(告示)と保育所保育指針(局長通知)の位置付けが異なっていたためです。

さらに格上げ?

「子ども・子育て支援新制度」がやっと反映されます。

平成30( 2018 )年の改正では、保育所は幼児教育を行う施設として新たに明示されました。

職員の資質向上について、初めて、「キャリアパス」の言葉が用いられました。

幼児教育は徐々に一体化?

1990(平成2 )年

保育所のもつ機能のうち、教育に関するものは、幼稚園教育要領に準ずることが望ましい

2017(平成29 )年

「保育所保育指針」改定で、教育に関わる側面のねらい及び内容に関して、「幼稚園教育要領」、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」との整合性を図った。

子ども・子育て支援新制度により、保育所が幼児教育を行う施設として位置づけられた。

保育所は「幼児教育を行う施設」として新たに明示され、共有すべき事項として「育みたい資質・能力」が示された。その内容として、「保育所においては、生涯にわたる生きる力の基礎を培うため、資質・能力を一体的に育むよう努めるものとする」とされた。

自然とかかわるのは3歳から?

「自然」とのかかわりについて表記されているのは3歳以上児に対してのみです。

総則における理念や目標等、全体的な記述にはでてくるのですが、意外と乳児や1、2歳児に対して「自然」とかかわるような内容はありません。

子育て支援はバイスティックの7原則で

子育て支援はバイスティクの7原則に即しています。

過去問

保育士試験 令和4年(2022年)前期 保育原理 問3

次のうち、日本の保育制度の変遷に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A  1999(平成11 )年、文部省と厚生省の幼児教育に関わる担当局長の連名による通知においてはじめて、「保育所のもつ機能のうち、教育に関するものは、幼稚園教育要領に準ずることが望ましいこと」とされた。

  • 1990(平成2 )年です。

○ B  2008(平成20 )年、「保育所保育指針」は大臣告示として改定され、規範性を有する基準としての性格が明確になった。

○ C  2017(平成29 )年の「保育所保育指針」改定で、教育に関わる側面のねらい及び内容に関して、「幼稚園教育要領」、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」との整合性を図った。

× D  2012(平成24 )年の子ども・子育て支援新制度により、保育所が幼児教育を行う施設として位置づけられた。

  • 2017(平成29 )年です。

保育士試験 令和4年(2022年)前期 社会福祉 問64

次のうち、保育と相談援助に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  「保育所保育指針解説」では、保育士等は援助の内容によって、ソーシャルワークやカウンセリング等の知識や技術を援用することが有効であるとされている。

○ B  「保育所保育指針」では、保護者の気持ちを受け止めること、保護者の自己決定を尊重すること、知り得た事柄の秘密を保持することが、子育て支援の基本的事項として示されている。

保育士試験 令和4年(2022年)前期 子どもの保健 問100

次の文は、「保育所保育指針」第4章「子育て支援」1「保育所における子育て支援に関する基本的事項」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

・保護者に対する子育て支援を行う際には、各地域や家庭の実態等を踏まえるとともに、保護者の気持ちを受け止め、相互の( A 信頼関係 )を基本に、保護者の( B 自己決定 )を尊重すること。
・子どもの( C 利益 )に反しない限りにおいて、保護者や子どもの( D 個人情報 )を保護し、知り得た事柄の( E 秘密 )を保持すること。

【語群】
ア 理解    イ 自己決定    ウ 守秘義務  エ 信頼関係  オ 利益
カ 個人情報  キ プライバシー  ク 主体性   ケ 秘密

保育士試験 令和3年(2021年)前期 保育の心理学 問92

次のA~Dのうち、子育て支援に関する記述として、「保育所保育指針」に照らして適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× B  「受容」とは、保護者の不適切な態度や要求を応諾することである。

  • 受容とは、不適切と思われる行動等を無条件に肯定することではなく、そのような行動も保護者を理解する手がかりとする姿勢を保ち、援助するために敬意をもってより深く保護者を理解することです。

× D  保護者の子育てを自ら実践する力を向上させるために、保育士は一定の水準を定め、すべての保護者をその水準に押し上げるよう支援することが求められる。

  • 保護者との相互理解には、保護者の子育てを自ら実践する力の向上のため、保育活動への保護者の積極的な参加を促進することの重要性が示されています。

保育士試験 令和2年(2020年)後期 教育原理 問20

次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」に関する記述である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

平成29( 2017 )年の改正では、保育所は「( A 幼児教育)を行う施設」として新たに明示され、共有すべき事項として「育みたい資質・能力」が示された。その内容として、「保育所においては、生涯にわたる生きる力の基礎を培うため、資質・能力を( B 一体的)に育むよう努めるものとする」とされた。

○ 1. A:幼児教育  B:一体的

2. A:幼児教育  B:領域別

3. A:幼児教育  B:総合的

4. A:養護    B:一体的

5. A:養護    B:領域別

保育士試験 令和2年(2020年)後期 保育原理 問7

次の文は、保育所における子育て支援の基本的事項に関する記述である。「保育所保育指針」第4章「子育て支援」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A 保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に、保護者自らが選択、決定していけるように支援する。

× B 保護者の話から不適切と思われる行動が行われているとわかれば、はっきりと非難の意思を示し禁止するように指示する。

  • 保護者の話から不適切と思われる行動が行われているとわかった際、はっきりと非難するのではなく、思いを聞いたうえで適切な指導を行うように配慮します。

× E 保護者の保育参観や保育体験への参加の機会は、他の子どもの家庭の状況がわかることから子育ての支援としては行わない。

  • 保護者の保育参観や保育体験への参加の機会は、保護者が子どもの園での様子を見られることや成長を実際に感じることができる他、保護者同士の交流の場としても必要になります。

保育士試験 令和2年(2020年)後期 保育原理 問13

次の文のうち、「保育所保育指針」第4章「子育て支援」に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A 「保育所における子育て支援に関する基本的事項」には、各地域や家庭の実態等を踏まえつつも、最終的には専門職である保育士の提案に保護者が従えるようにすることが記載されている。

  • 保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に、保護者の自己決定を尊重します。

○ B 「保育所における子育て支援に関する基本的事項」の「子育て支援に関して留意すべき事項」には、子どもの利益に反しない限りにおいて、保護者や子どものプライバシーを保護し、知り得た事柄の秘密を保持することが記載されている。

保育士試験 平成30年(2018年)後期 児童家庭福祉 問44

次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第117号平成29年3月31日)第4章「子育て支援」の1「保育所における子育て支援に関する基本的事項」の一部である。( A )〜( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

( 1 ) 保育所の特性を生かした子育て支援

ア 保護者に対する子育て支援を行う際には、各地域や家庭の実態等を踏まえるとともに、保護者の気持ちを受け止め、相互の(A信頼関係)を基本に、保護者の(B自己決定)を尊重すること。

イ 保育及び子育てに関する知識や技術など、保育士等の(C専門性)や、子どもが常に存在する環境など、保育所の特性を生かし、保護者が子どもの成長に気付き子育ての(D喜び)を感じられるように努めること。

× 1. ( A )協力関係  ( B )自己決定  ( C )専門性  ( D )喜び

× 2. ( A )協力関係  ( B )自己判断  ( C )力量  ( D )実感

× 3. ( A )信頼関係  ( B )自己判断  ( C )専門性  ( D )喜び

× 4. ( A )信頼関係  ( B )自己決定  ( C )力量  ( D )実感

○ 5. ( A )信頼関係  ( B )自己決定  ( C )専門性  ( D )喜び

保育士試験 平成29年(2017年)前期 保育原理 問4

次の出来事を年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  保育所保育指針の告示

  • 2008(平成20)年に厚生労働省により告示されました。1950(昭和25)年「保育所運営要領」という参考書として始まり、「保育所保育指針」となったのは1965(昭和40)年です。ガイドラインとして保育を支えていました。

B  認定こども園制度の発足

C  児童福祉法の改正による保育士資格の法定化 

C → B → A

保育士試験 平成30年(2018年)後期 保育原理 問5

次の文は、「保育所保育指針」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A  1965(昭和40)年の「保育所保育指針」では、保育の内容の区分において「6か月未満児」が設けられた。

  • 昭和40年の保育所保育指針では「1歳3か月未満・1歳3か月から2歳・2歳児・3歳児・4歳児・5歳児・6歳児」に区分されていました。

○ B  1965(昭和40)年に「保育所保育指針」が出された後、1990(平成2)年に最初の改訂がなされた。

× C  1990(平成2)年の改訂において、初めて、子育て支援に関連する章が設けられた。

  • 子育て支援制度は平成27年に施行されましたが、指針に子育て支援の証が設けられたのは平成30年改定のものからです。

○ D  2008(平成20)年の改定において、初めて、厚生労働大臣の告示となった。

○ E  2017(平成29)年の改定において、職員の資質向上について、初めて、「キャリアパス」の言葉が用いられた。

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