DSM-5とかICDって一体なに?過去問編

過去問

保育士試験 令和4年(2022年)前期 子どもの保健 問11

次のうち、幼児期の言語の問題に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×と した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× B 選択性緘黙は、言語能力が正常であるにもかかわらず、家庭、保育所等どのような場面でも話をしない。

  • 緊張により特定の場所で言葉を発することができなくなる症状です。

○ C 吃音は、大半は6歳までにみられる。

  • 2〜7才に発症することが多いです。

× D 幼児期に吃音がある場合、成人になって言語能力が低い状態が続く。

  • 8歳時の重症度が青年期以降の回復に関連すると考えられています。

○ E 音声チック症では、わいせつな言葉や社会的に受け入れられない言葉を発することがある。

  • 音声チック症とは、本人の意思とは関係なく発声(咳払い、鼻を鳴らす、舌を鳴らす、「シュー、ンー」といった音を出す)を繰り返すといった状態が一定期間続きます。

保育士試験 令和3年(2021年)後期 子どもの保健 問107

次のうち、注意欠如多動症(ADHD)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A  動きの多さ(多動)は必ずみられる症状である。

  • 多動性はADHDの特性の一つであり、必ずしもすべてにみられるものではありません。

× B  自閉スペクトラム症(ASD)の症状があるケースは除外される。

  • 2013年にアメリカの精神医学会で、精神疾患の診断基準であるDSM-5が発表されました。それ以前は別の疾患とされていたADHDと自閉スペクトラム症(ASD)は併存するということがこのDSM-5により認められました。

○ C  成人期には多動傾向は軽減し、不注意症状が優性となり、男女の比率も小児期に比べると差異が少なくなる。

× E  聴覚などの感覚過敏を必ず伴う。

  • 必ず伴うことはありません。

保育士試験 令和3年(2021年)前期 子どもの保健 問111

次の文のうち、分離不安症(分離不安障害)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A  1歳前後に人見知りがみられる場合、分離不安症(分離不安障害)と診断される。

  • 分離不安症(分離不安障害)とは、自宅や愛着をもっている人(母親など)から離れることに強い不安を生じる病気です。

× B  幼児期に分離不安症(分離不安障害)と診断された者のうち、80%以上が成人期に生活上機能障害を起こすような不安症状を示す。

  • 成人期に発症したり、幼少期の症状が影響を及ぼすこともありますが、80%以上というのは誤りです。適切な治療を受けることで改善が見られます。

× C  症状として、反復する頭痛や嘔吐などの身体症状を訴えることがある。

  • 1歳前後でみられる分離不安は、正常な発達段階の一つで必ずしも診断が出るわけではありません。小学生頃になっても離れることに強い不安が持続した場合、診断がつく可能性があります。

⚪︎ D  「母親が事故で死んでしまうかも知れない」と訴えることがある。

⚪︎ E  「人が自分の部屋をのぞき込む」「視線を感じる」などと異常な知覚体験を訴えることがある。

保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問108

次の文は、注意欠如・多動症についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A DSM-5の診断基準によれば、不注意、多動性及び衝動性の症状が、2つ以上の状況(例:家庭、学校)で存在する必要がある。

× B 近年の疫学調査によると、有病率は学童期で約20%である。

  • 注意欠如・多動症(ADHD)の有病率は報告によって差がありますが、学齢期の小児の3~7%程度と考えられています。

○ C 病因として遺伝的関与が強い。

  • 決定的な原因はわかっていませんが、遺伝的素因が関係しているとされています。

○ D 自閉スペクトラム症を併存することがある。

○ E 出生体重が1,500g未満で生まれることは、注意欠如・多動症のリスク因子である。

保育士試験 令和元年(2019年)後期 子どもの保健 問114

子どもの反抗について、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

⚪︎ D   反抗が通常の成長にみられる程度や期間を超えると、反抗挑発症(反抗挑戦性障害)と呼ばれる。

保育士試験 令和元年(2019年)後期 子どもの保健 問111

次のA ~ Eのうち、発達障害に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A  ひとりの子どもに自閉スペクトラム症と注意欠如・多動症が同時に診断されることはない。

  • 自閉スペクトラム症と注意欠如・多動症の特徴が同時にみられることもあります。

× B  全ての子どもの1%ほどに発達障害があると考えられる。

  • 文部省が行った調査によると、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、高機能自閉症等、学習や生活の面で特別な教育的支援を必要とする児童生徒数について、約6.5パーセント程度の割合で通常の学級に在籍している可能性があると示しています。しかし、正確な数はわかっていません。

× C  医師の診断を待って支援を開始するべきである。

  • 子どもが生活する上で何らかの困難や問題が生じているのであれば、医師の診断を待つのではなく、できる範囲で支援を考えていく必要があります。

× D  発達障害のある子どもに対しても、定型発達児と支援を同一にすることが望ましい。

  • 一人ひとりの特性にあった支援を行っていく必要があります。

× E  養育者の育て方によって、社会的な適応状態は変化しない。

  • 養育者の育て方によって、社会的な適応状態は変化していく可能性があります。

保育士試験 平成31年(2019年)前期 子どもの保健 問110

次のA∼Eのうち、「発達障害者支援法」(平成28年一部改正)の支援の対象となるものを○、対象とならないものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A  選択性緘黙

  • 選択性緘黙は、特定の場所で言葉を発することができなくなる症状で、発達障害には分類されません。

○ B  注意欠如・多動症(注意欠陥・多動性障害)

○ C  限局性学習症(学習障害)

○ D  トゥレット症(音声および多発性運動性の合併したチック障害)

× E  反応性アタッチメント障害(反応性愛着障害)

  • 反応性アタッチメント障害(反応性愛着障害)は特定の養育者との間に適切な信頼関係ができなかったために現れる障害で、発達障害には分類されません。

保育士試験 平成31年(2019年)前期 保育実習理論 問153

次の文は、知的障害についての記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

×  1.知的障害の評価は、知能指数のみで定義される。

  • 知的障害は、知能指数だけで定義されるのではなく、日常生活能力、社会生活能力、社会適応性などの能力を測る指数と併せて診断します。

× 2.知的障害は、女児のほうが男児より多い。

  • 知的障害児数は、女児よりも男児が多いです。

× 3.知的障害の原因に、胎児性アルコール症候群は含まれない。

  • 知的障害の原因は、遺伝子異常、妊娠中の問題出産時期の問題、出生後に生じた健康障害があります。胎児性アルコール症候群もふくまれます。

× 4.軽度の知的障害においても、ほとんど原因となる要因が明確である。

  • 知的障害の約8割が原因は明らかではないとされています。軽度の知的障害のほとんどがこれに当たり、原因不明です。

○ 5.知的障害は、自閉性障害の代表的な併存症である。

保育士試験 平成30年(2018年)後期 子どもの保健 問111

次の文のうち、幼児期の自閉スペクトラム症における特徴的な行動に関して、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  一方通行に自分の言いたいことだけを言う。

○ B  普段通りの状況や手順が急に変わると、混乱する。

× C  忘れ物やなくし物が多い。

  • 忘れ物やなくし物が多いのは「注意欠如・多動(ADHD)」によく見られます。

× D  突発的、急速、繰り返される不規則な瞬きや咳払いをする。

  • 突発的、急速、繰り返される不規則な瞬きや咳払いをするのは「チック症」の症状です。

○ E  指さしで興味のあるものを伝えない。

保育士試験 平成30年(2018年)前期 子どもの保健 問113

保育士試験 平成31年(2019年)前期 保育実習理論 問153に同じ

保育士試験 平成30年(2018年)前期 児童家庭福祉 問49

次の図は、「児童養護施設入所児童等調査結果( 平成25年2月1日現在 )」( 厚生労働省 )における、児童養護施設に入所している児童の心身の状況に関する調査結果である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× 1. ( A )知的障害  ( B )身体虚弱

○ 2. ( A )知的障害  ( B )広汎性発達障害

× 3. ( A )身体虚弱  ( B )知的障害

× 4. ( A )身体虚弱  ( B )ADHD

× 5. ( A )LD( 学習障害 )  ( B )知的障害

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 子どもの保健 問114

次の文は、DSM-5の神経発達症群に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A  知的発達症の約80%は、染色体異常が原因である。

  • 病理的要因・生理的要因・心理的要因が原因として大まかに分けられ、病理的要因に染色体異常は含まれます。80%という部分が間違いです。

○ B  自閉スペクトラム症の症状には、「社会的コミュニケーションおよび対人的相互反応における持続的な欠陥」と「行動、興味、または活動の限定された反復的な様式」がある。

○ C  注意欠如・多動症の支援・治療として、ソーシャルスキル・トレーニングや親へのペアレント・トレーニング、薬物療法などが有効である。

× D  限局性学習症とは、知的発達症に伴う学業不振のことである。

  • 知的発達症に伴う学業不振ではなく、全般的には問題はないのに、ある分野において学習を困難とする障害を指します。

○ E  発達性協調運動症では、不器用さや運動技能の遂行における遅さと不正確さがみられる。

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 子どもの保健 問113

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
6歳男児。幼稚園で職員や他児に向かって頻繁に「ばか」「かす」という暴言を吐く。家庭でも同様の行為が見られ、保護者も戸惑っている。

【設問】
次のうち、この子どもで疑われる精神医学的問題として正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  ド・ラ・トゥレット症候群
○ B  反抗挑戦性障害

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 子どもの保健 問111

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
5歳の女児。周産期に問題はなく、3歳までの乳幼児健診では、身体発育、運動および言語発達に関して異常を指摘されたことはなかった。4歳で保育所に入所したが、保育所では保育士やほかの園児と全く喋らなかった。ただし会話はないものの、ほかの園児と一緒に遊び、保育士の指示に従って行動することはできた。自宅で家族との会話には問題がないため、両親は保育所から指摘を受けるまで、気づかなかったという。

【設問】
この子どもで最も疑われる精神医学的問題を一つ選びなさい。

× 1.知的障害

  • 知的障害は言語発達や知能発達に遅れが見られそれが社会生活に制約がある状態を指します。

× 2.広汎性発達障害

  • 広汎性発達障害とは、強いこだわりやコミュニケーション能力や対人関係に問題が見られ、それが社会生活に支障をきたす状態のことを言います。

× 3.吃音

  • ・吃音とは発音が流暢にできないなど、言語発達の障害の一つです。

○ 4.選択性緘黙

× 5.受容性言語障害

  • ・受容性言語障害は言葉の理解ができていないために発語にも障害を与えてしまい支障が出てしまう状態のことを言います。

保育士試験 平成29年(2017年)前期 子どもの保健 問112

次の文は、国際疾病分類第10版(ICD−10)における常同運動障害についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A  爪かみ、指しゃぶり、鼻ほじりは、この障害の症状に含まれる。

  • 常同行為とは、指をこすり合わせる、眼前で手をひらひらさせる、水をいじる、紙を破る等、単調で変化の少ない行動を習慣的に繰り返す行為のことです。(公益財団法人 東京都医学総合研究所 ホームページより引用)問題文にあるような爪かみ・指しゃぶり・鼻ほじりはこの行為に当てはまりません。

○ B  常同的な自傷行為には、反復する頭打ち、顔叩き、目を突く行為などが含まれる。

○ C  精神遅滞に伴って出現することが最も多い。

保育士試験 平成28年(2016年)後期 子どもの保健 問115

次のA~Eのうち、障害名または疾患名とその症状として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  泣き入りひきつけ ―― 一時的呼吸停止

○ B  学習障害 ―― 綴字の困難

○ C  自閉スペクトラム症 ―― こだわり

○ D  AD/HD ―― 不注意

○ E  機能的遺糞症 ―― 便秘

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 保育の心理学 問100

次の文は、DSM-5の「反応性アタッチメント障害/反応性愛着障害」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  この障害の行動上の特徴は、どの大人とも相互的に最小限にしか関われず、特に苦痛時に慰めを求めることができないことである。また、陽性の情緒の表出が極端に少ない。

× B  施設養育で育てられた子どもにのみ、この障害がある子どもが見出される。

  • 反応性愛着障害は、施設養育で育てられた子ども特有というわけではありません。

× C  この障害の主な病因は、重度の身体的虐待である。

  • 身体的虐待だけでなく、心理的虐待など他の要因も考えられます。

○ D  この障害がある子どものほとんどは、選択的な愛着対象( アタッチメント対象 )を持っていない。

保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの保健 問110

次の文は、チック障害に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A 突発的、急速、反復性、非律動性、常同的な運動あるいは発声であると定義される。

  • 非律動性とは、不規則的なことをいいます。常同的とは見た感じ無目的に同じ行動を繰り返すことをといい、道場行動には体を揺らしたり、奇声を上げるなどがあげられます。

× B チックはストレスによって発症するため、器質的な障害は持っていない。

  • 先に述べたように、一概にストレスによって発症するとは言えません。チック障害とは、本人の意思とは関係なく突発的に起き、反復性のある運動または発声のことをさします。子どもの10~20パーセントにみられ、男児に多い傾向があります。原因としては複数の遺伝子と環境要因とが関係するとされ、家庭環境やストレスなど影響することがありますが、根本的原因とはされません。

× C チック障害は、女児に多くみられる。

  • 先に述べたように、男児に多くみられます。

○ D 単純運動チックでは目のチックが、単純音声チックでは咳払いが代表的な症状である。

保育士試験 平成27年(2015年) 社会福祉 問70

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
Y児童養護施設に入所しているFちゃん(12 歳)の母親Gさん(39 歳)は、統合失調症で入退院を繰り返している。そのGさんから苦情の電話が入り、Fちゃんの担当保育士Pは面談の約束をした。約束の日、保育士Pは、Gさんの訪問時に相談室に案内した。保育士Pは、Fちゃんの担当になって日が浅く、Gさんと会うのは初めてだった。また、保育士Pは、Y児童養護施設において、苦情受付担当者となっている。

【設問】
次の文は、この相談時の保育士Pの対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A 通常の相談と異なり苦情の対応なので、保育士Pは初対面のあいさつも簡単に済ませて、苦情内容を聴取し、どんな事柄に関して訴えられているのか確かめるために質問を繰り返した。

  • 苦情の対応とはいえ初対面であれば、保育士と保護者の挨拶をきちんと行い、Fちゃんの普段の様子などを保護者の方と共有したりして信頼関係を築くことが大切です。また、Gさんは統合失調症のため、考えがまとまらないという病状を呈している可能性もあるので、質問を繰り返すことはGさんに混乱をもたらす恐れがあります。

× B 保育士Pは、Gさんの怒りの感情を表出させるべきだと考え、Gさんの話が支離滅裂な内容となっているにもかかわらず、何時間も傾聴を続けた。

  • A同様に統合失調症により話の内容が支離滅裂になっている可能性もあるので、Gさんが落ち着いて話せるように話を整理しながら話すなどの工夫が必要です。

○ C Gさんが相談室に入ってからもなかなか話すことができず沈黙を続けていたが、その間、保育士Pはその表情や仕草を見ていたものの、無理に話させようとはしなかった。

× D Gさんが統合失調症であり、保育士Pは対応に自信がなかったので、同席した主任保育士にほとんどの相談対応を代わってもらい、保育士Pはかたわらに同席して苦情対応の仕方を学んだ。

  • Dは、自分で対応しきれないケースは主任保育士に代わってもらい、同席して苦情対応をしたのはベターな決断です。普段から保護者対応にあたる保育士は先輩保育士などから学び、イレギュラーなケースなどは苦情が大きくなる前に、責任者に代わってもらうなども保護者対応において大切なことです。

保育士試験 平成27年(2015年) 子どもの保健 問111

次のA~Eのうち、障害名及び疾患名とその症状として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A 知的障害 ― 精神の発達不全

× B アスペルガー症候群 ― 言語の遅れ

  • アスペルガー症候群の症状には言語の遅れはありません。

× C AD/HD ― 興味の限局

  • 興味の限局は、AD/HDではなく自閉症の症状です。

× D 学習障害 ― 汚言症

  • 汚言症は学習障害の症状ではありません。

× E チック障害 ― 運動麻痺

  • チック障害は、突発的に繰り返される不規則な運動もしくは発生が症状であり、運動麻痺ではありません。

保育士試験 平成27年(2015年) 子どもの保健 問113

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
5歳男児。とても人懐っこく、保育所には仲の良い友達がおり、よくヒーローごっこをするなどして遊んでいる。母親との関係は良好であり、言いつけはよく守り、大人の指示をよく聞く。初めて意味のある言葉を話したのは3歳の時で、5歳の現在も二語文程度の発語である。

【設問】
この子どもで最も疑われる精神医学的問題を一つ選びなさい。

× 1.注意欠陥 / 多動性障害

  • 注意欠陥、多動の特性があるとはこの問題文では記述されていません。

× 2.母性剥奪

  • 母親との関係は良好と記述してあることから母性剥奪の疑いはないと言えます。

× 3.学習障害

  • 学習障害は「文字の読み書き」や「数字の計算」などに問題が見られる症状であり、問題文からはこの子どもが学習障害であることを判断することは難しいです。

○ 4.会話と言語の特異的発達障害

× 5.広汎性発達障害

  • 広汎性発達障害には、コミュニケーション能力の乏しさなどが見られます。問題文には子どもに中の良い友だちがおり、一緒に遊ぶことを楽しんでいること、人懐っこい性格であることが記されているので広汎性発達障害の疑いはないと言えます。

保育士試験 平成27年(2015年) 子どもの保健 問115

次の文は、吃音症に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A  音と音節の繰り返しがみられる。

× B  対人コミュニケーションの障害はみられない。

  • 会話の中で発言がスムーズに出来ないため、対人コミュニケーションの障害がでる場合があります。

○ C  正常な会話の流暢さが著しく阻害されている。

○ D  顔面などの身体部分の運動を伴うことがある。

保育士試験 平成26年(2014年) 保育の心理学 問100

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
10歳の男児。決して成績が悪いわけではないが、以前から忘れ物が多く、不注意な失敗や授業中の離席が目立っていた。担任と両親との面談では、父親は「自分の幼い頃に良く似ているので、心配はしていない」と言っており、母親は、「幼児期は常に手を繋いでいないとどこかへ行ってしまい、よく迷子になっていた」という。男児に対し、母親は育てにくさを感じており、厳しく躾をしてきたという。

【設問】
この子どもで最も疑われる精神医学的問題について、適切な記述を選びなさい。

○ 1.神経学的ソフトサインが認められることがある。

○ 2.女児よりも男児に多い。

○ 3.二次的障害に注意する。

保育士試験 平成26年(2014年) 子どもの保健 問111

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
言葉の遅れが認められた3歳の男児。

【設問】
次のうち、この子どもで疑われる精神医学的問題として正しいものを選びなさい。

× 1.学習障害

  • 言葉の遅れは見られないが字が書けない、具体物がないと理解できないなどの症状がみられます。

○ 2.表出性言語障害

× 3.反抗挑戦性障害

  • 言葉の遅れはなく、しばしば怒る、癇癪を起こす、反抗してしまう、という症状です。

○ 4.知的障害

○ 5.広汎性発達障害

保育士試験 平成26年(2014年) 子どもの保健 問113

次のうち、「発達障害者支援法」における発達障害の定義にあてはまるものとして正しいものを選びなさい。 

○ 1. 自閉症

○ 2. アスペルガー症候群

○ 3. 学習障害

× 4. 摂食障害

× 5. 感情障害

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