ブロンフェン…、生態学…?!長いけど視覚的に覚えよう!

自分と親との世界、仲間同士の世界、それらが合体したりして混乱したと思っていたら、コロナ禍で世界が変わってさらに混乱しながらも何となく自分が確立していく感じでしょうか。

ブロンフェンブレンナーはどんな人?

ブロンフェンブレンナーは、ソビエトで生まれ、幼い頃にアメリカに移住しました。

社会心理学の博士号を取得し、軍の心理士に就いた後に助教授となり、6人の子どもをもうけてからは子どもの研究をするようになりました。

ブロンフェンブレンナー

生態学的システム論とは?

生態学的システム論とは、子どもと環境の関係や交流に注目し、社会システムとの相互作用が子どもの発達に繋がるという考えです。

生態学的とは
生態学的とは、あらゆる事実によって構成された環境と関係した生活空間を示しています。

社会システムは、変化する4つの要素(マイクロシス テム、メゾシステム、エクソシステム、マクロシステム)から構成されるとしました。

生態学的システム論
マトリョーシカ人形
マトリョーシカ人形

マトリョーシカ人形のように入れ子構造となっています。

アフォーダンス論は生態学的

生活モデルは生態学的

マイクロシステム

(micro 微小の ex.マイクロコンピュータ)

マイクロシステムは、一番小さなくくりであり、自身が直接関係しています。

例えば、マイクロシステムには家庭があり、自身と親が直接関係して成長します。保育所では自身と先生が直接関係して成長します。

https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-3679999081423815 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

メゾシステム

(mezzo 中間の ex.メゾソプラノ)

メゾシステムは、2番目に小さい社会システムで、直接接することは少なくても影響を受けやすい環境です。

例えば、メゾシステムには家庭と保育所との関係があり、家庭と保育所でのしつけの考え方が違った場合、家庭と保育所が話し合って歩み寄ったり、自身が違いを理解したりします。

エクソシステム

(ex- 外の ex.example)

エクソシステムは、3番目に小さい社会システムで、自分とは直接関連していないものの、他の人を介して自分やその周囲(マイクロシステムやメゾシステム)に影響を与える環境です。

親の職業や社会福祉サービス、地域・行政・メディア・自分以外の家族の学校や職業などがあります。

https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-3679999081423815 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

マクロシステム

(macro 巨大な ex.マクロ経済)

マクロシステムは、4番目に小さく(=一番大きい)、3つのシステムの背景です。

国や文化・法律や憲章などがあります。

https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-3679999081423815 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

クロノシステム

(chrono 時間 clock,chronosに由来)

クロノシステムとは、4つの社会システムに加わった時間システムです。

クロノシステム

図をマトリョーシカ人形とすると、クロノシステムは身長方向にあります。

他のシステムと違い、ライフイベントである兄弟の出生や結婚、離別、死別等のあらゆる周囲の出来事や子どもの環境移行から構成されるものをいいます。

子どもは、社会的な真空状態の中に存在している訳ではなく、コミュニティ、社会、経済、政治といったより大きな社会的構造の中に埋め込まれているということです。

つまり、生態学的システム論とは、よい国で親がよい仕事をし、親と仲が良い保育園の中で育っていくことが大切だということです。

保育心理の目次

https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-3679999081423815 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

過去問

保育士試験 令和5年(2023年)後期 保育の心理学 問12

平成27年(2015年) 保育の心理学 問82に同じ

保育士試験 令和5年(2023年)前期 保育の心理学 問2

次のうち、子どもの発達と環境に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とし た場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× B ブロンフェンブレンナー(Bronfenbrenner, U.)は、子どもを取り巻く社会的環境のうち、父親 と母親との関係(夫婦関係)や親と学校の先生との関係など、相互の影響関係をエクソシステムと した。

  • メゾシステムです。

(組み合わせ)
A B C D
5 × × ○ ○

保育士試験 令和4年(2022年)前期 保育の心理学 問10

次の文は、ブロンフェンブレンナー( Bronfenbrenner, U.)が提唱した人の発達を取り巻く環境に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる用語を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

ブロンフェンブレンナーは、( A.生態学的システム論 )を提唱した。保育所に通っている子どもが直接経験する環境である( B.マイクロシステム )は、主に保育所と家庭である。この保育所と家庭は相互に関係しあい、( C.メゾシステム )として機能する。例えば、子どもの父親の職場において、残業が当たり前で、定時には帰りづらいという雰囲気があると、父親の帰宅はいつも遅く、子どもが父親と過ごす時間が短くなるなど、父親の職場は間接的に子どもに影響するので、( D.エクソシステム )といえる。

【語群】
ア 正統的周辺参加論
イ 生態学的システム論
ウ クロノシステム
エ マクロシステム
オ マイクロシステム
カ メゾシステム
キ エクソシステム

保育士試験 令和3年(2021年)前期 保育の心理学 問95

次の文は、ブロンフェンブレンナー(Bronfenbrenner, U.)の生態学的システム論に関する記述である。A~Dの記述に該当する用語を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  子どもが直接所属している家庭、保育所、幼稚園などをいう。

  • マイクロシステム

B  子どもが属している家庭と保育所の関係、あるいは家庭と地域の関係などをいう。

  • メゾシステム

C  親の職業や社会福祉サービスなどをいう。

  • エクソシステム

D  日本文化や制度、法律、宗教などをいう。

  • マクロシステム

【語群】
ア クロノシステム   イ メゾシステム   ウ マクロシステム   エ マイクロシステム  オ エクソシステム

保育士試験 平成30年(2018年)前期 保育の心理学 問8

次の文は、発達に関する理論についての記述である。( A )~( D )の語句が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

ブロンフェンブレンナー( Bronfenbrenner,U. )は、生態学的システム論において、人が日常生活で直接・間接に関わりをもつ社会的文脈を、入れ子状の多層モデルとして示した。一人の子どもを中心とすると、第1層は、子どもと親の関係、子どもときょうだいとの関係、子どもと保育士との関係などがあげられ、( A マイクロシステム )と呼んでいる。第2層の( B メゾシステム)では、子どもが保育所に通っているならば家庭と保育所、子どもが小学校に通っているならば家庭と小学校との関係などを示している。第3層の( C エクソシステム)では、親の職業・職場、きょうだいの通う小学校などがあげられている。第4層は( D マクロシステム )と呼び、信念体系、価値観、法律、文化などの社会的文脈が第1層から第3層を取り囲んでいる。

保育士試験 平成28年(2016年)後期 保育の心理学 問84

保育所に通っている子どもの場合、次のブロンフェンブレンナー(Bronfenbrenner,U.)の生態学的システムに関する【I群】の語句と【II群】の説明を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【I群】

A  マクロシステム

  • 日本文化

B  メゾシステム

  • 家庭と保育所の関係

C  マイクロシステム

  • 保育所

D  クロノシステム

  • きょうだいの誕生

E  エクソシステム

  • 保護者の職場

【II群】
ア  家庭と保育所の関係
イ  保護者の職場
ウ  保育所
エ  きょうだいの誕生
オ  日本文化

保育士試験 平成27年(2015年) 保育の心理学 問82

次の文は、子どもの生活環境を捉える考え方の特徴を示したものである。このような考え方を提唱した人物として正しいものを一つ選びなさい。

・ 子どもが所属し、多様な経験をする場として家庭、保育所、地域などがあるとした。
・ きょうだいの誕生や就学など、人生の出来事が影響を及ぼすとした。
・ しつけとして重視する内容は各家庭で異なっても、文化として共通する面もあるとした。
・ 人間を取り巻く環境を入れ子構造として捉えた。 

1. ブラゼルトン(Brazelton, T.B.)

2. フェスティンガー(Festinger, L.)

3. マッコール(McCall, R.B.)

4. ブロンフェンブレンナー(Bronfenbrenner, U.)

5. ローレンツ(Lorenz, K.)

コメントを残す