目次
- 1 過去問
- 1.1 保育士試験 令和5年(2023年)後期 子どもの保健 問7
- 1.2 保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの保健 問14
- 1.3 保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの保健 問15
- 1.4 保育士試験 令和4年(2022年)後期 子どもの保健 問7
- 1.5 保育士試験 令和4年(2022年)後期 子どもの保健 問11
- 1.6 保育士試験 令和4年(2022年)後期 子どもの保健 問17
- 1.7 保育士試験 令和4年(2022年)前期 子どもの保健 問6
- 1.8 保育士試験 令和3年(2021年)前期 子どもの保健 問102
- 1.9 保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問97
- 1.10 保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問113
- 1.11 保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの食と栄養 問123
- 1.12 保育士試験 令和元年(2019年)後期 子どもの保健 問119
- 1.13 保育士試験 平成30年(2018年)前期 子どもの保健 問101
- 1.14 保育士試験 平成30年(2018年)前期 子どもの保健 問108
- 1.15 保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 子どもの保健 問101
- 1.16 保育士試験 平成28年(2016年)後期 子どもの保健 問119
- 1.17 保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの保健 問105
- 1.18 保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの保健 問118
- 1.19 保育士試験 平成26年(2014年) 子どもの保健 問103
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過去問
保育士試験 令和5年(2023年)後期 子どもの保健 問7
次のうち、感染症に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。
1 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、ムンプスウイルスが原因病原体であり、耳下腺の腫脹、痛み、発熱が主な症状である。合併症はなく、軽症で治癒する。
2 ポリオは、ポリオ菌によって起こり、脊髄の神経細胞が障害を受けて運動麻痺を起こす。
3 突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルス6型及び7型が原因で主に乳幼児にみられる。高熱が3~5日続き、解熱とともに全身に淡紅色の細かい発疹が出現する。
4 風疹は、風疹ウイルスによって起こり、症状は麻疹に似ているが重症化しやすい。
5 結核は、主として結核菌が経口感染することによって起こる。
保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの保健 問14
次の【I群】の病名と、【II群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【I群】
A A型肝炎
B B型肝炎
C ジフテリア
D ポリオ
【II群】
ア 糞口感染で伝播する。発熱、倦怠感などに続いて血清トランスアミナーゼが上昇する。典型的な
症例では黄疸、肝腫大、濃色尿、灰白色便などが認められる。
イ 上気道粘膜疾患のひとつ。灰色がかった偽膜が形成され、気道が閉塞することもある。
- C ジフテリア
ウ 血液・体液を介して感染し、感染した時期、感染時の宿主の免疫能によって、一過性感染に終わ
るものと持続感染するものとに大別される。子どもへの感染は、母子感染が一般的である。
- B B型肝炎
エ 脊髄神経前角の運動神経核を侵すことで四肢を中心とする全身の筋肉の運動障害、いわゆる弛緩
性麻痺(だらりとした麻痺)を起こす急性ウイルス感染症である。
- D ポリオ
(組み合わせ)
A B C D
2 ア ウ イ エ
保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの保健 問15
次のうち、ワクチンに関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。
○ 1 生後2か月になったら、定期接種として Hib(ヒブ)ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、B型 肝炎ワクチンの予防接種を受けることが重要であることを周知する。
○ 2 BCG は、標準接種期間の生後5か月から8か月までのできるだけ早い時期に接種することが勧 められている。
○ 3 水痘ワクチンは、1歳になったら3か月以上の間隔をあけて2回接種するのが重要である。
○ 4 5歳児クラス(年長組)になったら、卒園までに麻しん風しん混合(MR)ワクチンの2回目の予防接種を受けることが重要であることを周知する。
× 5 ロタウイルス感染症の予防接種は、任意接種であるが、感染力が強い疾患のため、発症する前に予防接種を受けることが重要であることを周知する。
保育士試験 令和4年(2022年)後期 子どもの保健 問7
次のうち、乳幼児の感染症についての記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした 場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
× A 川崎病は、ヒトパルボウイルスによっておこる感染症である。
- ヒトパルボウイルスは伝染性紅斑のウイ ルスです。
○ B 乳児では、結核に感染すると粟粒結核などの重篤な病気になりやすい。
○ D 百日咳に罹患すると、特有の連続性、発作性の咳(スタッカート)がみられ、夜間に特にひどい。
× E 突発性発疹は、インフルエンザ菌によっておこる感染症である。
保育士試験 令和4年(2022年)後期 子どもの保健 問11
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】 Z保育所に通うM君(2歳、男児)の保護者から、「昨夜から熱が出て耳が痛いというので、今朝
受診したところ、おたふくかぜと診断された」と電話があった。M君は昨日元気に登園していた。
【設問】 次のうち、Z保育所の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合
わせを一つ選びなさい。
○ A 学校等欠席者・感染症情報システムを活用し感染症流行状況を確認する。
○ B 他児の流行性耳下腺炎の罹患状況、予防接種状況を確認する。
× C 潜伏期間は 10 日前後であるため、その期間は他児たちの健康観察を入念に行う。
○ D 他児の保護者に注意喚起し、1歳以上からの任意予防接種を受けるよう促す。
○ E M君の保護者には、耳下腺の腫脹がわかった今日から少なくとも5日間は登園できないことを伝える。
保育士試験 令和4年(2022年)後期 子どもの保健 問17
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
2歳、男児。 某月某日鼻汁、咳嗽など「かぜ」のような症状が出はじめた。その後、次第に咳が強くなってきた。
約3週間たってから、咳がはげしくなり、連続的に咳込み、そのあと息を吸うときにヒューという音が出た。咳の発作は夜間に強く、咳込みに伴い嘔吐もみられた。
【設問】
次のうち、この子どもの症状に最もあてはまる疾患を一つ選びなさい。
1 気管支炎
2 「かぜ」症候群
3 マイコプラズマ肺炎
4 肺結核
○ 5 百日咳
保育士試験 令和4年(2022年)前期 子どもの保健 問6
次の【I群】の感染症と、【II群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びな さい。
【I群】
A 水痘
B 溶連菌感染症
C 伝染性紅斑
D 風しん
E 咽頭結膜熱
【II群】
ア 秋から春にかけて流行し、両頬に赤い発しんがみられ、手足にレース様の紅斑ができる。妊娠前半期に感染すると胎児に影響を及ぼす。
- 伝染性紅斑
イ 軽い発熱とともに発しんが表れ、最初は小紅斑で、やがて丘疹となり水疱ができる。いろいろな状態の発しんが同時にみられる。痂皮になると感染性はないものと考えられる。
- 水痘
ウ 急に 39°Cの発熱があり、目の結膜が赤くなり目やにが出て、喉の痛みを訴える。年間を通じて発生するが、夏季に多い。
- 咽頭結膜熱
エ 発熱があり、のどの痛みを訴える。手足、顔に発しんがみられ、舌がイチゴのように赤く腫れる。
- 溶連菌感染症
オ 発熱があり、顔や首のまわりに発しんが表れ、頸部のリンパ節が腫れる。妊娠初期に感染すると胎児に影響を及ぼす。
- 風しん
保育士試験 令和3年(2021年)前期 子どもの保健 問102
次の文のうち、予防接種に関する記述として、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
○ A 予防接種は、疾病の予防に有効であることが確認されているワクチンのみを接種することである。
× B 予防接種を受けるとき、保護者は母子健康手帳を持参し、予防接種記録の記載を受けなければならない。
- 記載ページはありますが、義務ではありません。
○ C 児童福祉施設に入所している児童で、長期間保護者と連絡が取れない場合は、当該児童の児童福祉施設長の同意を必要とする。
○ D 予防接種前の体温は、接種場所の医療機関で測定し、37.5℃以上では明らかな発熱者として接種を中止する。
× E 予防接種は、ワクチンの種類によって一定の間隔をあけて接種するが、生ワクチン製剤同士では20日以上が目安である。
- 27日以上が目安のため誤りです。
保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問97
次のうち、「母子保健法」で定められていないものを一つ選びなさい。
× 2.予防接種
- 「予防接種法」に基づいて行われています。
保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問113
次のうち、感染症名と「学校保健安全法施行規則」に定められる出席停止期間の組み合わせとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
○ A 麻しん ―――――― 解熱した後3日を経過するまで
× B 流行性耳下腺炎 ―― 耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後3日を経過し、かつ、全身症状が良好になるまで
- 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は耳下腺が腫れることにより、痛みと発熱を伴う感染症です。感染力が強いため、耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ、全身症状が良好になるまで出席停止となります。
○ C 風しん ―――――― 発しんが消失するまで
× D 水痘 ――――――― すべての発しんが消失するまで
○ E 咽頭結膜熱 ―――― 主要症状が消退した後2日を経過するまで

保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの食と栄養 問123
次の文は、母乳に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
× 5. 冷凍母乳は免疫物質を保持するため、電子レンジで解凍するとよい。
- 冷凍母乳は免疫物質を保持するため、30~40度のぬるま湯で湯せんします。電子レンジで解凍すると、成分が変化してしまう可能性があります。
保育士試験 令和元年(2019年)後期 子どもの保健 問119
次の文は、日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール(2018年8月1日版)に示されている記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
× A おたふくかぜワクチンは、生後12か月から行う定期接種である。
- おたふく風邪ワクチンは任意接種となっています。
× B B型肝炎ワクチンの定期接種(ユニバーサルワクチン)は、出生直後に開始し合計3回接種する。
- 出生直後ではなく、生後2ヵ月から4週間隔で2回、さらに1回目の接種から20週以上経ってから1回の計3回接種することが推奨されています。
○ C 肺炎球菌(PCV13)ワクチンは、合計4回接種する。
○ D ロタウイルスワクチンには1価のものと5価のものとがある。
○ E インフルエンザ菌B型(Hib)ワクチンは、生後2か月から接種する。
保育士試験 平成30年(2018年)前期 子どもの保健 問101
次の文は、平成28年10月1日現在、日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールに関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
○ 1.インフルエンザ菌b型( ヒブ )ワクチンは、生後12か月以降に初回接種をする。
× 2.4種混合ワクチン( DPT-IPV )は、生後6か月以降に初回接種をする。
- 4種混合ワクチンは生後3ヶ月に初回摂取を受けることを推奨されています。ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオを予防します。
○→× 3.任意接種であるロタウイルスワクチンは、2か月から接種する。
- 現在は定期接種です。
× 4.BCGワクチンは、アメリカ合衆国と同様にわが国でも任意接種であり、生後12か月以降に接種する。
- BCGワクチンは日本では定期接種となっています。生後5ヶ月から8ヶ月までが標準的な摂取期間と言われており、結核を予防します。
× 5.ヒトパピローマウイルス( HPV )ワクチンは、女児を対象として幼児期に2回接種する。
- 幼児期ではなく12歳から16歳の女子が対象です。
保育士試験 平成30年(2018年)前期 子どもの保健 問108
次の文は、感染症とその予防に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
× 1.母親がウイルスによる感染症にかかっている場合、母乳を介して必ず子どもに感染する。
- ウイルスの中には母乳から子どもへ感染するものもありますが、必ず感染するわけではありません。
× 2.幼児がインフルエンザで高熱を出すと、意識障害になりやすい。
- 幼児の場合、インフルエンザによる高熱が続くと痙攣やインフルエンザ脳症を引き起こすリスクがあります。これらは予防接種によってリスクを軽減することができます。
○ 3.B型肝炎は、出産時に母親から子どもに感染することがある。
× 4.4種混合ワクチンは、インフルエンザの流行時期には接種を避けなければならない。
- インフルエンザウイルスが流行していても4種混合ワクチンは接種できます。
× 5.免疫グロブリンのIgAは、胎盤を通過する。
- 一般社団法人 日本血液製剤協会ホームページを参考に解説します。免疫グロブリンにはIgG、IgA、IgM、IgⅮ、IgEの5種類があります。胎盤を通過するのはIgGで、血液中に最も多く含まれます。問題文にあるIgAは、人の腸管や気道などの粘膜や初乳に多くあって、局所で細菌やウイルス感染の予防に役立っています。

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 子どもの保健 問101
次の文は、わが国の予防接種制度に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
× 1.水痘に対する予防接種は、平成27年10月から定期接種になった。
- 水痘は、平成26年からの定期接種です。
○ 2.第1期の麻疹・風疹( MR )混合ワクチンは、1歳の誕生日を過ぎてから2歳になるまでに接種することが推奨される。
× 3.乳幼児へのインフルエンザワクチン接種は、定期接種である。
- 任意接種となります。
× 4.乳幼児への肺炎球菌ワクチン接種は、任意接種である。
- 肺炎球菌ワクチン接種は、定期接種です。
○ 5.定期接種としてのB型肝炎ワクチン接種は、母子感染予防を目的としている。
保育士試験 平成28年(2016年)後期 子どもの保健 問119
次の文は、予防接種に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
○ A 予防接種とは、病原体やその産物を処理し、人体には害を与えないようにしながら免疫力を付与しようとするものである。
○ B 予防接種として実際に用いるものをワクチンという。
○ C ワクチンには、病原体を弱毒化して、体内で増殖はするものの発症はさせない生ワクチンがある。
○ D わが国では予防接種の制度上、定期接種をするものと任意接種であるものに分けられる。
× E 乳幼児において、「予防接種法」で定められた予防接種は、義務接種である。
- 任意接種もあります。
保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの保健 問105
次の文は、子どもの疾病の予防と適切な対応に関する記述である。正しいものを一つ選びなさい。
○ 1.わが国の予防接種は、定期接種と任意接種に分けられる。
× 2.ワクチンは、生ワクチンと、合成ワクチンに大別できる。
- 合成ワクチンワクチンは、生ワクチンと不活化ワクチンに大別されます。
○ 3.インフルエンザ菌に対するワクチンによって、インフルエンザは軽症化が期待できる。
× 4.23価の肺炎球菌ワクチンは、乳児への接種が推奨される。
- 23価は成人用です。
× 5.麻疹ワクチンは効果が高いため、1回の接種で終生免疫が得られる。
- 1度で十分な免疫をつけられるとは限りません。2回の接種によって、より強い免疫をつけることができます。

保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの保健 問118
次の文は、乳幼児の感染症と予防接種の知識に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
× A ロタウィルス胃腸炎の予防ワクチンは、生後6か月から接種する。
- 接種は生後6週から可能ですが、ほかのワクチンとの同時接種を考えて、生後2か月からが最適です。2回あるいは3回接種します。
○ B 保育所で、はしか、おたふくかぜ、水ぼうそうにかかった子どもがいる場合には、予防接種を受ける時に担当医に報告するよう保護者に伝える。
× C 予防接種を受けた後、当日の入浴はさけるようにする。
- ワクチンを接種した日にお風呂に入っても構いません。ただし、体調が悪い時は無理をせず、様子を見るようにします。
× D 四種混合ワクチンは、ジフテリア・百日咳・ポリオ・破傷風の生ワクチンである。
- 四種混合ワクチンは、不活化ワクチンです。
○ E はしか、風疹のワクチン(MRワクチン)は、1歳以降に接種を開始する。
保育士試験 平成26年(2014年) 子どもの保健 問103
次の文は、予防接種に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
BCGは( A 結核 )を予防するために接種されるが、( B 生ワクチン )であるため細胞性免疫に不全のある場合( C BCG )による感染症を惹起することがある。生後間もなくは、特殊な細胞性免疫不全症の診断が困難であるため、接種時期が「生後6か月に至るまで」から「生後( D 一歳に至るまで )」へと変更になった。
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