ポルトマンの2次的就巣性は何が言いたいの?

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ポルトマンの就巣性とは?

『就巣性』(巣に居座り、親はえさを与えにくる)とは、妊娠期間が短い、多産で生まれる、未熟な状態で生まれ自力で動いたり食べたりできない性質のことをいいます。

ポルトマンの離巣性とは?

離巣性』(巣に居座らず、親と共に移動しながら育つ)とは、妊娠期間が長い、原則一個体で生まれる、生まれてすぐに動き回る性質のことをいいます。

ボルトマン

哺乳類はどっち?

哺乳類は、基本的には離巣性です。

人間はどっち?

人間は巣に居座らないにもかかわらず、生まれてすぐの運動機能は未熟で親の保護なしには生きていけません。

人間になる前の人間は離巣性でしたが、進化の過程で脳が発達して頭部が巨大化しました。

また、直立歩行を始めて産道の縮小が進みました。

ポルトマンの生理的早産、2次的就巣性

人間は、本来ならあと1年母親のおなかの中にいるべきところ、産道を通れるサイズのうちに早産的に生まれる必要がありました。

ポルトマンは、このような誕生形態を生理的早産と呼びました。

さらに、人間の出生時には未熟な状態(就巣性)の動物で、1年経つと離巣性の性質となる説をたてました。

これを『2次的就巣性』であるとしました。

人間は1歳までは未熟だから手がかかり、感覚器官が発達する前に教育をすることができ、言葉や社会性が発達するということです。

ボルトマン

過去問

保育士試験 令和4年(2022年)後期 保育の心理学 問13

次の文は、ヒトの出生時の特徴に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語 句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

( A ボルトマン )は、被毛の有無や感覚器官の発達の度合いとともに、成体とほぼ同様の姿勢保持・移動 運動様式を備えて出生する、ヒト以外の霊長類も含めた高等哺乳類の出生を( B 離巣性 )とした。これに対して、ヒトは高等哺乳類でありながら( C 就巣性 )の種を想起させる未熟な発育・発達のまま出生するため、( A ボルトマン )はヒトの出生を( D 二次的就巣性 )と特徴づけた。

保育士試験 令和元年(2019年)後期 保育の心理学 問82

次の文は、ヒトの出生時の特徴についての記述である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

哺乳類は、生まれた時は未熟で自分の力で動きまわることのできない( A 就巣性 )のものと、生まれた時からすでに成熟していて自力で移動することのできる( B 離巣性 )の二つに分類することもできる。
ヒトの場合は、胎児期から音声に反応して母親の声を聞き分けるなど、感覚や知覚の能力を有するが、運動能力が未発達な状態で生まれてくることから、( C ポルトマン )はこれを二次的( A 就巣性 )と呼び、( D 生理的早産 )という考え方で説明した。つまり、人間は大脳の発達が著しいため、十分な成熟を待って出産することは体の大きさの問題から難しく、約( E 1年 )早く未熟な状態で生まれるといわれている。

【語群】
ア ローレンツ(Lorenz, K.)  イ 2年  ウ 離巣性      エ 生理的早産
オ 就巣性           カ ポルトマン(Portmann, A.)  キ 放巣性
ク ハーロウ(Harlow, H.F.)   ケ 帰巣性   コ 身体的早産   サ 1年

保育士試験 平成24年(2012年) 発達心理学 問42

次の文は、人間の出生時の特徴に関する記述である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

( A ポルトマン )は、( B 離巣性 )である高等哺乳類の重要な特徴は、感覚器官の胎生的発達であり、( C 就巣性 )の動物の誕生時に相当する段階を、母胎内で経過していくことだという。しかし、人間の場合、感覚機能はあてはまるが、運動機能は全く未成熟であり、人間本来の運動形態である( D 直立二足歩行 )までには1年以上かかる。この矛盾こそ、人間に特有のものであり、この状態は( E 二次的就巣性 )とよばれている。

【語群】
ア ギブソン(Gibson,E.J.)   イ 二次的就巣性    ウ 就巣性  エ 離巣性   オ 直立二足歩行   カ ポルトマン(Portman,A.) キ ほふく    ク 生理的早産

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