児童養護施設入所児童等調査結果 過去問編

こちらからの続きです。

目次

過去問

保育士試験 令和5年(2023年)前期 社会福祉 問8

次のうち、児童心理治療施設に関する記述として、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A 「児童養護施設入所児童等調査結果(平成 30 年2月1日現在)」では、被虐待経験がある児童の 占める割合は、7割を超えている。

B 「児童養護施設入所児童等調査結果(平成 30 年2月1日現在)」では、児童の委託(入所)経路 は、半数以上が児童養護施設からの入所となっている。

C 「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」に基づく障害者支援施設に定 められている。

D 2017(平成 29)年に施行された「児童福祉法」等の一部改正によって、「情緒障害児短期治療施 設」から名称変更された。

(組み合わせ)
3 A D

保育士試験 令和4年(2022年)後期 社会的養護 問3

次のうち、「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成 30 年2月1日現在)」(厚生労働省)に おける母子生活支援施設入所世帯(母親)の状況に関する記述として、適切なものを一つ選びなさい。

× 1 入所理由は「経済的理由による」が最も多い。

  • 配偶者からの暴力によるが最も多い。

× 2 在所期間は「10 年以上」が最も多い。

  • 一年未満が最も多い。

× 3 母子世帯になった理由は、「未婚の母」が最も多い。

  • 離婚が最も多い。

○ 4 平均所得金額(不明を除く)はおおよそ「166 万円」である。

× 5 母の従業上の地位は、「常用勤労者」が最も多い。

  • 臨時・日雇・パートが最も多い。

保育士試験 令和4年(2022年)後期 子ども家庭福祉 問10

次のうち、「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成 30 年2月1日現在)」(2020(令和2) 年1月 厚生労働省)に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正し い組み合わせを一つ選びなさい。

○ A 0歳で委託された児童の委託先は、里親より乳児院が多い。

× B 児童養護施設に委託された児童の在所平均期間は、10 年を超える。

  • 約5年です。

○ C 児童養護施設の「児童の委託(入所)経路」で最も多いのは、「家庭から」である。

○ D 児童養護施設の「委託(入所)時の保護者の状況」では、「両親又は一人親あり」の割合が 90%を超える。

保育士試験 令和4年(2022年)前期 社会的養護 問2

次の文のうち、「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成 30 年2月1日現在)」(厚生労働省)における、児童養護施設の入所児童の状況に関する記述として、適切なものを一つ選びなさい。

× 1 6歳未満で入所した児童が約8割である。

  • 入所平均年齢は6歳なので5割程度となります。

× 2 児童の平均在所期間は、10 年を超えている。

  • 5年です。

○ 3 児童の入所経路では、「家庭から」が約6割である。

× 4 心身の状況において障害等を有する児童は、約7割である。

  • 約4割

× 5 虐待を受けた経験がある児童のうち、心理的虐待は約6割である。

  • ネグレクトが約6割です。

保育士試験 令和3年(2021年)後期 子ども家庭福祉 問46

次のうち、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成30年2月1日現在)」(厚生労働省)において、委託(入所)時に被虐待経験のある入所児童の割合が高い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  児童心理治療施設
B  乳児院
C  自立援助ホーム
D  児童養護施設
E  母子生活支援施設

2. A → C → D → E → B

A:児童心理治療施設 78.1%(身体的虐待が最も多い)

B:乳児院40.9%(ネグレクトが最も多い)

C:自立援助ホーム 71.6%(心理的虐待が最も多い)

D:児童養護施設 65.6%(ネグレクトが最も多い)

E:母子生活支援施設 57.7%(心理的虐待が最も多い)

保育士試験 令和3年(2021年)後期 社会的養護 問31

次のうち、「児童養護施設入所児童等調査(平成30年2月1日現在)」(厚生労働省)における社会的養護の現状についての記述として、最も不適切なものを一つ選びなさい。 

○ 1. 児童養護施設入所児童のうち、被虐待経験のある子どもは6割を超える。

○ 2. 里親委託児童のうち、家族との交流がない子どもは7割を超える。

○ 3. 母子生活支援施設への入所理由では、「配偶者からの暴力」が最も多い。

× 4. 障害児入所施設入所児童の心身の状況において「広汎性発達障害」が最も多い。

  • 障害児入所施設入所児童の心身の状況において最も多いのは「広汎性発達障害」ではなく、知的障害等があげられます。また、障害児入所施設には医療型と福祉型があり、それぞれ内容や実施体制が違います。施設ごとの役割を意識しながら不適切なものを選べるようにしましょう。

○ 5. 自立援助ホームの入所児童等のうち、「LGBT」は1%程度である。

保育士試験 令和3年(2021年)前期 社会的養護 問33

次の文のうち、「社会的養育の推進に向けて(平成31年4月)」(厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課)における、社会的養護の状況に関する記述として正しい記述の組み合わせを一つ選びなさい。なおファミリーホームとは、小規模住居型児童養育事業を指す。

× A  里親、ファミリーホーム、社会的養護関係施設に委託・措置されている児童の数は、10万人を超えている。

  • 里親、ファミリーホーム、社会的養護関係施設に委託・措置されている児童の数は、約4万5千人です。

× C  里親等委託率(児童養護施設、乳児院、里親、ファミリーホームの委託・措置児童数の合計に占める、里親およびファミリーホームの委託児童数の割合)は、約40%である。

  • 平成30年3月末(平成29年度末)の里親等委託率(乳児院、児童養護施設、里親、ファミリーホームへの措置児童の合計に対する里親およびファミリーホーム措置児童数の割合)は19.7%です。

○ D  ファミリーホームの委託児童数は3千人に満たない。

○ 4. B D

保育士試験 令和2年(2020年)後期 社会的養護 問32

次の文は、乳児院に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 乳児院は、保育所等訪問支援事業の訪問対象の施設である。
B 乳児院の長は、施設の所在する地域の住民につき、児童の養育に関する相談に応じ、及び助言を行うよう努めなければならない。
× C 乳児院は、「児童福祉法」に定める「乳児」のみを対象とした施設である。
○ D 「児童養護施設入所児童等調査結果(平成30年2月1日現在)」(令和2年1月 厚生労働省)によると、被虐待経験のある乳児院入所児が受けた虐待の種類は、「ネグレクト」が最も多い。

1. A:○  B:○  C:×  D:○

保育士試験 令和2年(2020年)後期 社会的養護 問33

次の文のうち、「社会的養育の推進に向けてわ」(平成31年1月 厚生労働省)に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。

× 1.社会的養護の対象となっている児童は、約1万5千人である。

  • 約4万5千人です。

○ 2.児童養護施設は、約600か所ある。

× 3.委託里親数は、1万世帯を超える。

  • 約4千200世帯です。1万世帯を超えるのは、里親の登録者数です。

× 4.自立援助ホームは、約400か所ある。

  • 約150カ所です。

× 5.地域小規模児童養護施設は、約100か所ある。

  • 約390カ所です。

保育士試験 令和元年(2019年)後期 社会的養護 問15

次の文のうち、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成25年2月1日現在)」(厚生労働省)における、児童養護施設入所児童の状況に関する記述として正しい記述の組み合わせを一つ選びなさい。

× A  入所児童のうち、心身の状況について「障害等あり」とされた児童は、全体の約5割であった。

  • 入所児童のうち、心身の状況について「障害等あり」とされた児童は、28.5%です。全体の約3割なので問題文の記述は不適切です。→30年版は約4

× B  入所児童の「被虐待経験あり」は全体の約3割であった。

  • 入所児童の「被虐待経験あり」は59.5%です。全体の約6割なので問題文の記述は不適切です。→30年版は約7割

○ C  入所児童の、入所時の年齢で最も多いのは2歳であった。

○ D  入所児童の、入所時の保護者の状況について「両親又は一人親」とされた児童は、全体の約8割であった。

保育士試験 令和元年(2019年)後期 社会的養護 問35

次の文のうち、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成25年2月1日現在)」(厚生労働省)における、児童養護施設入所児童の状況に関する記述として正しい記述の組み合わせを一つ選びなさい。

× A  入所児童のうち、心身の状況について「障害等あり」とされた児童は、全体の約5割であった。

  • 入所児童のうち、心身の状況について「障害等あり」とされた児童は、28.5%です。全体の約3割なので問題文の記述は不適切です。約4割です。

× B  入所児童の「被虐待経験あり」は全体の約3割であった。

  • 入所児童の「被虐待経験あり」は59.5%です。全体の約6割なので問題文の記述は不適切です。約4割です。

○ C  入所児童の、入所時の年齢で最も多いのは2歳であった。

○ D  入所児童の、入所時の保護者の状況について「両親又は一人親」とされた児童は、全体の約8割であった

5. C, D

保育士試験 令和元年(2019年)後期 児童家庭福祉 問52

次の文は、里親制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× D  保護者のない児童、被虐待児など家庭環境上養護を必要とする児童のうち、里親及びファミリーホームに委託(里親等委託)されている児童は、約半数(平成28年度末現在)であった。

  • 保護者のない児童、被虐待児など家庭環境上養護を必要とする児童は約4万5千人いると言われています。そのうち、里親及びファミリーホームに委託されている児童は約6千人で、全体の半数には達していません。

○ 2. A:○  B:○  C:× D:×

保育士試験 平成31年(2019年)前期 児童家庭福祉 問14

次の【Ⅰ群】の種別と【Ⅱ群】の里親の委託児童数及び児童福祉施設の現員(平成28年10月現在、厚生労働省家庭福祉課調べ)を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

A  里親委託(ファミリーホームを除く)

  • 里親委託(ファミリーホームを除く)された児童の数は(イ)5,190人→最新値は約5,00名

B  乳児院

  • 乳児院の利用者は(ア)2,901人最新値は約 3,000名

C  児童心理治療施設

  • 児童心理治療施設の利用者は(エ)1,399人→最新値は約1,00名

D  児童養護施設

  • 児童養護施設の利用者は(ウ)27,288人→最新値は約27,000名

【Ⅱ群】
ア 2,901人
イ 5,190人
ウ 27,288人
エ 1,399人

保育士試験 平成30年(2018年)前期 児童家庭福祉 問48

次の文は、児童自立生活援助事業についての記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。 

○ 1. 自立援助ホームは、「児童福祉法」に規定された児童自立生活援助事業を行う施設である。

○ 2. 厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課の調べによると、平成28年10月1日現在、児童自立生活援助事業を行う施設は、全国に約140か所設置されている。

× 3. 児童自立生活援助事業の対象者には、児童養護施設の対象となる18歳未満の児童は含まれない。

○ 4. 「児童養護施設入所児童等調査結果( 平成2530年2月1日現在 )」( 厚生労働省 )では、自立援助ホーム入所児の67割以上に被虐待経験があった。

○ 5. 「児童養護施設入所児童等調査結果( 平成25年2月1日現在 )」( 厚生労働省 )では、自立援助ホーム入所児の保護者の状況について、「両親ともいない」、「両親とも不明」が、合わせて約31割であった。

保育士試験 平成30年(2018年)前期 児童家庭福祉 問49

次の図は、「児童養護施設入所児童等調査結果( 平成2530年2月1日現在 )」( 厚生労働省 )における、児童養護施設に入所している児童の心身の状況に関する調査結果である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× 1. ( A )知的障害  ( B )身体虚弱

○ 2. ( A )知的障害  ( B )広汎性発達障害

× 3. ( A )身体虚弱  ( B )知的障害

× 4. ( A )身体虚弱  ( B )ADHD

× 5. ( A )LD( 学習障害 )( B )知的障害

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 児童家庭福祉 問18

次の文は、「児童養護施設入所児童等調査結果( 平成25年2月1日現在 )」による、児童自立支援施設に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

○→× 1.全国に58か所設置され、全国で1,600名を超える児童が入所している。 →30年版は60か所1,500名

○ 2.入所児童の入所時の平均年齢は約13歳である。

○ 3.在所期間は平均約1.0年で8割以上が2年未満の利用である。

× 4.入所児童で「障害等あり」のうち、広汎性発達障害のある児童が4割以上を占めている。

  • 入所児童で「障害等あり」のうち、広汎性発達障害のある児童の割合は14.7%となっています。→平成30年は3割

○ 5.入所児童のうち、被虐待経験のある児童が半数以上を占めている。

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 児童家庭福祉 問58

次の文は、「児童養護施設入所児童等調査結果( 平成2530年2月1日現在 )」による、児童自立支援施設に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

→× 1. 全国に58か所設置され、全国で1,600名を超える児童が入所している。

  • かつては1600名は超えていましたが、今は減って約1500名です。

○ 2. 入所児童の入所時の平均年齢は約13歳である。

○ 3. 在所期間は平均約1.0年で8割以上が2年未満の利用である。

× 4. 入所児童で「障害等あり」のうち、広汎性発達障害のある児童が4割以上を占めている。

  • 入所児童で「障害等あり」のうち、広汎性発達障害のある児童の割合は14.724.7%となっています。

○ 5. 入所児童のうち、被虐待経験のある児童が半数以上を占めている。

保育士試験 平成29年(2017年)前期 社会的養護 問37

次のうち、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成2530年2月1日現在)」(厚生労働省)の各施設における児童の現在の年齢の平均年齢として正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A  乳児院―約3歳

乳児院における児童の平均年齢は1.21歳となっています。「約3歳」は誤りです。

× B  ファミリーホーム―約5歳

ファミリーホームに委託されている児童の平均年齢は11.212歳となっています。「約5歳」は誤りです。

○ C  児童養護施設―約1112

× D  自立援助ホーム―約22歳

  • 自立援助ホームに入居している児童の平均年齢は17.518歳となっています。「約22歳」は誤りです。

4. ( A )× ( B )× ( C )○ ( D )×

保育士試験 平成29年(2017年)前期 社会的養護 問38

次の文は、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成2530年2月1日現在)」(厚生労働省)に基づく、ある施設の児童の状況である。この内容に該当する施設種別として正しいものを一つ選びなさい。

·「入所時の年齢」で最も多いのは「0歳」である。
·「心身の状況」で「障害あり」が約1854%である。
·「児童の就学状況」は、「就学前」が約4448%である。
·「被虐待経験あり」のうち、「心理的虐待」が約80%である。
·「在所期間」は、「5年未満」が約8587%である。

× 1. 乳児院
× 2. 情緒障害児短期治療施設
× 3. ファミリーホーム
○ 4. 母子生活支援施設
× 5. 児童自立支援施設

保育士試験 平成29年(2017年)前期 児童家庭福祉 問55

次の文は、児童自立支援施設に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。 

× 2. 「児童養護施設入所児童等調査結果(平成2530年2月1日現在)」(厚生労働省)によると、児童自立支援施設入所児の被虐待経験の有無について、「虐待経験あり」の割合は約3割である。

  • 「児童養護施設入所児童等調査結果(平成25年2月1日現在)」によると、児童自立支援施設に入所している児童の約6割が何らかの理由で虐待を受けた経験があるという結果になっています。

○ 3. 児童自立支援施設は平成26年10月1日現在、全国に約60か所設置されており、在所率は約4割である。

× 5. 「児童養護施設入所児童等調査結果(平成2530年2月1日現在)」(厚生労働省)によると、児童自立支援施設の平均在所期間は約4年である。

  • 5.「児童養護施設入所児童等調査結果(平成2530年2月1日現在)」(厚生労働省)によると、児童自立支援施設の平均在所期間は約1年になっていますのでこの記述は誤りです。

保育士試験 平成28年(2016年)後期 社会的養護 問18

次のうち、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成2530年2月1日現在)」(厚生労働省)の各施設(里親)における児童の入所(委託)時の年齢の構成割合が最も高いものとして適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ B  児童自立支援施設 ―― 約13歳

× D  児童養護施設 ―― 約6歳

  • 2歳が最も多いです。一般的に満2歳になると、乳児院から児童養護施設に措置変更されるためです。次いで多いのは3歳ですが、2歳の約半分です。

○ C  里親 ―― 約2歳

保育士試験 平成28年(2016年)後期 社会的養護 問38

次のうち、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成2530年2月1日現在)」(厚生労働省)の各施設(里親)における児童の入所(委託)時の年齢の構成割合が最も高いものとして適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  母子生活支援施設 ―― 10
○ B  児童自立支援施設 ―― 約13歳
○ C  里親 ―― 約2歳
× D  児童養護施設 ―― 約6歳

  • 2歳が最も多いです。一般的に満2歳になると、乳児院から児童養護施設に措置変更されるためです。次いで多いのは3歳ですが、2歳の約半分です。

4. ( A )× ( B )○ ( C )○ ( D )×

保育士試験 平成28年(2016年)後期 児童家庭福祉 問47

次の【I群】の施設種別と【II群】の施設数(平成26年10月現在)を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【I群】
A  児童自立支援施設    58
B  乳児院 140
C  母子生活支援施設 227
D  情緒障害児短期治療施設 46
E  児童養護施設 605

【II群】
3846
133 140
602 605
エ  58
243 227

○ 4. (A)エ(B)イ(C)オ(D)ア(E)ウ

施設数が多いのは、順に、
・児童養護施設
・母子生活支援施設
・乳児院
・児童自立支援施設
・情緒障害児短期治療施設

数がとびでて多いのが児童養護施設です。
比べてかなり少ないのが児童自立支援施設・情緒障害児短期治療施設です。

保育士試験 平成28年(2016年)後期 社会的養護 問39

次の文は、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成2530年2月1日現在)」(厚生労働省)に基づく、ある施設種別の状況である。この内容に該当する施設種別として正しいものを一つ選びなさい。

・「就学状況」は、「中学校」が約80%である。
・「心身の状況」の「障害等あり」のうち、「ADHD」が約15%である。
・「学業の状況」で「遅れがある」が約60%である。
・「養護問題発生理由」で一般的に「虐待」とされるものが約40%である。
・「児童の今後の見通し」では「保護者のもとへ復帰」が約60%である。 

× 1. 情緒障害児短期治療施設
× 2. 児童発達支援センター
× 3. 児童養護施設
× 4. 児童厚生施設

○ 5. 児童自立支援施設

回答のポイントは、
・「就学状況」は、「中学校」が約80%である。
という記述です。
年齢層が高めなことが1番分かりやすいです。
・「学業の状況」で「遅れがある」が約60%である。
という記述で、遅れの割合が全児童福祉施設の中で1番高いのも児童自立支援施設にかかる児童の特徴です。

保育士試験 平成28年(2016年)前期 社会的養護 問36

次の文は、施設の小規模化と家庭養護の実態に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A 児童養護施設の小舎形態は、平成20年3月時点で約2割であったが、平成2430年3月現在では約4 6割となっている。

○ B 平成2430年3月現在、児童養護施設の半数以上が小規模グループケアを導入している。

× C 平成24年3月現在、地域小規模児童養護施設(グループホーム)を有する児童養護施設数は、平成20年3月時点に比べて約2倍に増加している。

  • 平成20年3月から2430年3月の地域小規模児童養護施設の数は、111(22.7%)から13624.6%) 400となっています。

× D 里親と小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)への平成2430年3月現在の委託児童数は、平成22年3月時点に比べて約5倍に増加している。

(D) 里親と小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)への委託児童数は、平成22年度末から25年度末では、4,313人(12.0%)から5407人(14.8%)となっています。
そのため、設問の記述にある5倍に増加したという点が誤りです。よって【×】。

3. (A)○ (B)○ (C)× (D)×

保育士試験 平成28年(2016年)前期 社会的養護 問37

次の文は、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成25年2月1日現在)」(厚生労働省)の児童の心身の状況に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

○ A 里親委託、児童養護施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設において「障害等あり」の割合は、いずれも前回調査(平成2025年)よりも増えている。

○ B 児童自立支援施設に入所している児童のうち、障害等がある児童の割合は4割を超えている。

× C 里親に委託されている児童のうち、障害等がある児童の割合は4割を超えている。

×→○ D 母子生活支援施設に入所している児童のうち、障害等がある児童の割合は4割を超えている。

1. (A)○ (B)○ (C)× (D)×

保育士試験 平成28年(2016年)前期 社会的養護 問39

次の文は、情緒障害児短期治療施設に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 心理的困難や苦しみを抱え日常生活の多岐にわたり生きづらさを感じて、心理治療を必要とする子どもたちを入所又は通所させて治療を行う施設である。

→× B 「児童養護施設入所児童等調査結果(平成2530年2月1日現在)」(厚生労働省)によると、入所している児童の約7割が虐待経験を有していた。

  • 「虐待経験あり」の割合をみると、情緒障害児で71.2%とあります。すなわち、約割なので【○】

× C 「児童養護施設入所児童等調査結果(平成2530年2月1日現在)」(厚生労働省)によると、児童の平均在所期間は、約6か月であった。

  • 平均在所期間は、情緒障害児 2.1 とあります。よって、【×】約2年

× D 「児童養護施設入所児童等調査結果(平成2530年2月1日現在)」(厚生労働省)によると、入所している児童のうち、小学生が約8割、中学生が約1割、その他が約1割であった。

  • 12 歳以上で入所した児童は、情緒障害児で 39.6%とあります。約5割

2. (A)○ (B)○ (C)× (D)×

保育士試験 平成27年(2015年) 児童家庭福祉 問42

次の文は、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成2530 年2月1日現在)」(厚生労働省)についての記述である。誤ったものを一つ選びなさい。

○ 1. 里親、ファミリーホーム委託児童及び乳児院、児童養護施設入所児童の総数は、約40,000 45,000人であった。

○ 2. 児童養護施設入所児童のうち、約3 4割が「障害等あり」であった。

○ 3. 被虐待経験の有無について「虐待経験あり」は、里親委託児で約3 4割、児童養護施設児で約6 5割であった。

○ 4. 委託(入所)経路としては、里親、児童養護施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、乳児院、ファミリーホーム、自立援助ホームのすべてにおいて「家庭から」の割合が最も多い。

× 5. 里親の年齢は、里父、里母共に50 歳未満が半数以上を占める。

  • 里親制度の現状として、若い子育て世代の受け入れに比べ、50歳以上が多くなっています。

保育士試験 平成27年(2015年) 社会的養護 問38

次の文は、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成2530年2月1日現在)」(厚生労働省)の児童の状況に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A 児童養護施設入所児の平均年齢は、児童自立支援施設入所児の平均年齢よりも高い。

  • 児童養護施設の入所目的は、虐待されている児童、又は環境上擁護を必要とする児童です。被虐待児の年齢別割合の約5割は、3歳から小学生(2014(平成26年) 児童相談所より)となっており、この数字からも、施設の特徴としてこの時期に入所する最も多い年齢を推測出来ます。次に、児童自立支援施設です。入所目的は、不良行為をなす、またはそのおそれのある児童などです。最も多いのは中学生で、家庭からの入所は6割、家庭裁判所を経て入所する児童は約2割います。このことから、児童自立支援施設入所時の平均年齢は、児童養護施設より高いと推測出来ます。

○ B 里親委託児の委託時の平均年齢は、乳児院入所児の入所時の平均年齢よりも高い。

○ C 児童養護施設入所児の平均在所期間は、児童自立支援施設入所児の平均在所期間よりも長い。

× D 里親委託児の委託経路で「家庭から」の割合は、児童養護施設入所児の入所経路の「家庭から」よりも高い。

  • 里親委託の特徴は、家庭的な雰囲気のもとで養育される事です。里親委託児の保護者の状況は、「両親又は一人親有り」約5割、「両親ともいない」約4割となっています。委託経路は、「家庭から」約5割、「乳児院」約3割、「児童養護施設」約2割です。

○ E 児童自立支援施設入所児の就学状況別の「中学校」の割合は、情緒障害児短期治療施設入所児の就学状況別の「中学校」よりも高い。

4. (A)× (B)○ (C)○ (D)× (E)○

保育士試験 平成23年(2011年) 養護原理 問131

次の文は「児童養護施設入所児童等調査結果の概要(平成20 30年2月1日現在)」(厚生労働省)における児童の委託(入所)経路に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

× A 児童自立支援施設に在籍している児童の「入所経路」では、「家庭裁判所から」の割合が最も高い。
× B 情緒障害児短期治療施設に在籍している児童の「入所経路」では、「知的障害児施設から」の割合が最も高い。
× C 里親委託児の「委託経路」では、「児童養護施設から」の割合が最も高い。
× D 乳児院に在籍している児童の「入所経路」では、「里親家庭から」の割合が最も高い。

5. A×  B×  C×  D×

すべての施設で「家庭から」が最も多いです

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